本記事は Public Preview を元に作成しています。仕様や設定内容など正式リリース版と異なる可能性があります。
VNet Peering を利用することで、同一リージョン内であれば仮想ネットワーク ゲートウェイを経由せず同一ネットワーク上にいるかのように低遅延、高帯域幅で通信することが可能となる機能です。
Azure ドキュメントに「The virtual networks that are peered should have non-overlapping IP address spaces.」と記載があるように、VNet Peering で接続する VNet が持つネットワーク セグメント (IP アドレス空間) は重複してはいけない、という記載があります。
ただ、本当に作成することができないのかどうかについて、念のため確認してみました。
検証
検証環境
検証環境は以下となります。
検証結果
結果としては、VNet Peering 先を指定する画面でネットワーク セグメントが重複している時点で、選択することはできませんでした。
このあたりのチェックはちゃんとしているようです。
参考
- Microsoft Azure: Cloud Computing Platform & Services
https://azure.microsoft.com/ - Virtual Network Documentation | Azure
https://azure.microsoft.com/documentation/services/virtual-network/ - Azure Virtual Network Peering | Microsoft Azure
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-network-peering-overview/ - VNet Peering for Azure Virtual Network が Public Preview になりました | 焦げlog
https://kogelog.com/2016/08/05/20160805-01/ - Azure ポータルから Azure リソース マネージャーで作成された VNet 間の VNet Peering を作成する (同一サブスクリプション) | 焦げlog
https://kogelog.com/2016/08/06/20160806-01/ - VNet Peering が作成されている状態で仮想ネットワーク ゲートウェイの作成、削除ができず失敗状態となる | 焦げlog
https://kogelog.com/2016/08/09/20160809-01/ - Azure ポータルから Azure リソース マネージャーで作成された VNet と Azure 管理サービスで作成された VNet 間の VNet Peering を作成する (同一サブスクリプション) | 焦げlog
https://kogelog.com/2016/08/10/20160810-01/ - Azure ポータルから Azure リソース マネージャーで作成された VNet 間の VNet Peering を作成する (異なるサブスクリプション) | 焦げlog
https://kogelog.com/2016/08/13/20160813-01/ - Azure リソース マネージャーで作成された VNet と Azure 管理サービスで作成された VNet 間の VNet Peering (異なるサブスクリプション) は作成できません | 焦げlog
https://kogelog.com/2016/08/14/20160814-01/