dsquery コマンドのオプションについて (part 8)

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Active Directory に含まれる特定の種類のオブジェクトを検索するためのコマンドとして「dsquery」がありますが、ここでは「server オプション」について纏めてみることにします。(Windows Server 2008 R2 上で確認。それ以外のオプションについては、「dsquery コマンドのオプションについて (part 1)」を参照。)

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dsquery server

構文

dsquery server
  [-o {dn | rdn}]
  [-forest]
  [-domain <ドメイン名>]
  [-site <サイト名>]
  [-name <名前>]
  [-desc <説明>]
  [-hasfsmo {schema | name | infr | pdc | rid}]
  [-isgc]
  [-isreadonly] [{-s <サーバー> | -d <ドメイン>}]
  [-u <ユーザー名>]
  [-p {<パスワード> | *}]
  [-q]
  [-gc]
  [-limit <オブジェクト数>]
  [{-uc | -uco | -uci}]

パラメーター

説明
-o {dn | rdn} 出力形式を指定します。
既定値: 識別名 (DN)
-forest 現在のフォレストの中の Active Directory ドメイン コントローラー (DC) をすべて検索します。
-domain <ドメイン名> ドメインの中の <ドメイン名> に一致する DNS 名の AD DC をすべて検索します。
-site <サイト名> サイト <サイト名> の一部である AD DC をすべて検索します。
-name <名前> 名前が <名前> で指定された値(“NA*”、”Europe*”、”j*th” など)に一致する AD DC を検索します。
-desc <説明> 説明が <説明> で指定された値(“corp*”や”j*th” など)に一致する AD DC を検索します。
-hasfsmo {schema | name | infr | pdc | rid} 指定された FSMO (Flexible Single-master Operation) の役割を保持する AD DC/LDS インスタンスを検索します。
(FSMO の “infr,”、”pdc” および “rid” の役割では、-domain パラメーターでドメインが指定されていない場合、現在のドメインが使用されます。)
AD LDS インスタンスは、スキーマと名前 FSMO の役割を持つことができます。
-isgc 指定されたスコープ内でグローバル カタログ サーバー (GC) でもある  AD DC をすべて検索します。
(-forest、-domain または -site パラメーターが指定されていない場合、現在使用されているドメイン内の GC をすべて検索します)。
-isreadonly 指定されたスコープ内で AD 読み取り専用 DC をすべて検索します。
(-forest、-domain または -site パラメーターが指定されていない場合、現在使用されているドメイン内の RODC をすべて検索します)。
{-s <サーバー> | -d <ドメイン>} -s <サーバー> は名前 <サーバー> で AD DC/LDS インスタンスに接続します。
-d <ドメイン> はドメイン <ドメイン> の AD DC に接続します。
既定値: ログオン ドメインの AD DC
-u <ユーザー名> <ユーザー名> として接続します。
既定値: ログインしているユーザー
ユーザー名は “ユーザー名”、”ドメインユーザー名” またはユーザー プリンシパル名 (UPN) で指定します。
-p <パスワード> ユーザー <ユーザー名> のパスワードです。
* である場合は、パスワードの入力が求められます。
-q Quiet モード: 標準出力への出力をすべて抑制します。
-gc Active Directory ドメイン サービス ローバル カタログの中を検索します。
-limit <オブジェクト数> 指定された基準に一致する返されるオブジェクトの数を指定します。このとき、<オブジェクト数> は返されるオブジェクトの数です。<オブジェクト数> の値が 0 である場合は、一致するオブジェクトはすべて返されます。
このパラメーターが指定されていない場合、最初の 100 件の結果が表示されます。
{-uc | -uco | -uci} -uc パイプからの入力またはパイプへの出力が Unicode 形式であることを指定します。
-uco パイプまたはファイルへの出力が Unicode 形式であることを指定します。
-uci パイプまたはファイルからの入力が Unicode 形式であることを指定します。
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参考

コメント

  1. […] dsqueryコマンドのオプションについて その8 […]

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