Azure ExpressRoute は、Azure データセンターとインフラストラクチャ間でのプライベート (閉域網) 接続を提供します。
Azure ExpressRoute における設定について、API および PowerShell コマンドレットが提供され、接続方法についても MSDN サイト上で情報が提供されていますが、PowerShell コマンドレットのヘルプについては英語のみであり、日本語による情報はほとんど公開されていません。
Azure ExpressRoute による Azure とのハイブリッド クラウド環境や今後 Azure ExpressRoute と Office 365 とのサポートが予定 (Microsoft の発表内容参照) されていることから日本国内での利用が増えると予測されるため、Azure ExpressRoute 関連の PowerShell コマンドレットの 1 つである「New-AzureDedicatedCircuitLinkAuthorizationMicrosoftIds」について、日本語の情報として纏めてみました ((他の PowerShell コマンドレットについては、「Azure ExpressRoute 関連の PowerShell コマンドレットについて」を参照) (Windows Azure PowerShell バージョン 0.9.4 で確認しているものとなります)。
■名前
New-AzureDedicatedCircuitLinkAuthorizationMicrosoftIds
■概要
存在するリンク権限に承認されたユーザーを追加します。
■構文
New-AzureDedicatedCircuitLinkAuthorizationMicrosoftIds -ServiceKey <String> -AuthorizationId <String> -MicrosoftIds <String> [<CommonParameters>] |
■説明
New-AzureDedicatedCircuitLinkAuthorizationMicrosoftIds コマンドレットは、存在している承認へ多くの承認されたユーザーを追加するために使用します。
■パラメーター
-ServiceKey <String>
専用回線のサービス キーを指定します。
必須 | true |
位置 | named |
既定値 | none |
パイプライン入力を許可する | true (ByPropertyName) |
ワイルドカード文字を許可する | false |
-AuthorizationId <String>
リンク承認の一意の識別子の値を指定します。
必須 | true |
位置 | named |
既定値 | none |
パイプライン入力を許可する | true (ByPropertyName) |
ワイルドカード文字を許可する | false |
-MicrosoftIds <String>
承認される Microsoft ID の一覧をカンマ区切りで指定します。
必須 | true |
位置 | named |
既定値 | none |
パイプライン入力を許可する | true (ByPropertyName) |
ワイルドカード文字を許可する | false |
<CommonParameters>
このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: –Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-WarningAction、-WarningVariable、-OutBuffer、-PipelineVariable、および -OutVariable。詳細については、about_CommonParameters を参照してください。
■入力
■出力
■メモ
- 詳細については、「Get-Help New-AzureDedicatedCircuitLinkAuthorizationMicrosoftIds -detailed」と入力してください。
- 技術情報については、「Get-Help New-AzureDedicatedCircuitLinkAuthorizationMicrosoftIds -full」と入力してください。
■エイリアス
- なし
■備考
- なし
■例
例 1:
New-AzureDedicatedCircuitLinkAuthorizationMicrosoftIds -ServiceKey "12345678-1234-1234-abcd-1234567890ab" -AuthorizationId "12345678-1234-1234-abcd-1234567890ab" -MicrosoftIds "id@company.com"
このコマンドは、指定した専用回線を持つリンクを作成するために、Microsoft ID “id@company.com” を持つユーザーを許可します。
■関連するトピック
- Remove-AzureDedicatedCircuitLinkAuthorizationMicrosoftIds
- Set-AzureDedicatedCircuitLinkAuthorization
[参考]
- New-AzureDedicatedCircuitLinkAuthorizationMicrosoftIds
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/azure/dn833132.aspx - ExpressRoute – クラウド統合ソリューション | Microsoft Azure
http://azure.microsoft.com/ja-jp/services/expressroute/ - Microsoft Azure クラウドエクスチェンジサービス – IIJ
http://www.iij.ad.jp/biz/cloudex/ - ExpressRoute の概要 | Microsoft Azure
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/expressroute-introduction/ - Azure ExpressRoute Cmdlets
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/azure/dn683813.aspx - ExpressRoute での操作
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/azure/dn606310.aspx