System Center 2012 SP1 – DPM から追加されたコマンドレット (Start-DPMCloudRegistration) について

System Center 2012 Service Pack 1 – Data Protection Manager (SC 2012 SP1 – DPM) の DPM 管理シェルは、PowerShellを用いたコマンドラインインタフェースです。

DPM 管理シェルは、デスクトップ上のアイコン、もしくはスタート画面の [DPM 管理シェル] を選択、クリックすることで起動することが可能です。

DPM 管理シェルは、SC 2012 SP1 – DPM の管理を目的として様々なコマンドレットが用意されていますが、 コマンドレットのヘルプについては、日本語の情報は公開されていません。

このヘルプ情報について、 「Get-Help」コマンドレットの -Full オプションを用いて実行した結果を編集、意訳しました。

この記事では、「Start-DPMCloudRegistration」コマンドレットについて記載します (他のコマンドレットについては、「System Center 2012 SP1 – DPM で追加されたコマンドレットについて」を参照)。

■名前

Start-DPMCloudRegistration

■概要

Windows Azure Backup service について、オンライン 保護機能を有効にするために DPM サーバーの登録を実施します。

■構文

■説明

このコマンドレットは、Windows Azure Backup service について、オンライン 保護機能を有効にするために DPM サーバーの登録を実施します。

■パラメーター

-Credential <PSCredential>
Windows Azure Backup サブスクリプション管理者アカウントのユーザー名とパスワードを指定します。

-DPMServerName <String>
DPM サーバー名を指定します。

-Confirm [<SwitchParameter>]
コマンドレットを実行する前に、実行の是非を確認するプロンプトを表示します。

-WhatIf [<SwitchParameter>]
コマンドを実行する場合に、何が発生するかを示します。コマンドは実行されません。

<CommonParameters>
このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: Verbose、Debug、ErrorAction、ErrorVariable、WarningAction、WarningVariable、OutBuffer, PipelineVariable、および OutVariable。詳細については、about_CommonParameters を参照してください。

■入力

• 入力タイプは、コマンドレットへパイプすることができるオブジェクトのタイプです。

■出力

• 出力タイプは、コマンドレットが発行するオブジェクトのタイプです。

■例

例 1

$secpasswd = ConvertTo-SecureString "myPassword" -AsPlainText -Force
$mycreds = New-Object System.Management.Automation.PSCredential ("user1@contoso.com", $secpasswd)
Start-DPMCloudRegistration -DPMServerName TestingServer -Credential $mycreds

Windows Azure Backup に対して、DPM サーバー「TestingServer」を登録します。

■関連するトピック

[参考]

• Cmdlets in System Center 2012 – Data Protection Manager (SC 2012 SP1 – DPM)
  http://technet.microsoft.com/en-us/library/hh881679(v=sc.10).aspx
• Start-DPMCloudRegistration (SC 2012 SP1 – DPM)
  http://technet.microsoft.com/en-us/library/jj612787(v=sc.10).aspx