Azure 仮想マシン Fv2 シリーズのインスタンスが公開、利用可能になりました

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2017/10/23 (現地時間) に、コンピューティングに最適化された仮想マシン インスタンスを提供する F シリーズのバージョン 2である Fv2 シリーズが公開、利用可能になった旨のアナウンスがありました。

Fv2 シリーズのインスタンスが利用可能なリージョンについては、2017/10/25 に確認した時点では以下の 3リージョンとなり、東南アジア リージョンを含め、他のリージョンにはまだ提供されていませんでした。

  • 米国西部 2 (West US 2) リージョン
  • 米国東部 (East US) リージョン
  • ヨーロッパ西部 (West Europe) リージョン

Fv2 シリーズで利用できるインスタンスについては、以下となっており、Intel Xeon Platinum 8168 プロセッサ (Hyper-Threading) が用いられており、Intel AVX-512 命令セットが利用できるようになっています。

Intel AVX-512 命令セットについては、AI やディープ ラーニング、画像、オーディオ/ビデオ処理などといった高負荷、複雑な演算処理を必要とするワークロードにおけるパフォーマンスを向上させることができるため、この命令セットを使用するアプリケーションやサービス、ソリューションがある場合には、Fv2 シリーズのインスタンスが適していると言えます。

サイズ vCPU 数 メモリ ローカル SSD キャッシュとローカルディスクの最大 IOPS
(キャッシュ サイズ)
最大データ ディスク数
(1023GB ごと)
最大 NIC 数
Standard_F2s_v2 2
4GB 16GB 4000 (32GB) 4 2
Standard_F4s_v2 4 8GB 32GB 8000 (64GB) 8 2
Standad_F8s_v2 8 16GB 64GB 16000 (128GB) 16 4
Standard_F16s_v2 16 32GB 128GB 32000 (256GB) 32 8
Standard_F32s_v2 32 64GB 256GB 64000 (512GB) 32 8
Standard_F64s_v2 64 128GB 512GB 128000 (1024GB) 32 8
Standard_F72s_v2 72 144GB 576GB 144000 (1520GB) 32 8

なお、Azure ポータルからだと、作成および変更できるインスタンスが Standard_F2s_v2 と Standard_F4s_v2 のみになっています (2017/10/25 確認時点)。それ以上のインスタンスを作成する場合には、Azure PowerShell、もしくは Azure CLI を使う必要があります。

また、Standard_F2s_v2 と Standard_F4s_v2 以外のインスタンスを作成した場合には、サイズは表示されませんでした。

  • Standard_F2s_v2
  • Standard_F4s_v2
  • それ以外

試しに Standad_F8s_v2 を Windows Server 2016 でデプロイした結果が以下となります、ご参考までに。

  • CPU-Z
  • Coreinfo.exe
  • システム情報 (msinfo32)
  • デバイス マネージャー
  • ほげ

参考

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