System Center Configuration Manager のサイトおよびクライアントがサポートされるオペレーティング システムについて (1)

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System Center Configuration Manager (SCCM) version 1511 が 2015/12/08 (現地時間) がリリースされ、Technet ライブラリSystem Center Configuration Manager のドキュメント について、「Current Branch」のものも日本語の情報も提供されています。

ただし、一部については英語の情報のままで、「Supported operating systems for sites and clients for System Center Configuration Manager (System Center Configuration Manager のサイトおよびクライアントがサポートされるオペレーティング システムについて)」があります。

実際にそのページを見てみると、機械翻訳もされていない状態です。

このページに関しては、SCCM を導入するにあたり、頻繁に見るところだと思いますし、備忘録として残しておきたいため、日本語に意訳してみました (2016/04/29 時点、分量が多いので全 6 回に分けています)。

目次

  1. サイジングとスケール サポート数 (今回の記事)
  2. サイト システムの役割の前提条件
  3. System Center Configuration Manager サイト システム サーバーをサポートするオペレーティング システム
  4. System Center Configuration Manager コンソールをサポートするオペレーティング システム
  5. System Center Configuration Manager クライアントをサポートするオペレーティングシステム
  6. System Center Configuration Manager の高可用性オプション

1. サイジングとスケール サポート数

以下のセクションは、異なるサイトの種類のサポート制限事項を特定し、どのように多くのクライアントが別のクライアントに面しているサイト システムの役割をサポートするかを示します。配布ポイントや管理ポイントのような、追加のサイト システム サーバーをする必要がある場合、インフラストラクチャを計画、および識別するために、この情報を使用してください。

  • これらのサポート制限事項は、Configuration Manager で推奨されるハードウェアを用いた場合に基づいています。
  • 推奨されるハードウェアを使用しない場合、サイト システムのパフォーマンスが低下、明記されているサポート レベルを満たさない可能性があります。

1.1. サイト システムのスケール

中央管理サイト :

  • 中央管理サイトでは、最大 25 の子プライマリ サイトをサポートします。

プライマリ サイト :

  • それぞれのプライマリ サイトでは、最大 250 のセカンダリ サイトをサポートします。
  • プライマリ サイトあたりのセカンダリ サイトの数は、常時接続されている信頼性の高い WAN ネットワーク接続に基づいています。 クライアント数が 500 よりも少ない場所については、セカンダリ サイトではなく、配布ポイントを検討してください。

プライマリ サイトがサポートするクライアントおよびデバイス数に関する情報について、このトピック内の「サイトおよび階層のクライアント サポート数」を参照してください。

セカンダリ サイト :

  • セカンダリ サイトは、子サイトをサポートしません。
  • 中央管理サイトは、最大 25 の子プライマリ サイトをサポートします。

アプリケーション カタログ Web サイト ポイント :

  • プライマリ サイトには、複数のアプリケーション カタログ Web サイト ポイントのインスタンスをインストールできます。

    ヒント
    ベスト プラクティスとして、アプリケーション カタログ Web サイト ポイントとアプリケーション カタログ Web サービス ポイントは、イントラネット上のクライアントにサービスを提供する場合は、同じサイト システムにまとめてインストールします。
    • パフォーマンスを向上するために、インスタンスあたり最大 50,000 クライアントをサポートするように計画してください。
    • サイト システムの役割のそれぞれのインスタンスでは、階層でサポートされる最大のクライアント数をサポートします。

アプリケーション カタログ Web サービス ポイント :

  • プライマリ サイトには、複数のアプリケーション カタログ Web サービス ポイントのインスタンスをインストールできます。

    ヒント
    ベスト プラクティスとして、アプリケーション カタログ Web サイト ポイントとアプリケーション カタログ Web サービス ポイントは、イントラネット上のクライアントにサービスを提供する場合は、同じサイト システムにまとめてインストールします。
    • パフォーマンスを向上するために、インスタンスあたり最大 50,000 クライアントをサポートするように計画してください。
    • サイト システムの役割のそれぞれのインスタンスでは、階層でサポートされる最大のクライアント数をサポートします。

配布ポイント :

  • サイトあたりの配布ポイント :
    • それぞれのプライマリおよびセカンダリ サイトは、最大 250 の配布ポイントをサポートします。
    • それぞれのプライマリ サイトおよびセカンダリ サイトは、プル配布ポイントとして構成されている最大 2,000 個の追加の配布ポイントをサポートします。例として、プル配布ポイントとして構成されている配布ポイントが 2,000 個ある場合は、1 つのプライマリ サイトで 2,250 個の配布ポイントをサポートすることになります。
    • それぞれの配布ポイントは、最大 4,000 台のクライアントからの接続をサポートします。
    • プル配布ポイントがソース配布ポイントからコンテンツにアクセスする場合、クライアントと見なされます。
  • それぞれのプライマリ サイトでは、合計で最大 5,000 個の配布ポイントをサポートします。この合計には、プライマリ サイトのすべての配布ポイントと、そのプライマリ サイトに属する子セカンダリ サイトのすべての配布ポイントが含まれます。
  • それぞれの配布ポイントは、合計で最大 10,000 パッケージおよびアプリケーションをサポートします。
警告

1 つの配布ポイントでサポート可能な実際のクライアントの数は、ネットワークの速度と、配布ポイントのコンピューターのハードウェア構成によって異なります。

1 つのソース配布ポイントでサポート可能なプル配布ポイントの数は、ネットワークの速度と、ソース配布ポイントのコンピューターのハードウェア構成によって異なる点は同様ですが、展開済みのコンテンツの量も影響します。なぜなら、一般的にクライアントは展開期間の経過中に別々のタイミングでコンテンツにアクセスしますが、プル配布ポイントの場合はそれとは異なり、すべてのプル配布ポイントが同時にコンテンツを要求するためです。さらに、該当するコンテンツのみを要求するクライアントとは異なり、プル配布ポイントでは使用可能なすべてのコンテンツを要求することがあります。1 つのソース配布ポイントに処理負荷がかかり過ぎると、ユーザーの環境内にある目的の配布ポイントへのコンテンツの配布に、予期しない遅延を招くことになります。

フォールバック ステータス ポイント :

  • それぞれのフォールバック ステータス ポイントでは、最大 100,000 台のクライアントをサポートできます。

管理ポイント :

  • それぞれのプライマリ サイトでは、最大 15 の管理ポイントをサポートできます。

    ヒント
    管理ポイントを、プライマリ サイト サーバーやサイト データベース サーバーから低速リンク経由で配置しないでください。
  • それぞれのセカンダリ サイトは、セカンダリ サイト サーバー上にインストールされる必要がある 1 つの管理ポイントをサポートします。

管理ポイントがサポートできるクライアントおよびデバイス数に関する情報については、このトピック内の「管理ポイント」セクションを参照してください。

ソフトウェアの更新ポイント :

  • サイト サーバーにインストールしたソフトウェアの更新ポイントは、最大 25,000 台のクライアントをサポートします。
  • サイト サーバーから離れた場所にあるソフトウェアの更新ポイントは、最大 150,000 台のクライアントをサポートします (リモート コンピューターがこのクライアント数をサポートする WSUS 要件を満たしている場合)。
  • 既定では、Configuration Manager でソフトウェアの更新ポイントを NLB クラスターとして構成することはサポートされていません。ただし、Configuration Manager SDK を使用することで、NLB クラスターにソフトウェアの更新ポイントを構成することが可能です。

1.2. サイトおよび階層のクライアント数

どのようにサイト、もしくは階層内でサポートすることができる多くのクライアント、種類を決定するために、以下の情報を使用します。

中央管理サイトを含む階層

中央管理サイトは、以下の 3 つのグループにリストされているデバイス数を含む合計のデバイス数をサポートしています :

  • 700,000 デスクトップ (Windows、Linux および UNIX を実行しているコンピューター)
  • 25,000 デバイス (Mac および Windows CE 7.0 を実行しているデバイス)
  • モバイル デバイス管理の展開をサポートする方法に応じて、以下のどちらか 1 つ :
    • 100,000 デバイス (オンプレミス MDM を使用して管理しているデバイス)
    • 300,000 クラウド ベースのデバイス

例として、階層が 700,000 デスクトップをサポート、Mac および Windows CE 7.0 クライアントが最大 25,000、および Microsoft Intune 統合の場合のクラウド ベースのデバイスが最大 300,000 の場合、合計は 1,025,000 になります。オンプレミス MDM を使用してデバイス管理をサポートする場合、階層の合計は 825,000 デバイスになります。

重要
中央管理サイトで SQL Server の Standard エディションを使用する階層では、最大 50,000 のデスクトップおよびデバイスのサポートに限られます。スタンドアロン プライマリ サイトで使用される SQL Server のエディションは、クライアント延べ数をサポートするサイト キャパシティを制限しません。
1.2.2 子プライマリ サイト

中央管理サイトを持つ階層内のそれぞれの子プライマリ サイトは、以下をサポートします :

  • 合計 150,000 クライアントおよびデバイスは、階層のサポートされる数を超えないよう、特定のグループもしくは種類に制限されるものではありません。

プライマリ サイトは、Mac および Windows CE 7.0 を実行しているデバイスを最大 25,000 コンピューターをサポート (階層の制限事項のため) します。

1.2.3. スタンドアロン プライマリ サイト

スタンドアロン プライマリ サイトは、以下のデバイス数をサポートします :

  • 合計 175,000 クライアントおよびデバイス数を超えない数 :
    • 150,000 デスクトップ (Windows、Linux および UNIX を実行しているコンピューター)
    • 25,000 デバイス (Mac および Windows CE 7.0 を実行しているデバイス)
    • モバイル デバイス管理の展開をサポートする方法に応じて、以下のどちらか 1 つ :
      • 50,000 デバイス (オンプレミス MDM を使用して管理しているデバイス)
      • 150,000 クラウド ベースのデバイス

例として、150,000 デスクトップおよび Mac および Windows CE 7.0 クライアントが 10,000 をサポートしているスタンドアロン プライマリ サイトは、追加で 15,000 デバイスをサポートできるだけです。これらのデバイスは、クラウド ベースのデバイス、もしくはオンプレミス MDM を使用して管理しているデバイスのどちらかです。

1.2.4. セカンダリ サイト

セカンダリ サイトは、以下をサポートします :

  • 15,000 デスクトップ (Windows、Linux および UNIXが動作しているコンピューター)
1.2.5. 管理ポイント

それぞれの管理は、以下のデバイス数をサポートできます :

  • 合計 25,000 クライアントおよびデバイス数を超えない数 :
    • 25,000 デスクトップ (Windows、Linux および UNIX を実行しているコンピューター)
    • 以下のどちらか 1 つ (両方ではない):
      • 10,000 デバイス (オンプレミス MDM を使用して管理しているデバイス)
      • 10,000 デバイス (Mac および Windows CE 7.0 を実行しているデバイス)

参考

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