2016/01/11 (現地時間) にアナウンスされましたが、Microsoft Azure Site Recovery (ASR) の機能強化 (VMware から Azure) がリリースされました。
- Enhanced migration and disaster recovery for VMware using ASR
https://azure.microsoft.com/en-us/updates/enhanced-migration-and-disaster-recovery-for-vmware-using-asr/ - Announcing enhanced migration and disaster recovery for VMware using ASR | Microsoft Azure Blog
https://azure.microsoft.com/en-us/blog/ga-enhanced-migration-and-disaster-recovery-for-vmware-virtual-machines-and-physical-servers-to-azure-using-asr/
機能強化された項目は以下となります。特筆すべきは、Azure 側に構成サーバーとマスター ターゲット サーバーを配置しなくともよくなったことですかね。
- セットアップの簡略化および複雑性の削減
- MSI ベースに統一されたセットアップおよびオンプレミス コンポーネントの登録
- ASR に統合されたフェールバック体験
- 所有コストの劇的な削減
- Azure IaaS インフラストラクチャ コンポーネントおよびアプライアンスが不要
- オンプレミスにある構成サーバーおよびプロセス サーバーの併置、もしくはスケールアウト構成での展開
- 追加コンポーネントの展開なしで ExpressRoute を活用したフェールバック
- マルチ VM エンタープライズ クラスのワークロードに対する機能強化されたサポート
- Windows および Linux に対するクラッシュおよびアプリケーション一貫性
- 無停止でのディザスタ リカバリのテスト
- 現在進行中のレプリケーションへの影響なしでレプリケーション元ボリューム サイズの変更
- フェールオーバー中のレプリケーション元仮想マシンのシャットダウン
- エンタープライズ グレードの機能強化
- CentOS 6.7、RHEL 6.7、および vCenter Server 6.0 のサポート
- レガシー製品を用いて顧客の機能強化された製品へ既存のアプリケーション データのオンデマンド移行
- FQDN、カスタム パス、およびカスタム インストール パスのサポート
機能強化前 (レガシー) の ASR 構成はこんな感じ。
機能強化された ASR 構成はこんな感じになるかと。
動画についても Channel 9 に公開されています。
Channel 9
- Enhanced VMware to Azure Setup Registration
- Enhanced VMware to Azure Discovery
- Enhanced VMware to Azure Protection
- Enhanced VMware to Azure Failover
- Enhanced VMware to Azure Failback
参考
- Channel 9: Microsoft 製品 & サービス作成者による開発者向けのビデオ
https://channel9.msdn.com/ - Microsoft Azure Blog
https://azure.microsoft.com/en-us/blog/ - 障害復旧サービス – Azure Site Recovery – DRaaS | Microsoft Azure
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/site-recovery/
コメント
[…] Microsoft Azure Site Recovery の機能強化 (VMware から Azure) がリリース、動画が公開されています […]