System Center Configuration Manager のサイトおよびクライアントがサポートされるオペレーティング システムについて (5)

ブログ エントリ内にアフィリエイト広告が含まれています
スポンサーリンク

この記事は、Technet ライブラリSystem Center Configuration Manager のドキュメントSupported operating systems for sites and clients for System Center Configuration Manager を日本語に意訳したものとなります (2016/04/29 時点、分量が多いので全 6 回に分けています)。

目次

  1. サイジングとスケール サポート数
  2. サイト システムの役割の前提条件
  3. System Center Configuration Manager サイト システム サーバーをサポートするオペレーティング システム
  4. System Center Configuration Manager コンソールをサポートするオペレーティング システム
  5. System Center Configuration Manager クライアントをサポートするオペレーティングシステム (今回の記事)
  6. System Center Configuration Manager の高可用性オプション

5. System Center Configuration Manager クライアントをサポートするオペレーティングシステム

System Center Configuration Manager は、様々な Windows や Mac、Linux および UNIX コンピューター上にクライアント ソフトウェアのインストールをサポートします。

すべてのクライアントの要件および制限事項 :

  • どの Configuration Manager サービスについても、[スタートアップの種類][ログオン方法] の設定の変更はサポートされていません。主要なサービスを正しく実行できなくなる可能性があります。
  • root 以外のアカウントで Linux または UNIX 用の Configuration Manager クライアント、もしくは Mac 用の Configuration Manager クライアントのインストール、および実行をサポートしていません。主要なサービスを正しく実行できなくなる可能性があります。

5.1. Windows コンピューター

Configuration Manager を含む Configuration Manager クライアントの Windows コンピューターを管理することが可能です。詳細な情報は、「System Center Configuration Manager でクライアントを Windows コンピューターに展開する方法」を参照してください。

サポートされるオペレーティング システム :

  • Windows Server 2012 R2 (x64) – Standard, Datacenter1
  • Windows Storage Server 2012 R2 (x64)
  • Windows Server 2012 (x64) – Standard, Datacenter1
  • Windows Storage Server 2012 (x64)
  • Windows Server 2008 R2 with SP1 (x64) – Standard, Enterprise, Datacenter1
  • Windows Storage Server 2008 R2 (x86, x64) – Workgroup, Standard, Enterprise
  • Windows Server 2008 with SP2 (x86, x64) – Standard, Enterprise, Datacenter1
  • Windows 10 Enterprise LTSB (x86, x64) 3
  • Windows 10 (x86, x64) – Pro, Enterprise
  • Windows 8.1 (x86, x64) – Professional, Enterprise
  • Windows 8 (x86, x64) – Professional, Enterprise
  • Windows 7 with SP1 (x86, x64) – Professional, Enterprise, Ultimate
  • Windows Server 2012 R2 の Server Core インストール (x64)2
  • Windows Server 2012 の Server Core インストール (x64)2
  • Windows Server 2008 R2 の Server Core インストール (サービスパックなし、SP1) (x64)
  • Windows Server 2008 SP2 の Server Core インストール (x86, x64)

1 Datacenter リリースは System Center 2012 Configuration Manager でサポートされますが、動作は保障されません。 Windows Server Datacenter エディションに固有の問題に対しては、修正プログラムのサポートは提供されません。

2 クライアント プッシュ インストールをサポートするには、このオペレーティング システムのバージョンを実行するコンピューター上で、[ファイルおよび記憶域サービス] サーバーの役割の、[ファイル サーバー] の役割サービスを有効にする必要があります。Server Core コンピューター上にWindows の機能をインストールする詳細な情報は、Windows Server 2012 Technet ライブラリ内の「Server Core サーバーへのサーバーの役割と機能のインストール」を参照してください。

3 このオペレーティングシステムを使用する場合、バージョン 1602 以降が必要となります。

5.2. Windows Embedded

デバイス上に Configuration Manager クライアント ソフトウェアがインストールされた Windows Embedded デバイスを管理することが可能です。詳細な情報は、「System Center Configuration Manager での Windows Embedded デバイスへのクライアント展開の計画」を参照してください。

要件および制限事項 :

  • デバイス上に Configuration Manager クライアント ソフトウェアがインストールされた Windows Embedded デバイスの管理が可能です。
  • 以下のどちらか 1 つを使用するクライアントは、電源管理を除くすべての機能がサポートされます。
    • Enhanced Write Filters (EWF)
    • RAM File Based Write Filters (FBWF)
    • Unified Write Filters (UWF)
  • アプリケーション カタログは、どの Windows Embedded デバイスからもサポートされません。
  • Windows XP ベースの Windows Embedded デバイス上のマルウェア検出が監視可能になる前に、Embedded デバイス上の Microsoft Windows WMI スクリプト パッケージをインストールする必要があります。このパッケージをインスールするには、Windows Embedded Target Designer を使用します。検出されたマルウェアが報告されることを確認するために、Embedded デバイス上で WBEMDISP.DLL および WBEMDISP.TLB ファイルが存在し、%windir%\System32\WBEM フォルダー内に登録されていることを確認する必要があります。

サポートされるオペレーティング システム :

  • Windows 10 Enterprise (x86, x64)
  • Windows Embedded 8.1 Industry (x86, x64)
  • Windows Embedded 8 Industry (x86, x64)
  • Windows Embedded 8 Standard (x86, x64)
  • Windows Embedded 8 Pro (x86, x64)
  • Windows Thin PC (x86, x64)
  • Windows Embedded POSReady 7 (x86, x64)
  • Windows Embedded Standard 7 with SP1 (x86, x64)
  • WEPOS 1.1 with SP3 (x86)
  • Windows Embedded POSReady 2009 (x86)
  • Windows Fundamentals for Legacy PCs (WinFLP) (x86)
  • Windows XP Embedded SP3 (x86)
  • Windows Embedded Standard 2009 (x86)

5.3. Windows CE

Configuration Manager に含まれた Configuration Manager モバイル デバイス レガシー クライアントの Windows CE デバイスを管理可能です。

要件および制限事項 :

  • モバイル デバイス クライアントのインストールには、0.78 MB の記憶領域が必要です。モバイル デバイス上のログ記録に、最大 256 KB の記憶領域が追加で必要です。
  • これらのモバイル デバイスの機能は、プラットフォームとクライアントの種類によって異なります。モバイル デバイス レガシー クライアントで Configuration Manager がサポートする管理機能の詳細な情報については、「System Center Configuration Manager のデバイス管理ソリューションの選択」を参照してください。

サポートされるオペレーティング システム :

  • Windows CE 7.0 (ARM および x86 プロセッサ)

サポートされる言語 :

  • Chinese (simplified and traditional)
  • English (US)
  • French (France)
  • German
  • Italian
  • Japanese
  • Korean
  • Portuguese (Brazil)
  • Russian
  • Spanish (Spain)

5.4. Mac コンピューター

Mac 用の Configuration Manager クライアントを用いて Mac OS X を管理することが可能です。

Mac クライアントのインストール パッケージは、Configuration Manager のメディアから提供されていません。Microsoft Download Center から、Microsoft System Center Configuration Manager – Clients for Additional Operating Systems 内の一部をダウンロードすることが可能です。

要件および制限事項 :

Mac 用の Configuration Manager (バージョン 5.0.8333.1 以降) を使用する必要がある場合、別途ダウンロードする必要があります。Windows クライアントとは異なり、Mac クライアントにインストールする場合、Configuration Manager ソフトウェアには含まれていません。Mac クライアントをダウンロードするには、Microsoft System Center Configuration Manager – Clients for Additional Operating Systems にアクセスします。

詳細な情報は、「System Center Configuration Manager でクライアントを Mac コンピューターに展開する方法」を参照してください。

サポートされるバージョン :

  • Mac OS X 10.9 (Mavericks)
  • Mac OS X 10.10 (Yosemite)
  • Mac OS X 10.11 (El Capitan)

5.5. Linux および UNIX サーバー

Linux および UNIX 用の Configuration Manager クライアントで Linux および UNIX サーバーを管理することが可能です。

Linux および UNIX クライアントのインストール パッケージは、Configuration Manager のメディアから提供されていません。Microsoft Download Center から、Microsoft System Center Configuration Manager – Clients for Additional Operating Systems 内の一部をダウンロードすることが可能です。クライアント インストール パッケージに加え、クライアントのダウンロードには、それぞれのコンピューター上にクライアントのインストールを管理するインストール スクリプトが含まれています。

要件および制限事項 :

サポートされるバージョン :

示されている .tar ファイルを使用することで、以下のバージョンがサポートされます。

5.5.1. AIX

Version 5.3 (Power) ccm-Aix53ppc.<build>.tar
Version 6.1 (Power) ccm-Aix61ppc.<build>.tar
Version 7.1 (Power) ccm-Aix71ppc.<build>.tar

5.5.2. CentOS

Version 5 x86 ccm-Universalx86.<build>.tar
Version 5 x64 ccm-Universalx64.<build>.tar
Version 6 x86 ccm-Universalx86.<build>.tar
Version 6 x64 ccm-Universalx64.<build>.tar
Version 7 x64 ccm-Universalx64.<build>.tar

5.5.3. Debian

Version 5 x86 ccm-Universalx86.<build>.tar
Version 5 x64 ccm-Universalx64.<build>.tar
Version 6 x86 ccm-Universalx86.<build>.tar
Version 6 x64 ccm-Universalx64.<build>.tar
Version 7 x86 ccm-Universalx86.<build>.tar
Version 7 x64 ccm-Universalx64.<build>.tar
Version 8 x86 ccm-Universalx86.<build>.tar
Version 8 x64 ccm-Universalx64.<build>.tar

5.5.4. HP-UX

Version 11iv2 IA64 ccm-HpuxB.11.23i64.<build>.tar
Version 11iv2 PA-RISC ccm-HpuxB.11.23PA.<build>.tar
Version 11iv3 IA64 ccm-HpuxB.11.31i64.<build>.tar
Version 11iv3 PA-RISC ccm-HpuxB.11.31PA.<build>.tar

5.5.5. Oracle Linux

Version 5 x86 ccm-Universalx86.<build>.tar
Version 5 x64 ccm-Universalx64.<build>.tar
Version 6 x86 ccm-Universalx86.<build>.tar

Version 6 x64

ccm-Universalx64.<build>.tar
Version 7 x64 ccm-Universalx64.<build>.tar

5.5.6. Red Hat Enterprise Linux (RHEL)

Version 4 x86 ccm-RHEL4x86.<build>.tar
Version 4 x64 ccm-RHEL4x64.<build>.tar
Version 5 x86 ccm-Universalx86.<build>.tar
Version 5 x64 ccm-Universalx64.<build>.tar
Version 6 x86 ccm-Universalx86.<build>.tar
Version 6 x64 ccm-Universalx64.<build>.tar
Version 7 x64 ccm-Universalx64.<build>.tar

5.5.7. Solaris

Version 9 SPARC ccm-Sol9sparc.<build>.tar
Version 10 x86 ccm-Sol10x86.<build>.tar
Version 10 SPARC ccm-Sol10sparc.<build>.tar
Version 11 x86 ccm-Sol11x86.<build>.tar
Version 11 SPARC ccm-Sol11sparc.<build>.tar

5.5.8. SUSE Linux Enterprise Server (SLES)

Version 9 x86 ccm-SLES9x86.<build>.tar
Version 10 SP1 x86 ccm-Universalx86.<build>.tar
Version 10 SP1 x64 ccm-Universalx64.<build>.tar
Version 11 SP1 x86 ccm-Universalx86.<build>.tar
Version 11 SP1 x64 ccm-Universalx64.<build>.tar
Version 12 x64 ccm-Universalx64.<build>.tar

5.5.9. Ubuntu

Version 10.04 LTS x86 ccm-Universalx86.<build>.tar
Version 10.04 LTS x64 ccm-Universalx64.<build>.tar
Version 12.04 LTS x86 ccm-Universalx86.<build>.tar
Version 12.04 LTS x64 ccm-Universalx64.<build>.tar
Version 14.04 LTS x86 ccm-Universalx86.<build>.tar
Version 14.04 LTS x64 ccm-Universalx64.<build>.tar

5.6. Microsoft Intune で登録されるモバイル デバイス

Configuration Manager と Microsoft Intune を統合した場合に、管理可能なコンピューターおよびデバイスに関する詳細な情報は、Microsoft Intune ドキュメント ライブラリ内の 2 つのトピックを参照してください :

5.7. オンプレミスのモバイル デバイス管理

Configuration Manager は、クライアント ソフトウェアのインストールなしでオンプレミスのデバイスを管理する組み込み機能を持っています。 詳細な情報は、「モバイル デバイスを管理するには、System Center Configuration Manager でオンプレミス インフラストラクチャを使用します。」を参照してください。

要件および制限事項 :

  • 階層の最上階層にあるサービス接続ポイントを構成する必要があります。

サポートされるオペレーティング システム :

  • Windows 10 Pro (x86, x64)
  • Windows 10 Pro Enterprise (x86, x64)
  • Windows 10 Mobile
  • Windows 10 Mobile Enterprise

5.8. Exchange Server コネクタ

Configuration Manager は、クライアント ソフトウェアのインストールなしで Exchange Server に接続しているデバイスの限定された管理をサポートします。詳細な情報は、「System Center Configuration Manager と Exchange によるモバイル デバイスの管理」を参照してください。

要件および制限事項 :

  • Configuration Manager は、Exchange Server もしくは Exchange Online を実行しているサーバーに接続する Exchange Active Sync (EAS) 対応デバイス向けに Exchange Server コネクタを使用する場合、モバイル デバイスの限定された管理を提供します。
  • Exchange Server コネクタ で管理するモバイル デバイスをサポートする Configuration Manager の管理機能に関する詳細な情報は、「Configuration Manager でのモバイル デバイスの管理方法を決定する」を参照してください。

サポートされる Exchange Server のバージョン :

  • Exchange Server 2010 SP1
  • Exchange Server 2010 SP2
  • Exchange Server 2013
  • Exchange Online (Office 365) – Business Productivity Online Standard Suite を含む

参考

タイトルとURLをコピーしました