System Center 2012 R2 – Service Manager リリース ノートについて

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[ここで記載している内容は Preview 版の内容となります。マイクロソフト社から提供されるRTM版の仕様および機能について異なる場合があります。あらかじめご容赦願います。]

2013/06/25 にWindows Server 2012 R2 Preview、および System Center 2012 R2 Preview が公開されました。

System Center 2012 R2 Preview には、IT サービス管理ツールである Service Manager も含まれています。

System Center 2012 R2 – Service Manager のリリース ノートについて、情報はありましたが現時点では英語のみでの公開であったため、日本語で翻訳して内容を纏めてみました。
Release Notes for Service Manager in System Center 2012 R2 の内容を意訳したものとなります。

このリリース ノートは、System Center 2012 R2 – Service Manager が正常にインストールされることを要求する情報が含まれています。また、製品ドキュメントで利用できない情報も含まれています。Service Manager をインストールまたは使用する前に、Service Manager に関するこのリリース ノートの内容を確認してください。

注:
System Center 2012 R2 に対して発表されるこのコンテンツは、このリリースに含まれるすべての変更は反映するための完全なアップデートではありません。その結果、System Center Service Pack 1 (SP1) に特化した点で注意される機能に確認されるかもしれません。しかしながら、そのような機能について、System Center 2012 R2 でも同様となりそうです。

既知の問題

Service Manager で要求される Hotfix について

概要: Microsoft Support から利用可能な Hotfix 2600907 を適用しない限り、Serice Manager は予期せず停止するかもしれません。

回避策: なし。

Service Manager コンソールは、64 ビットサーバーを要求します

概要: System Center 2012 R2 – Service Manager に対し、Service Manager 役割をホストしていないサーバー上にセルフサービスをインストールする必要があります。

回避策: なし。

セルフ サービス ポータルのインストールについて

概要: System Center 2012 R2 – Service Manager に対し、Service Manager役割をホストしていないサーバー上にセルフ サービス ポータル をインストールする必要があります。

回避策: なし。

Service Manager は、SQL Server 2008 R2  SP1 もしくはそれ以降のバージョンを要求します

概要: どんなに必要であっても、セットアップに含まれる Service Manager の前提条件チェッカーは、SQL Server 2008 R2 SP1 に対してチェックしません。SQL Server 2008 R2 の RTM バージョンを実行する場合、System Center 2012 R2 をインストールする前に、SQL Server 2008 R2 SP1 もしくはそれ以降のバージョンにアップグレードしてください。

回避策: なし。

データーベースもしくはログパスに一重の引用符文字が含まれている場合、データウェアハウス セットアップは失敗します

概要: セットアップ中に、データベースもしくはログ パスに一重の引用符文字 (‘) が含まれていると、セットアップが失敗するかもしれません。

回避策: なし、指定するパスには、一重の引用符文字を含めることはできません。

Service Manager 2010  Authoring Tool がインストールされている場合、セットアップが終了するかもしれません

概要: 以前に Service Manager 2010 Authoring Tool のバージョンをインストールしていた場合、セットアップは失敗するかもしれません。

回避策: Service Manager 2010 Authoring Tool を削除後、再度セットアップを実施します。

セットアップは、Report Viewer 言語パックをインストールしません

概要: セットアップには、Micro れぽrtViewer の前提条件チェッカーが含まれており、必要な場合には、Microsoft Report Viwer がインストールされます。 しかしながら、英語以外で使用する構成されている Windows オペレーティング システムと互換性のある Microsoft Report Viewer の Report Viewer 言語パックはインストールされません。

回避策: システムが英語以外の言語を使用して構成される場合、その言語に対する Report Viewer 言語パックを手動でインストールする必要があります。Microsoft Download Center から、Microsoft Report Viewer 再頒布可能パッケージ 2008 SP1 Language Pack をダウンロードする必要があります。

SQL Server インスタンスに $ 文字が含まれていると、Service Manager  セットアップが失敗します

概要: Service Manager インストールの際、構造化問い合わせ言語 (SQL) インスタンス名にドル表記 ($) 文字を含めた場合、セットアップは失敗します。

回避策: SQL インスタンスを使用する際のインスタンス名に $ を含めないようにします。

Orchestrator コネクタ アカウント パスワードに $ 文字は使用できません

概要: Orchestrator コネクタ アカウント パスワードに $ 文字が含まれている場合、同期ジョブが完了しますが、Runbook は、Server Manager データベース上でアップデートされません。

回避策: Orchestrator コネクタ アカウント パスワードに $ 文字が含まれている場合は、パスワードに $ 文字が含まれないよう変更します。

Operatiomans Manager 2007R2 データ ソースの登録に失敗します

概要: データウェアハウス ワークスペース内に Operations Manager 2007R2 データ ソースを登録しようとした際、「The Data Access service is either not running or not yet initialized. Check the event log for more information.」というエラーメッセージが表示され、登録に失敗します。

回避策: なし。これは、System Center 2012 R2 に Operatioms Manager 2007 R2 データソースを登録しようと試みた際に問題が発生します。

Authoring Tool で作成された、PowerShell タスクは正常に機能しません

概要: System Center 2012 R2 – Service Manager のAuthoring Tool を使用してワークフローを作成する場合、ワークフローの失敗によってカスタム スクリプトが呼び出されます。これは、Service Manager の MonitoringHost.exe.config ファイル内の問題によるものです。

回避策: この問題の回避策は、以下の手順を用いて、MonitoringHost.exe.config XML ファイルをアップデートします。

  1. 「%ProgramFiles%Microsoft System Center 2012Service Manager」、もしくは Service Manager がインストールされたパスに移動します。
  2. MonitoringHost.exe.config ファイルを編集し、ファイルで対応するセクションにて下記の例を用いてセクションに追加してください。<piblisherPolicy apply=”yes” /> 前にセクションを挿入します。
  3. ファイルの変更を保存します。 
  4. Server Manager管理サーバー上の System Center 管理サービスを再起動します。
    &lt;?xml version=&quot;1.0&quot;?&gt;
    &lt;configuration&gt;
      &lt;configSections&gt;
        &lt;section name=&quot;uri&quot; type=&quot;System.Configuration.UriSection, System, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b77a5c561934e089&quot; /&gt;
      &lt;/configSections&gt;
      &lt;uri&gt;
        &lt;iriParsing enabled=&quot;true&quot; /&gt;
      &lt;/uri&gt;  
      &lt;runtime&gt;
        &lt;assemblyBinding xmlns=&quot;urn:schemas-microsoft-com:asm.v1&quot;&gt;
          &lt;dependentAssembly&gt;
            &lt;assemblyIdentity name=&quot;Microsoft.Mom.Modules.DataTypes&quot; publicKeyToken=&quot;31bf3856ad364e35&quot; /&gt;
            &lt;publisherPolicy apply=&quot;no&quot; /&gt;
            &lt;bindingRedirect oldVersion=&quot;6.0.4900.0&quot; newVersion=&quot;7.0.5000.0&quot; /&gt;
          &lt;/dependentAssembly&gt;
          &lt;dependentAssembly&gt;
            &lt;assemblyIdentity name=&quot;Microsoft.EnterpriseManagement.HealthService.Modules.WorkflowFoundation&quot; publicKeyToken=&quot;31bf3856ad364e35&quot; /&gt;
            &lt;publisherPolicy apply=&quot;no&quot; /&gt;
            &lt;bindingRedirect oldVersion=&quot;6.0.4900.0&quot; newVersion=&quot;7.0.5000.0&quot; /&gt;
          &lt;/dependentAssembly&gt;
      &lt;dependentAssembly&gt; 
             &lt;assemblyIdentity name=&quot;Microsoft.EnterpriseManagement.Modules.PowerShell&quot; publicKeyToken=&quot;31bf3856ad364e35&quot; /&gt;
            &lt;bindingRedirect oldVersion=&quot;6.0.4900.0&quot; newVersion=&quot;7.0.5000.0&quot; /&gt;
         &lt;/dependentAssembly&gt; 
          &lt;publisherPolicy apply=&quot;yes&quot; /&gt;
          &lt;probing privatePath=&quot;&quot; /&gt;
        &lt;/assemblyBinding&gt;
        &lt;gcConcurrent enabled=&quot;true&quot; /&gt;
      &lt;/runtime&gt;
    &lt;/configuration&gt;
    

セットアップからリンクされる情報は、ローカライズされたコンテンツを示さないかもしれません

概要: セットアップからセットアップ ログおよび技術ドキュメントからリンクされた情報は、ローカライズされたコンテンツを表示しないかもしれません。Service Manager のセットアップ ログは、英語のみとなります。技術ドキュメントは、さまざまなローカライズされた言語で利用可能です。利用可能な場合は、Technet 上にローカライズされた技術ドキュメントが表示されますが、すべての言語で利用可能というわけではありません。

回避策: なし。

フル テキスト検索は一部のトルコ言語文字については機能しません

概要: セルフ サービス ポータル内のフル テキスト検索は、Microsoft 以外のライセンス付きワード ブレーカーがインストールされている場合のみ機能します。しかしながら、フル テキスト検索は、Microsoft 以外のライセンス付きワード ブレーカーがインストールされている場合でさえ、一部のトルコ言語文字については、機能しません。

回避策: Micorosft 以外のライセンス付きワードプレーカーを読み込んで、フル テキスト検索機能を有効にします。より詳細な情報については、使用している SQL Server のバージョンに合った以下のリンクを参照してください。

レポート情報に非割り当て状態の仮想マシンが表示される

概要: 仮想マシンがクラウドに割り当てられているかどうかを問わず、すべての仮想マシンは Microsoft オンライン分析処理 (OLAP) キューブおよびサンプル Micorosoft Excel レポートに表示されます。レポート情報は、価格シート データのない列として非割り当て状態の仮想マシンを表示するよう設計されています。

回避策: なし。

Virtual Machine Manager Component の修正方法は紛らわしいです

概要: Microsoft Online Analytical Processing (OLAP) キューブは、仮想マシン コンポーネントに対して、集計された値が含まれます。しかしながら、コンポーネントの値は、1 日単位系さん以外の他の方法が用いられても、キューブ内では表現されてはなりません。

回避策: なし。しかしながら、1 日単位等いう値以外の仮想マシン コンポーネントに対するどのように集計された時間単位でも無視されます。

仮想マシンの再割り当ては、間違った計算となるかもしれません

概要: 1 つのクラウド オブジェクトからもう 1 つのクラウド オブジェクトへ仮想マシンを除外、再割り当てする場合、謝って計算された値は、割り当てられた両方のクラウドに対して表示されるかもしれません。仮想マシンの価格について、仮想マシンが最初に割り当てられたクラウドから削除されない場合と、この状態は同じ日付のみに発生するかもしれません。翌日のデータは性格です。

回避策: なし。

価格シートの値は、次の日から有効になります

概要: 価格シート内に値を入力した際、値は次の日に有効となります。例えば、今日計算された価格を修正した場合、更新された価格は OLAP キューブ データもしくはサンプル配賦 Excel レポートには記載されません。その代り、古い価格は OLAP キューブ データないとサンプル配賦 Excel レポートに記載されたままとなります。この動作は予測されており、次の営業日まで実施されている価格なしで営業日をとおして価格を更新するために使用することができます。

回避策: なし。

表示する言語を変更した後で、ウィザードテキストが正しい言語で表示されるかもしれません

概要: Service Manager コンソール内の [言語] メニューを用いて表示する言語を変更した際、ウィザード テキストは以前選択した言語で表示されるかもしれません。

回避策: この問題が影響するならば、以下の手順を実施してください。

  1. Service Manager コンソールを終了します。
  2. [スタート] – [ファイル名を指定して実行] をクリックし、「%Temp%」と入力、[OK] ボタンをクリックします。
  3. 親 LOCAL フォルダーまで移動します。
  4. 「MicrosoftSystem Center Service Manager 2010<ServerName><VersionNumber>」を開き、フォルダー内のコンテンツを削除します。
  5. Service Manager コンソールを起動します。ウィザードテキストが、以前に選択した言語で表示されていなければなりません。

サービス要求テンプレート アイテムを修正、もしくは削除した際にエラーが発生するかもしれません

概要: テンプレートを提供する要求を用いてサービス要求を作成す、テンプレートが含まれるアクティビティを修正、または削除する場合、サービス要求の保存を防止するために様々なエラーが発生するかもしれません。

回避策: サービス要求を作成する際、テンプレートを提供している要求に含まれるアクティビティを修正する、もしくは削除することを避けてください。必要な場合、必要なアクティビティのみテンプレートを提供、および意図された使用のために正常に構成される新しい要求を作成します。

Selected Date 値が有効でない場合、変更要求を額たときに Service Manager コンソールは停止します

概要: この問題は、変更溶融の予定の終わりが予定の開始日前に設定される場合、System Center Service Manager 2010 から System Center 2012 R2 – Service Manager までアップグレードした後に発生します。「System.ArgumentOutOfRangeException: SelectedDate value is not valid」と同様のめっせじかもしれません。

回避策: SheduledEndDate 値より大きな ScheduledStartDate 値が含まれているよう変更要求を表示させるため、Windows PowerShell ウィンドウに対して以下の Server Manager モジュール内のコマンド セットを利用可能です。

$class=get-scclass -Name System.WorkItem.ChangeRequest
$instances= get-scclassinstance $class | where {$_.ScheduledStartDate -gt
$_.ScheduledEndDate}
$instances | Select DisplayName, ScheduledStartDate, ScheduledEndDate

状況が正しくなるまで、以下のコマンドレットを実行します。これらのコマンドレットはSheduledEndDate 値を、ScheduledStartDate 値と同じ値に設定しました。

$class=get-scclass -Name System.WorkItem.ChangeRequest
$instances= get-scclassinstance $class | where {$_.ScheduledStartDate -gt
$_.ScheduledEndDate}
$instances | Select DisplayName, ScheduledStartDate, ScheduledEndDate
$instances | %{ $_.ScheduledEndDate = $_.ScheduledStartDate ; $_ } | update-scclassinstance

Knowledge Article がTXT ファイルで作成される場合、2  バイト文字は正しく表示されないかもしれません

概要: 2 バイト文字を含む TXT ファイルを用いて Knowledge Article が作成される場合、文字は正しく表示されないかもしれません。

回避策: この問題に対して影響があるようならば、Knowledge Article を作成する際、TXT ファイルの代わりに RTF ファイルを使用します。

ショートカット キーは制限された機能を持ちます

概要: ショートカット キーの大部分は正常に機能しません。

回避策: 特定のショートカット キーが機能しない場合、タスク メニュー上でタスクをクリックし、再度ショートカット キーを試してください。

Excel 内の分析キューブは、Excel Viewer で機能しません

概要: Microsoft Office Excel Viewer を用いて、データウェアハウス ワークスペース内の OLAP データ キューブを分析しようと試みた際、Microsoft Excel View をインストールして再実行するよう誤ってダイアログ ボックスに表示されます。

回避策: Service Manager コンソールを終了し、Microsoft Excel をインストール後、再度実施します。

Reporting Server の構成に長時間掛かるかもしれません

概要: データウェアハウスをインストールする場合、デフォルト Web サーバー URL の確認までに 25 秒もの長時間を要する場合があります。

回避策: なし。

2 バイト文字は、検索プロバイダーへ誤って送信されます

概要: Knowledge Search で検索する場合、検索プロバイダー ボックスに 2 バイト文字が入力されていた場合、検索 Web サイトへ正しく送信されません。その代り、謝った文字が送信されます。

回避策: なし。

データ バインディングは、クラス拡張プロパティに対する作業を行いません

概要: フォーム コントロールがクラス上で拡張プロパティのバインディングを受ける場合、拡張プロパティの値は保存されません。

回避策: プロパティを構成した後、Service Manager  コンソールを再起動します。

日付による Knowledge Article のソートは動作しません

概要: Knowledge Article を日付でソートしようとする場合、動作しません。

回避策: なし

Operatioms Manager を登録する際、System Ccenter Alert Management Cube 管理パックはインストールされません

概要: データ ソースとして Operations Manager を登録する際、System Center Alert Management Cube 管理パックは、インポートされません。

回避策: はじめに、Operations Manager に対するデータ ソースを作成します。より詳細な情報は、Service Manager 管理者ガイド内の「How to Register the System Center Data Warehouse to Operations Manager」を参照してください。

次に、System Center Data Warehouse Operations Manager 管理パックがインポートされたことを確認します。Service Manager コンソール内の データウェアハウス をクリック、管理パックをクリックして、System Center Datawarehouse Operations Manager Library がリスト化されることを確認します。

最後に、データウェアハウス管理サーバー上で、手動で管理パックをインポートするために、以下の Windows PowerShell コマンドを入力、実行してください (この例は、Server Manager が C ドライブ上に存在し、デフォルト パスを用いて Server Manager がインストールされていることを仮定しています)。

 cd 'C:Program FilesMicrosoft System CenterService Manager 2012' cd.PowerShell Import-Module .System.Center.Service.Manager.psd1 Import-SCSMManagementPack ..AlertCube.mpb 

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追加のリソースに関しては、「Information and Support for System Center 2012」を参照してください。

Tip: System Center 2012に対する Technet ライブラリのオンライン ドキュメントを見つけるためには、この「クエリ」を使用します。手順や例については、「Search the System Center 2012 Documentation Library」を参照してください。
—–

[参考]

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