ファイル サーバー リソース マネージャーで使用できるコマンドおよびそのオプションについて その7

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ファイル サーバー リソース マネージャー (FSRM) は、Windows Server 2003 R2から標準搭載された機能です。

FSRMを使用することで、ディスク ボリュームやフォルダに対して、クォータの設定を実施したり、特定種類のファイルの保存を禁止 (ファイル スクリーン) 、加えて、ディスク ボリュームやフォルダの使用状況といった記憶域に関するレポートの生成が可能となります。

これらの機能は、GUI上から設定することが可能ですが、コマンド ラインから実行することも可能です。

ここでは、Dirquota Quota Scanについて纏めました (Windows Server 2008 R2 SP1上で確認、本記事以外のコマンドおよびサブコマンドについては、「ファイル サーバー リソース マネージャーで使用できるコマンドおよびそのオプションについて その1」、Dirquota Quotaコマンドにおける他のパラメーターについては、「ファイル サーバー リソース マネージャーで使用できるコマンドおよびそのオプションについて その2」を参照)。

■説明

クォータ使用率を更新するためスキャンを開始します。

■構文

Dirquota Quota Scan /Path:パス [/Remote:コンピューター]

■パラメーター

パラメーター 説明
/Path:パス 指定したパスに構成されたクォータをスキャンします。
次のワイルドカードがサポートされます:
     .   – パスで指定されたフォルダー
     *   – パスの直下のすべてのサブフォルダー
     … – パス配下のすべての再帰サブフォルダー
/Remote:コンピューター 指定されたコンピューターで操作を実行します。

構成ファイルの構文を表示するには「Dirquota Notification /?」と入力してください。

■例

特定のユーザー フォルダー (D:usersbob) のクォータ利用率をスキャンします。

Dirquota Quota Scan /Path:D:usersbob

リモート コンピューター FILESERVER1のDドライブは以下のすべてのフォルダーに対してスキャンします。

Dirquota Quota Scan /Path:D:... /Remote:FILESERVER1

[参考]

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