Azure ExpressRoute 関連の PowerShell コマンドレット (Get-AzureBGPPeering) について

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Azure ExpressRoute は、Azure データセンターとインフラストラクチャ間でのプライベート (閉域網) 接続を提供します。

Azure ExpressRoute における設定について、API および PowerShell コマンドレットが提供され、接続方法についても MSDN サイト上で情報が提供されていますが、PowerShell コマンドレットのヘルプについては英語のみであり、日本語による情報はほとんど公開されていません。

Azure ExpressRoute による Azure とのハイブリッド クラウド環境や今後 Azure ExpressRoute と Office 365 とのサポートが予定 (Microsoft の発表内容参照) されていることから日本国内での利用が増えると予測されるため、Azure ExpressRoute 関連の PowerShell コマンドレットの 1 つである「Get-AzureBGPPeering」について、日本語の情報として纏めてみました ((他の PowerShell コマンドレットについては、「Azure ExpressRoute 関連の PowerShell コマンドレットについて」を参照) (Windows Azure PowerShell バージョン 0.9.4 で確認しているものとなります)。

■名前

Get-AzureBGPPeering

■概要

ExpressRoute 回線の BGP 構成情報を持つオブジェクトを取得します。

■構文

Get-AzureBGPPeering -ServiceKey <String> [-AccessType <BgpPeeringAccessType>] [<CommonParameters>]

■説明

Get-AzureBGPPeering コマンドレットは、ExpressRoute 回線に対するルーティング構成を取得します。サービス キーが提供される場合、指定した ExpressRoute 回線の情報を持つオブジェクトを返します。このコマンドレットは、インターネット交換プロバイダーが確立された回線のみを処理します。このコマンドレットは、キャリアをとおして確立される回線に対しては処理しません。

 

■パラメーター

-ServiceKey <String>
回線のルーティング情報を取得するために ExpressRoute 回線のサービス キーを指定します。

必須 true
位置 named
既定値 none
パイプライン入力を許可する true (ByPropertyName)
ワイルドカード文字を許可する false

-AccessType <BgpPeeringAccessType>
-AccessType は、Public もしくは Private のどちらかを選択することができます。Private (既定値) は、仮想ネットワークで使用される BGP セッションを設定します。Public は、VIP が含まれるサービス内の パブリック IP アドレスにアクセスすために使用される BGP セッションを設定します。

必須 false
位置 0
既定値 none
パイプライン入力を許可する true (ByPropertyName)
ワイルドカード文字を許可する false

<CommonParameters>
このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: –Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-WarningAction、-WarningVariable、-OutBuffer、-PipelineVariable、および -OutVariable。詳細については、about_CommonParameters を参照してください。

■入力

 

■出力

  • ManagementOperationContext

■メモ

  • 詳細については、「Get-Help Get-AzureBGPPeering -detailed」と入力してください。
  • 技術情報については、「Get-Help Get-AzureBGPPeering -full」と入力してください。

■エイリアス

  • なし

■備考

  • なし

■例

例 1: 

 Get-AzureBGPPeering -ServiceKey &quot;12345678-1234-1234-abcd-1234567890ab&quot;

このコマンドは、サービス キー “12345678-1234-1234-abcd-1234567890ab” を持つ ExpressRoute 回線に対するルーティング構成上の情報を持つオブジェクトを返します。

■関連するトピック

  • Get-AzureDedicatedCircuit
  • Get-AzureDedicatedCircuitLink
  • Get-AzureDedicatedCircuitServiceProvider
  • New-AzureBGPPeering
  • New-AzureDedicatedCircuit
  • New-AzureDedicatedCircuitLink
  • Remove-AzureBGPPeerin
  • Remove-AzureDedicatedCircuit
  • Remove-AzureDedicatedCircuitLink
  • Set-AzureBGPPeering

[参考]

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