System Center 2012 – App Controller 2012 は、PowerShell を用いてプライベートおよびパブリック クラウドのサービス管理を行うことが可能です。
このヘルプ情報について、日本語として纏めてみました (内容については「Get-Help」コマンドレットの -Full オプションを用いて実行した結果を編集、意訳したものとなります)。
この記事では、「Get-SCACAzureServiceDeployment」コマンドレットについて記載します (他のコマンドレットについては、「System Center 2012 – App Controller で使用できる PowerShell コマンドレットについて」を参照)。
■名前
Get-SCACAzureServiceDeployment
■概要
指定した Windows Azure サービス デプロイの情報を取得します。
■構文
Get-SCACAzureServiceDeployment [-HostedService] <ACAzureHostedService> [[-DeploymentSlot] <string>] [<CommonParameters>] Get-SCACAzureServiceDeployment [-Cloud] <ACCloud> [<CommonParameters>] |
■説明
Get-SCACAzureServiceDeployment コマンドレットは、指定した Windows Azure サービス デプロイの情報を取得します。
■パラメーター
-Cloud <ACCloud>
クラウド オブジェクトを指定します。Get-SCACCloud コマンドレットを使用してクラウド オブジェクトを指定します。
必須 | true |
位置 | 0 |
パイプライン入力を許可する | true (ByValue) |
パラメーター セット名 | Cloud |
エイリアス | なし |
動的 | false |
-DeploymentSlot <string>
展開スロット名を指定します。
必須 | false |
位置 | 1 |
パイプライン入力を許可する | false |
パラメーター セット名 | HostedService |
エイリアス | なし |
動的 | false |
-HostedService <ACAzureHostedService>
Windows Azure hosted サービス オブジェクトを指定します。Get-SCACAzureHostedService コマンドレットを使用して、Windows Azure hosted サービス オブジェクトを取得します。
必須 | true |
位置 | 0 |
パイプライン入力を許可する | true (ByValue) |
パラメーター セット名 | HostedService |
エイリアス | なし |
動的 | false |
<CommonParameters>
このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: Verbose、Debug、ErrorAction、ErrorVariable、WarningAction、WarningVariable、OutBuffer、およびOutVariable。詳細については、「get-help about_commonparameters」と入力してヘルプを参照してください。
■入力
Microsoft.SystemCenter.CloudManager.PowerShell.ACAzureHostedService
Microsoft.SystemCenter.CloudManager.PowerShell.ACCloud
■出力
System.Object
■エイリアス
なし
■メモ
このコマンドレットを含むモジュールのヘルプ ファイルをダウンロードしてインストールするには、Update-Help 使用してください。
■例
例1
$CloudSystem = Get-SCACCloudSystem -Name "CloudSystem01.Contoso.com" $Cloud = Get-SCACCloud -CloudSystem $CloudSystem $HostedService = @(Get-SCACAzureHostedService -Cloud $Cloud) Get-SCACAzureServiceDeployment -HostedService $HostedService[0]
最初のコマンドは、クラウド システムオブジェクト「CloudSystem01」を取得し、 $CloudSystem 変数にオブジェクトをストアします。
2 番目のコマンドは、$CloudSystem にストアされているクラウド システムに対するクラウド オブジェクトを取得し、$Could 変数にストアします。
3 番目のコマンドは、$Cloud にストアされているクラウドに対するすべての Windows Azure hosted サービスを取得し、$HostedService 配列にhosted サービスオブジェクトをストアします。
最後のコマンドは、$HostedService 配列にストアされている最初の hosted サービスに対する Windows Azure サービス配置を取得し、ユーザーへサービス配置に関する情報を表示します。
[参考]
- Get-SCACAzureServiceDeployment – System Center 2012 – App Controller 2012 Service Pack1
http://technet.microsoft.com/en-us/library/jj899763.aspx - Get-SCACAzureServiceDeployment – System Center 2012 – App Controller 2012
http://technet.microsoft.com/en-us/library/hh781174.aspx - Cmdlets in System Center 2012 – App Controller
http://technet.microsoft.com/en-us/library/gg696045.aspx
コメント
[…] Get-SCACAzureServiceDeployment […]