2016/03 に更新された Microsoft Azure Recovery Services エージェント (2.0.9032.0) について

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Microsoft Azure Recovery Services (MARS) エージェント を用いることで、Azure 上の Backup コンテナー (Recovery Services コンテナー) にファイルやフォルダーをバックアップすることが可能ですが、2016/03 に「バージョン 2.0.9032.0」が公開されていました。

エージェントは、Azure ポータル、もしくは以下の技術情報 (英語) から入手することが可能となっています。

前回のバージョン (2.0.9028.0) からのアップデート内容としては以下のようになっているようで、アップグレードする際の注意点としては、エージェントのアップグレード後、システムの再起動が必要になる場合があること (経験上、システムの再起動しておいたほうが安全ですが)、System Center Data Protection Manager 2012 R2 を使用している場合は、Update Rollup 9 (UR9) 以上にアップデートする必要があります。

アップデート内容 (意訳)

Azure Backup は、すべてのバックアップに対するファイル カタログ情報を Azure クラウド上にアップロードします。このファイル カタログは、完全バックアップ回復の代わりとして、バックアップの個別ファイルおよびフォルダーを回復するために顧客の手助けとなります。このアップロードプロセスは 12 時間後にタイムアウトするようプログラムされていましたが、大きいデータ ソースのバックアップに対応するために 24 時間に拡張されました。16 TB より大きいデータ ソースをバックアップするためのいくつかの改善がされています。

修正される問題 (意訳)

  • 大きなデータ ソースに対して、ファイル カタログのアップロード完了に長時間を要する場合がある。これは、バックアップ エンジンがクラスする恐れがある
  • 多くのデータ ソースが保護されている場合、代替 DPM 回復が失敗する
  • バックアップ ボリューム内のいくつかのフォルダーを削除した後、バックアップ スケジュールを再構成できない
  • いくつかのバックアップ シナリオが、バックアップ エンジン クラッシュによって失敗する

このアップデートには、いくつかの安定性と信頼性の問題も解決します。

参考

コメント

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