ファイル サーバー リソース マネージャーで使用できるコマンドおよびそのオプションについて その35

ブログ エントリ内にアフィリエイト広告が含まれています
スポンサーリンク

ファイル サーバー リソース マネージャー (FSRM) は、Windows Server 2003 R2から標準搭載された機能です。

FSRMを使用することで、ディスク ボリュームやフォルダに対して、クォータの設定を実施したり、特定種類のファイルの保存を禁止 (ファイル スクリーン) 、加えて、ディスク ボリュームやフォルダの使用状況といった記憶域に関するレポートの生成が可能となります。

これらの機能は、GUI上から設定することが可能ですが、コマンド ラインから実行することも可能です。

ここでは、Filescrn Screen Modifyについて纏めました (Windows Server 2008 R2 SP1上で確認、本記事以外のコマンドおよびサブコマンドについては、「ファイル サーバー リソース マネージャーで使用できるコマンドおよびそのオプションについて その1」、Filescrn Screenコマンドにおける他のパラメーターについては、「ファイル サーバー リソース マネージャーで使用できるコマンドおよびそのオプションについて その32」を参照)。

■説明

既存のファイル スクリーンを変更します。

■構文

Filescrn Screen Modify /Path:パス [/SourceTemplate:テンプレート]
     [/Type:{Active|Passive}]
     [/Add-Filegroup:追加ファイル グループ]
     [/Delete-Filegroup:削除ファイル グループ]
     [/Add-Notification:通知の種類,構成ファイル]
     [/Delete-Notification:通知の種類]
     [/Modify-Notification:通知の種類,構成ファイル]
     [/Remote:コンピューター]

■パラメーター

パラメーター 説明
/Path:パス 指定されたパス上のファイル スクリーンを変更します。
次のワイルドカードがサポートされます:
     .   – パスで指定されたフォルダー
     *   – パスの直下のすべてのサブフォルダー
     … – パス配下のすべての再帰サブフォルダー
/SourceTemplate:テンプレート テンプレートからファイル スクリーンを構成します。
/Type:{Active|Passive} ファイル スクリーンにアクティブまたはパッシブを指定します。
     Active  – ユーザーは承認されていないファイルを保存できない (既定)
     Passive – ユーザーは承認されていないファイルを保存できるが、通知が発信される
/Add-Filegroup:追加ファイル グループ ファイル スクリーンのブロックされたファイルグループの一覧に、指定した追加ファイル グループを追加します。
このスイッチは複数回指定できます。
/Delete-Filegroup:削除ファイル グループ ファイル スクリーンのブロックされたファイルグループの一覧から、指定した削除ファイル グループを削除します。
このスイッチは複数回指定できます。
/Add-Notification:通知の種類,構成ファイル
/Delete-Notification:通知の種類
/Modify-Notification:通知の種類,構成ファイル
通知を追加、変更、または削除します。
このスイッチは複数回指定できます。
使用するパラメーターは次のとおりです:
     通知の種類 – 次のうちの1つです:
          M – 電子メールの通知
          E – イベント ログの通知
          C – コマンド ラインの通知
          R – レポートの通知
     構成ファイル – 構成ファイルへのパス
/Remote:MACHINE 指定されたコンピューターで操作を実行します。

構成ファイル構文を表示するには「Filescrn Notification /?」と入力してください。

■例

リモート コンピューターFILESERVER1のD:scratchフォルダーに設定されているファイル スクリーンを、「Forbidden Files Template」テンプレートから構成します。

Filescrn Screen Modify /Path:D:scratch /SourceTemplate:"Forbidden Files Template" /Remote:FILESERVER1

D:users直下のすべてのサブフォルダーに対して、「Executable Files」ファイル グループをファイル スクリーンを追加します。

Filescrn Screen Modify /Path:D:users* /Add-Filegroup:"Executable Files"

[参考]

タイトルとURLをコピーしました