System Center 2016 – Data Protection Manager (DPM 2016) の DPM 管理シェルは、PowerShell を用いたコマンドライン インタフェースです。
DPM 管理シェルは、デスクトップ上のアイコン、もしくは [スタート メニュー] – [Microsoft System Center 2016] – [DPM 管理シェル] を選択、クリックすることで起動することが可能です。
DPM 2016 の管理を目的として様々なコマンドレットが DPM 管理シェルに用意されていますが、 コマンドレットのヘルプについては、日本語の情報は公開されていません。
このヘルプ情報について、「Get-Help」コマンドレットの -Full オプションを用いて実行した結果を編集、意訳しました。
この記事では、「Get-DPMDatasourceProtectionOption」コマンドレットについて記載します (他のコマンドレットについては、「System Center 2016 – Data Protection Manager の DPM 管理シェルで使用できるコマンドレットについて」を参照)。
Get-DPMDatasourceProtectionOption コマンドレット
名前
Get-DPMDatasourceProtectionOption
エイリアス
Get-DatasourceProtectionOption
概要
保護グループの保護オプションを取得します。
構文
Get-DPMDatasourceProtectionOption [-ProtectionGroup] <ProtectionGroup> -E14Options [<CommonParameters>]
Get-DPMDatasourceProtectionOption [-ProtectionGroup] <ProtectionGroup> -ExchangeOptions [<CommonParameters>] Get-DPMDatasourceProtectionOption [-ProtectionGroup] <ProtectionGroup> -FileSystem [<CommonParameters>] |
説明
Get-DPMDatasourceProtectionOption コマンドレットは、System Center 2016 – Data Protection Manager (DPM) 保護グループのデータ ソース用の保護オプションを取得します。コマンドレットが保護オプションを取得する保護グループのデータ ソースの種類を指定します。
パラメーター
-E14Options <SwitchParameter>
このコマンドレットが、Microsoft Exchange Server 2010 データ ソース上の操作を行う場合に指定します。
必須 | true |
位置 | named |
既定値 | なし |
パイプライン入力を許可する | false |
ワイルドカード文字を許可する | false |
-ExchangeOptions <SwitchParameter>
このコマンドレットが、Microsoft Exchange Server データ ソース上の操作を行う場合に指定します。
必須 | true |
位置 | named |
既定値 | なし |
パイプライン入力を許可する | false |
ワイルドカード文字を許可する | false |
-FileSystem <SwitchParameter>
このコマンドレットが、ファイル システム データ ソース上の操作を行う場合に指定します。
必須 | true |
位置 | named |
既定値 | なし |
パイプライン入力を許可する | false |
ワイルドカード文字を許可する | false |
-ProtectionGroup <ProtectionGroup>
コマンドレットが、オプションを取得する保護グループを指定します。ProtectionGroup オブジェクトを取得するには、Get-DPMProtectionGroup コマンドレットを用います。
必須 | true |
位置 | 1 |
既定値 | なし |
パイプライン入力を許可する | True (ByValue) |
ワイルドカード文字を許可する | false |
<CommonParameters>
このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: -Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-WarningAction、-WarningVariable、-OutBuffer、-PipelineVariable、および -OutVariable。詳細については、about_CommonParameters を参照してください。
入力
入力の種類は、コマンドレットにパイプ可能なオブジェクトの種類です。
出力
出力の種類は、コマンドレットが発行するオブジェクトの種類です。
- Datasource
例
例 1 : DPM サーバーから保護オプションを取得する
$PGroup = Get-DPMProtectionGroup -DPMServerName "DPMServer02" Get-DPMDatasourceProtectionOption -ProtectionGroup $PGroup[0] -FileSystem
最初のコマンドは、DPM サーバー「DPMServer02」から保護グループを取得し、変数 $PGroup に格納します。
2 番目のコマンドは、保護グループの保護オプションを取得します。コマンドは、配列 $PGroup の最初のメンバーを指定するために標準配列記法を用いています。
関連するリンク
- Set-DPMDatasourceProtectionOption
- Data Protection Manager コマンドレット
参考
- Data Protection Manager Cmdlets
https://technet.microsoft.com/en-us/library/hh881730(v=sc.30).aspx - Get-DPMDatasourceProtectionOption
https://technet.microsoft.com/en-us/library/hh881589(v=sc.30).aspx