System Center Technical Preview, version 1711 が公開されました

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2017/11/08 (現地時間) に System Center Semi-Annual channel release に向けた最初の Technical Preview 版である、System Center Technical Preview, version 1711 が公開された旨のアナウンスがありました。

System Center Technical Preview, version 1711 は、Microsoft Evaluation Center 内の以下サイトから入手することが可能です。

対象となる System Center コンポーネントは、以下の 5つとなります。

  • Data Protecction Manager (SCDPM)
  • Operations Manager (SCOM)
  • Orchestrator (SCO)
  • Service Manager (SCSM)
  • Virtual Machine Manager (SCVMM)

日本語を含む複数の言語が用意、利用可能になっています。

ダウンロードするには、登録情報 (氏名、所属、メール アドレスなど) の入力、およびプライバシー ポリシーについて許諾する必要となります。

ダウンロード項目が多く感じますが、SCOM のインストーラーが言語別に分かれているだけとなります。

実際のインストールはこれからですが、各コンポーネントのダウンロード サイズとダウンロードしたファイルの解凍後のサイズ、そしてセットアップ ファイルを起動したときの画面ハードショットを貼り付けました。
※インストールには、別途 SQL Server が必要になるかと。

Data Protection Manager

ダウンロード サイズ

解凍後のサイズ

セットアップ ファイルを起動したときの画面

Opeartions Manager

ダウンロード サイズ

解凍後のサイズ

セットアップ ファイルを起動したときの画面

Orchestrator

ダウンロード サイズ

解凍後のサイズ

セットアップ ファイルを起動したときの画面

Service Manager

ダウンロード サイズ

解凍後のサイズ

セットアップ ファイルを起動したときの画面

Virtual Machine Manager

ダウンロード サイズ

解凍後のサイズ

セットアップ ファイルを起動したときの画面

Preview of first System Center semi-annual channel release now available の意訳 (抜粋)

最初の Semi-Annual channel release では、System Center Oprations Manager、Virtual Machine Manager、そして Data Protection Manager の拡張機能をフィードバックに基づいて提供される予定になっています。加えて、セキュリティと不具合の修正、TLS1.2 サポートについて、Orchestrator (Service Manager Automation、Service Provider Foundation を含む) や Service Manager を含むすべての System Center コンポーネントで利用可能となります。

次の Semi-Annual channel release でのコンポーネント間の機能アップデートは、2018年 Q1 に共有されます。

Windows Server、Linux と VMware に対する拡張サポート

昨年 10月にリリースされた System Center 2016 以来、多くのお客様にアップグレードいただけるよう、過去の System Center バージョンから強化された新しい機能の使用を開始、Windows Server、Linux と VMware における最新の Software-Defined Datacener 機能をサポートします。パブリック プレビューの一部として、今すぐに確認可能ないくつかの新機能を紹介します :

  • Windows Server version 1709 のサポート : ホスト監視、ホスト管理、暗号化された SDN 仮想ネットワークの構成、Shielded Linux VMs on Hyper-V、そして バックアップ機能を持つ最新バージョンの Windows Server をサポートします。
  • Virtual Machine Manager における Windows Server 2016 で追加された機能のサポート : Nested Virtualization のセットアップ、ソフトウェア ロード バランサーの構成、Storage QoS 構成とポリシー設定、そして VMware UEFI VM から Hyper-V VM への移行が可能となります。
  • Operations Manager における Linux 監視 : カスタマイズ可能な FluentD ベースの Linux エージェントを使用して、Linux 上できめ細かいログ ファイル監視が実現可能に、Linux のログ ファイル監視が、Windows Server と同等になりました。
  • Operations Manager における Web コンソール エクスペリエンスの改善 : SCOM Web コンソールは、すべてのブラウザー、組込み済みウィジェット、およびウィジェットのカスタマイズをサポートする HTML5 に完全に移行されました。
  • サードパーティ製 Management Pack に関する更新と推奨事項 : System Center 2016 の MP Updates と Recommendations 機能をリリースしました。これは、サードパーティ製 MP の検出と更新をサポートするように拡張されました。
  • より高速、コスト効率化された VMware バックアップ : Data Protection Manager の Modern Backup Storage テクノロジーを用いることで、VMware VM のバックアップを高速化、ストレージ コストが最大 50% 削減することができました。
  • 上記以外のより多くの機能は、次のとおり :
    • Operations Manager :
      • Linux MP の改善
      • Linux Kerberos サポート
      • Windows Server OS MP の改善
      • すべての言語に対して 1つのセットアップ
      • 多数の MP による UI の応答性の改善
      • VSAE (Visual Studio Authoring Extensions) における Visual Studio 2017 のサポート

コンポーネント間で一貫性のある評価およびライセンス エクスペリエンスも実現します。

新しい Azure との統合

Microsoft は、運用管理のために Azure サービスに多大な投資を行ってきました。これらの優れた機能に接続するために、System Center に次の更新プログラムが含まれています :

  • Operations Manager と Service Map の統合 : SCOM の Distributed Application Diagram 関数を使用すると、Service Map から推測されるアプリケーション、サーバー、およびネットワークの依存関係を自動的に確認することが可能です。SCOM からこのより深いエンドポイント監視は、より優れた診断ワークフローのためのダイアグラム ビューに表示されます。
  • Azure ARM VM と特別なリージョンの管理 : Virtual Machine Manager アドインを用いて、Azure ARM VM、Azure Active Directory、そして多くのリージョン (China、US Government、Germany) の管理が可能になります。
  • Azure と Service Manager の統合 : Azure ITSM と Azure アクション グループとの統合を使用して、System Center Service Manager で Azure および 非 Azure リソースで発生したアラートを自動的にインシデントを作成するルールを設定できます。

さらに、プレビューには含まれていない次の機能は、来年初めの最初の Semi-Annual channel release で利用可能になる予定です :

  • Azure から一元的にバックアップの監視とレポート : Azure のオンプレミス (DPM) とクラウド (Azure Backup) の両方のバックアップ状態をレポートし、Power BI で表示およびカスタマイズすることもできます。DPM に Azure Backup を接続すると、無料のストレージ アカウント (最大 1GB) に Azure Backup のジョブ データが 3か月間保存されます。したがって、インフラストラクチャを追加することなく、月次レポートもしくは四半期レポートを完了することができます。
  • Azure に保存されている回復ポイントからファイルとフォルダを回復する : DPM を Azure に接続すると、クラウド回復ポイントにあるファイルやフォルダを数分で回復することができます。

来年初めに予定されている GA に向けて、このプレビュー リリースのご意見をお待ちしております。今後のリリースに影響を与えるために、System Center Tech Community および UserVoice フォーラムに参加してフィードバックと提案を提供してください。

参考

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