Azure IaaS 上に作成した Windows Server 2016 TP4 仮想マシンの UI を日本語化する

ブログ エントリ内にアフィリエイト広告が含まれています
スポンサーリンク

2015/11/19 (現地時間) に Windows Server 2016 Technical Preview 4 (TP4) が公開され、同時期に Microsoft Azure IaaS 上に「Windows Server 2016 Technical Preview 4」仮想マシンをデプロイすることが可能となっています。

提供されるイメージは他のイメージと同様、英語版のためスタート メニューなど UI について既定では日本語表記では表示されません。

日本語化するおよび方法については、「Azure IaaS 上に作成した Windows 10 Enterprise (x64) 仮想マシンの UI を日本語化する」と同様の流れになっています。

  1. 言語 (日本語) の追加、優先順位を最上位に設定
  2. 言語パックの入手、インストール
  3. Windows の表示言語の上書き設定
    (必要に応じて、入力方式の切り替え設定)
  4. システムのサインアウト (システムの再起動)
  5. 日付、時刻、および数値の形式を表示言語と一致
  6. 主な使用場所の設定
  7. Unicode ではないプログラムの言語の設定
  8. システムの再起動
  9. タイムゾーンの設定
  10. 設定のコピー
  11. システムの再起動

GUI を使った日本語化

  1. 言語 (日本語) の追加、優先順位を最上位に設定
    1. 管理者権限を持ったユーザーでサインイン、[Control Panel] – [Clock, Language, and Region] – [Language] を起動し、「Add a language」をクリックします。
    2. 「日本語」を選択、[Add] ボタンをクリックします。
    3. 「日本語」を選択、[Move up] をクリックします。
  2. 言語パックの入手、インストール
    1. 「日本語」を選択、[Options] をクリックします。
    2. [Download and install language pack] をクリックします。
    3. [yes] ボタンをクリックし、インストールが開始します。
    4. [Close] ボタンをクリックします。
  3. Windows の表示言語の上書き設定
    1. [Advanced settins] をクリックします。
    2. [Override for Windows display language] 欄で「日本語 (日本)」を設定、必要に応じて、[Switching input methods] の項目のチェックボックスをオンにし、[Save] ボタンをクリックします。
      • Let me set a different input method for each app window
        (アプリ ウィンドウごとに異なる入力方式を設定する)
      • Use the desktop language bar when it’s available
        (使用可能な場合にデスクトップ言語バーを使用する)
  4. システムのサインアウト
    1. [Log off now] ボタンをクリックして、システムからサインアウトします。
  5. 日付、時刻、および数値の形式を表示言語と一致
    1. 管理者権限を持ったユーザーでサインイン、[コントロール パネル] – [時計、言語、および地域] を起動し、「地域」をクリックします。
    2. [形式] タブを選択、[形式] に 「Windows 表示言語と一致させます (推奨)」を選択します。
  6. 主な使用場所の設定
    1. [場所] タブを選択、[主な使用場所] に 「日本」を選択、[適用] ボタンをクリックします。
  7. Unicode ではないプログラムの言語の設定
    1. [管理] タブを選択、[Unicode ではないプログラムの言語] 内の [システム ロケールの変更] ボタンをクリックします。
    2. [現在のシステム ロケール] を「日本語 (日本)」に選択、[OK] ボタンをクリックします。
  8. システムの再起動
    1. [今すぐ再起動] ボタンをクリックし、システムを再起動します。
  9. タイムゾーンの設定
    1. 管理者権限を持ったユーザーでサインイン、[コントロール パネル] – [時計、言語、および地域] を起動し、「タイムゾーンの変更」をクリックします。
    2. [タイム ゾーンの変更] ボタンをクリックします。
    3. [タイム ゾーン] に「(UTC09:00) 大阪、札幌、東京」を選択、[OK] ボタンをクリックします。
       
    4. [OK] ボタンをクリックします。
  10. 設定のコピー
    1. [コントロール パネル] – [時計、言語、および地域] を起動し、「地域」をクリックします。
    2. [管理] タブを選択、[ようこそ画面と新しいユーザー アカウント] 内の [設定のコピー] ボタンをクリックします。
    3. 「ようこそ画面とシステム アカウント」のチェックボックスをオンにし、[OK] ボタンをクリックします。
  11. システムの再起動
    1. [今すぐ再起動] ボタンをクリックし、システムを再起動します。
    2. システム再起動後、サインインして日本語化されていることを確認します。

PowerShell およびコマンドレットを用いた日本語化

PowerShell およびコマンドレットを用いる場合は、以下の手順で実施できました。手順 4. については、PowerShell およびコマンドレットを用いての設定ができないので、ここだけ GUI での操作となります。

なお、Set-WinUILanguageOverride コマンドレットについては、1 回目の再起動前に実行しても日本語表示とならなかったため、2 回目の再起動前に移動しています (それでもうまくいかない場合は、再度 Set-WinUILanguageOverride コマンドレット を実行、再起動してみてください)。

  1. 管理者権限で Windows PowerShell を起動し、以下のコマンドを実行、システムを再起動します。
    $LpUrl = "http://fg.v4.download.windowsupdate.com/d/msdownload/update/software/updt/2015/11/"
    $LpFile = "lp_020185d667a0a62f3a566ee68e712071e0e74b85.cab"
    $LpTemp = "C:\LpTemp.cab"
    Set-WinUserLanguageList ja-JP,en-US -Force
    Start-BitsTransfer -Source $LpUrl$LpFile -Destination $LpTemp -Priority High
    Add-WindowsPackage -PackagePath $LpTemp -Online
    Set-WinLanguageBarOption -UseLegacySwitchMode -UseLegacyLanguageBar
    Set-WinDefaultInputMethodOverride
    Remove-Item $LpTemp -Force
    Restart-Computer
    

    ※Set-WinLanguageBarOption コマンドレットに関しては、必要な場合に設定します。

  2. 管理者権限で Windows PowerShell を起動し、以下のコマンドを実行、システムを再起動します。
    Set-WinUILanguageOverride -Language ja-JP
    Set-WinCultureFromLanguageListOptOut -OptOut $False
    Set-WinHomeLocation -GeoId 0x7A
    Set-WinSystemLocale -SystemLocale ja-JP
    Restart-Computer
    
  3. 管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。
    tzutil.exe /s "Tokyo Standard Time"
    
  4. 「GUI を使った日本語化 手順 10.」の設定のコピーを実施、システムを再起動します。

参考

タイトルとURLをコピーしました