dsadd コマンドのオプションについて (part 7)

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Active Directory に含まれる特定の種類のオブジェクトを追加するためのコマンドとして「dsadd」がありますが、ここでは「quota オプション」について纏めてみることにします。(Windows Server 2008 R2 SP1 上で確認。それ以外のオプションについては、「dsadd コマンドのオプションについて (part 1)」を参照。)

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dsadd quota

構文

dsadd quota -part <パーティション DN> 
  [-rdn <RDN>] 
  -acct <Name>
  -qlimit <値> | -1 
  [-desc <説明>]
  [{-s <サーバー> | -d <ドメイン>}] 
  [-u <ユーザー名>]
  [-p {<パスワード> | *}] 
  [-q] 
  [{-uc | -uco | -uci}]

パラメーター

説明
-part <パーティション DN> 必要な値です。
クォータを作成するディレクトリ パーティションの識別名を指定します。識別名が省略されている場合、標準入力 (stdin) から識別名を得ます。
-rdn <RDN> 作成するクォータの設定の RDN (相対識別名) を指定します。-rdn オプションが省略されている場合は、-acct パラメーターで指定されているセキュリティ プリンシパルのドメインとアカウント名を使って、<ドメイン>_<アカウント名> に設定されます。
-acct <セキュリティ プリンシパル名> 必要な値です。
クォータの設定を指定するセキュリティ プリンシパル (ユーザー、グループ、コンピューター、InetOrgPerson) を指定します。
-acct オプションは次のいずれかの形式で提供できます:
セキュリティ プリンシパルの DN
セキュリティ プリンシパルの domainSAM アカウント名
-qlimit {<値> | –1} 必要な値です。
ディレクトリ パーティション内でセキュリティ プリンシパルが所有できるオブジェクトの数を指定します。無制限のクォータを指定するには -1 の値を指定してください。
-desc <説明> 追加するクォータ設定の説明を<説明> に設定します。
{-s <サーバー> | -d <ドメイン>} -s <サーバー> は名前 <サーバー> で AD DC/LDS インスタンスに接続します。
-d <ドメイン> はドメイン <ドメイン> の AD DC に接続します。
既定値: ログオン ドメインの AD DC
-u <ユーザー名> <ユーザー名> として接続します。
既定値: ログオンしているユーザー
ユーザー名は “ユーザー名”、”ドメインユーザー名”、またはユーザー プリンシパル名 (UPN) で指定します。
-p {<パスワード> | *} ユーザー<ユーザー名> のパスワードです。
* を指定した場合は、パスワードの入力が求められます。
-q Quiet モード: 標準出力への出力をすべて抑制します。
{-uc | -uco | -uci} -uc パイプからの入力またはパイプへの出力が Unicode 形式であることを指定します。
-uco パイプまたはファイルへの出力が Unicode 形式であることを指定します。
-uci パイプまたはファイルからの入力が Unicode 形式であることを指定します。
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参考

コメント

  1. […] Active Directoryに含まれるパーティションにクォータの設定を追加します。(「dsaddコマンドのオプションについて その7」で記載。) […]

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