Microsoft Azure StorSimple Virtual Array Public Preview が公開されました

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この記事は Preview 版を元にした内容となります。正式リリース版と仕様や動作が異なる可能性があります。

2015/12/16 (現地時間) に Microsoft Azure StorSimple Virual Array (SVA) Public Preview が公開されました。

従来の StorSimple は、ハードウェア筐体としてデータをバックアップ、そのバックアップを Microsoft Azure のストレージに転送、保管するという、BCP ソリューション サービスを提供していましたが、Hyper-V および ESXi 上の仮想サーバに StorSimple の機能を持たせた StorSimple Virtual Array (SVA) というソリューションを提供を予定しています。

Public Preview であるため、その機能を試そうと思いましたが、エンタープライズ契約 (EA) がないと利用できないため、リリース時点で使えるようになるのを期待。

Preview 版のドキュメントについては、以下のダウンロード サイトから入手することが可能です。

  • Download Microsoft Azure StorSimple Virtual Array Preview Documentation from Official Microsoft Download Center
    https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=50383

StorSimple Virtual Array 概要

機能 概要
1 インストール要件 仮想インフラストラクチャを使用 (Hyper-V or VMware)
2 可用性 単一ノード
3 合計キャパシティ (クラウドを含む) 仮想デバイスあたり 64TB まで
4 ローカル領域 仮想デバイスあたり使用可能な領域は 390GB から 6.4TB まで (プロビジョニングは 500GB から 8TB まで)
5 利用できるプロトコル iSCSI or SMB
6 目標復旧時間 (RTO) iSCSI: サイズに関係なしに 2 分以内
7 目標復旧地点 (RPO) 日次バックアップおよび要求された時点のバックアップ
8 記憶域階層化 データをどの階層に配置するかどうかを決定するためにヒート マップを用いる
9 サポート サプライヤーでサポートされた仮想化インフラストラクチャ
10 性能 基盤となるインフラストラクチャによって異なる
11 データ モビリティ 同じデバイスにリストア、もしくは項目レベルのリカバリ (file server)
12 記憶域階層 ローカル ハイパーバイザ ストレージおよびクラウド
13 共有、ボリュームサイズ

階層: 20TB まで
ローカル接続: 2TB まで

14 スナップショット Crash consistent (アプリケーション一貫性なし)
15 項目レベルのリカバリ 可能; ユーザーは共有からリストアすることが可能

StorSimple Virtual Array システム要件

サポートすされるハイパーバイザ

ハイパーバイザ バージョン
1 Hyper-V Windows Server 2008 R2 SP1 以降
2 VMware ESXi 5.5 以降

仮想マシンの要件

# コンポーネント 要件
1 最小仮想プロセッサ (コア) 4
2 最小メモリ (RAM) 8GB
3 ディスク領域 OS ディスク : 80GB
データ ディスク : 500GB から 8TB
4 最小ネットワーク インタフェース数 1
5 最小インターネット帯域幅 5Mpbs

サポートされる Web ブラウザ

# コンポーネント 要件 追加要件/備考
1 Microsoft Edge 最新のバージョン  
2 Internet Explorer 最新のバージョン Internet Explorer 11 でテスト済
3 Google Chrome 最新のバージョン Chrome 46 でテスト済

サポートされる SMB のバージョン

# バージョン
1 SMB 2.x
2 SMB 3.0
3 SMB 3.02

必要なポート

# ポート番号 通信方向 ポート範囲 必須 備考
1 TCP 80
(HTTP)
Outbound WAN No Outbound ポートはアップデートを取得するために必要。
Outbound Web プロキシは、ユーザーで構成可能。
2 TCP 443
(HTTPS)
Outbound WAN Yes Outbound ポートはクラウド内のデータ アクセスに使用。
Outbound Web プロキシは、ユーザーで構成可能。
3 UDP 53
(DNS)
Outbound WAN 注:
参照
インターネット ベースの DNS サーバを使用する場合にのみ必要。
注: ファイル サーバーを展開する場合、ローカル DNS サーバーの使用を推奨。
4 UDP 123
(NTP)
Outbound WAN 注:
参照
インターネット ベースの NTP サーバを使用する場合にのみ必要。
注: ファイル サーバーを展開する場合、Active Directory ドメインコントローラの時刻同期を推奨。
5 TCP 9354 Outbound WAN Yes Outbound ポートは StorSimple デバイスと StorSimple Manager サービスと通信する場合に必要。
6 TCP 80
(HTTP)
Inbound LAN Yes Inbound ポートはローカル管理を行う際に StorSimple デバイス上のローカル UI のアクセスに必要。
注: HTTP 経由でのローカル UI へのアクセスは自動的に HTTPS にリダイレクトされる。
7 TCP 443
(HTTPS)
Inbound LAN Yes Inbound ポートはローカル管理を行う際に StorSimple デバイス上のローカル UI のアクセスに必要。
8 TCP 3260
(iSCSI)
Inbound LAN No iSCSI 経由でのデータ アクセスに使用。

その他

SVA 以外でアナウンスされた StorSimple 関連の情報は、以下のサイトに記載されています。

[参考]

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