Azure Backup に関する Azure リソースマネージャーでの PowerShell コマンドレット (Disable-AzureRMBackupProtection) について

2015/09/10 (現地時間) にプレビュー版で提供されていた Azure VM に対するバックアップ (Azure VM Backup) が (GA) となり、正式リリースされました。

Azure Backup の管理に使用することが可能な Azure リソースマネージャーでの PowerShell コマンドレットが提供されており、設定方法について MSDN サイト上で公開されていますが、PowerShell コマンドレットのヘルプについては英語のみであり、日本語による情報はほとんど公開されていません。

Azure Backup に関する Azure リソースマネージャー PowerShell コマンドレットの 1 つである「Backup-AzureRMBackupItem」について、本ブログにて日本語の情報として纏めてみました ((他の PowerShell コマンドレットについては、「Azure Backup に関する Azure リソースマネージャーでの PowerShell コマンドレットについて」を参照) (Windows Azure PowerShell バージョン 0.9.8 で確認しているものとなります) (Azure リソースマネージャーモードに変更して実行する必要があります)。

■名前

Disable-AzureRMBackupProtection

■概要

保護された項目に対する保護を無効にします。

■構文

Disable-AzureRMBackupProtection [[-RemoveRecoveryPoints] [<SwitchParameter>]] [-Item] <AzureRMBackupItem> [-Profile <AzureProfile>] [<CommonParameters>]

■説明

バックアップ項目の定期的なスケジュールバックアップを停止し、バックアップ項目に関連付けられている既存の回復ポイントを削除します。

■パラメーター

-RemoveRecoveryPoints [<SwitchParameter>]
バックアップ項目と関連付けられた回復ポイントデータを削除するオプションのスイッチパラメーターです。これは、バックアップを無効にし、このパラメーターを供給しないことにより、回復ポイントデータを保持することが可能です。後のポイントが同じコマンドレットでデータを削除するときに使用可能です。

必須	false
位置	1
既定値	なし
パイプライン入力を許可する	false
ワイルドカード文字を許可する	false

-Item <AzureRMBackupItem>
保護を無効にする Azure Backup 項目を指定します。

必須	true
位置	0
既定値	なし
パイプライン入力を許可する	true (ByValue)
ワイルドカード文字を許可する	false

-Profile <AzureProfile>
AzureProfile 入力オブジェクトは必須ではありません。

必須	false
位置	named
既定値	なし
パイプライン入力を許可する	false
ワイルドカード文字を許可する	false

-Reason <string>

必須	false
位置	2
既定値	なし
パイプライン入力を許可する	false
ワイルドカード文字を許可する	false

-Comments <string>

必須	false
位置	3
既定値	なし
パイプライン入力を許可する	false
ワイルドカード文字を許可する	false

<CommonParameters>
このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: –Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-WarningAction、-WarningVariable、-OutBuffer、-PipelineVariable、および -OutVariable。詳細については、about_CommonParameters を参照してください。