6/6に開催されたTech Fieldersセミナー「System Center 2012 Operations Manager によるインフラと業務アプリケーションの統合監視」に参加してきました。
セミナーで使用されたスライド資料について、6/8の大阪開催もあるのでTech Filedersサイト内(Tech Fielders セミナー 開催済みのセミナー)に後日公開されると思いますが、気になった点について纏まりがありませんが、箇条書きで記載してみました。
- 対象が変わろうが、運用はこれまでと変わらない。
- OSやデバイス、ソフトウェアや機能ごとに運用・監視ツールが異なるのは確かに困りもの。
- だったらSCOM (OpsMgr) で包括的に管理しましょう。
- SCOM 2012の画面や提供される情報は現状英語。日本語へのローカライズについてはまだだけど、そのうち提供されるはず。
- 分散アプリケーションデザイナー (DAD) は業務アプリケーションの監視に必要なモニタとルールの作成が可能。
- 製品開発元から提供される管理パックは監視対象の製品およびサービスに最適化されているので便利。
- すべてのSCOMサーバーを仮想化することが可能。
- 1台構成はコケると監視できなくなるのでNG。
- サイトをまたがる場合やWAN経由で監視するような環境ではGateway Serverを使用した方がよい。
- SCOM 2012は、2007よりもサーバー自体の管理・展開がしやすくなった。
- ネットワークデバイスの監視対象は80以上のベンダー (特にCisco) をサポート。
- ネットワークデバイスの検出もポート単位での検出が可能のため、接続が分かるようなトポロジ構成の可視化ができるようになっている。
- UNIX/Linuxの監視も強化され、サポートするOSについて新しいバージョンがリリースされたら180日以内にサポートするという太っ腹ぶり。
- sudo elevation、sshキー認証が可能になった。
- アプリケーションの監視は、現時点では「.NET Webアプリケーション/サービス」と「Java EEアプリケーション」。
- 集めるのは「ルール」、見るのは「モニタ」。
- WMIイベントは設定するのは難しいけど、何でもできてしまうので最後の手段として使うようにする。
- エラー時の検知をイベントログなどから設定ができるのはもちろん、正常復旧時の検知の設定も可能。
- 監視のデモは検知されるまでが大変。
- Windows Azure上で作成したアプリケーションを監視するには、展開前にRoleにたいして設定 (「Diagnostics」を「Enable」) にしておく必要がある。
- イベントログで監視する際、SCOM上で検出されないと追加できないので注意。
[参考]
- Tech Fielders セミナー | マイクロソフト
http://www.microsoft.com/ja-jp/techfielders/seminar.aspx - フィールドSEあがりの安納です – Site Home – TechNet Blogs
http://blogs.technet.com/b/junichia/