ファイル サーバー リソース マネージャーで使用できるコマンドおよびそのオプションについて その12

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ファイル サーバー リソース マネージャー (FSRM) は、Windows Server 2003 R2から標準搭載された機能です。

FSRMを使用することで、ディスク ボリュームやフォルダに対して、クォータの設定を実施したり、特定種類のファイルの保存を禁止 (ファイル スクリーン) 、加えて、ディスク ボリュームやフォルダの使用状況といった記憶域に関するレポートの生成が可能となります。

これらの機能は、GUI上から設定することが可能ですが、コマンド ラインから実行することも可能です。

ここでは、Dirquota Autoquota Modifyについて纏めました (Windows Server 2008 R2 SP1上で確認、本記事以外のコマンドおよびサブコマンドについては、「ファイル サーバー リソース マネージャーで使用できるコマンドおよびそのオプションについて その1」、Dirquota Autoquotaコマンドにおける他のパラメーターについては、「ファイル サーバー リソース マネージャーで使用できるコマンドおよびそのオプションについて その9」を参照)。

■説明

自動適用クォータを変更します。

■構文

Dirquota Autoquota Modify /Path:パス /SourceTemplate:テンプレート
     [/Apply:{None|All|Matching}] [/Remote:コンピューター]

■パラメーター

パラメーター 説明
/Path:パス 指定されたパスの自動適用クォータを変更します。
次のワイルドカードがサポートされます:
     . – パスで指定されたフォルダー
     * – パスの直下のすべてのサブフォルダー
/SourceTemplate:テンプレート テンプレートから自動適用クォータを構成します。
/Apply:{None|All|Matching} 自動適用クォータのテンプレートをサブフォルダーに適用する方法を定義します。
     None     – サブフォルダーに適用しない (既定)
     All      – すべてのサブフォルダーに適用する
     Matching – 元のテンプレートに一致するクォータのあるサブフォルダーに適用する
/Remote:コンピューター 指定されたコンピューターで操作を実行します。

■例

D:usersフォルダーに対して、「User Quota Template 2」テンプレートからすべてのサブフォルダーに自動適用クォータを構成するよう変更します。

Dirquota Autoquota Modify /Path:D:users /SourceTemplate:"User Quota Template 2" /Apply:All

[参考]

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