2017/11/20 (現地時間) に Update 1710 for System Center Configuration Manager (current branch) が公開された旨のアナウンスがありました。
- Now Available: Update 1710 for System Center Configuration Manager – Enterprise Mobility + Security
https://cloudblogs.microsoft.com/enterprisemobility/2017/11/20/now-available-update-1710-for-system-center-configuration-manager/
version 1710 の新機能および機能強化点 (意訳)
以下は、このアップデートで利用可能な拡張機能の一部:
Microsoft 365 の採用
- Windows 10 version 1709 に対する OS 展開サポート : 最新の Windows 10 build を展開するために、Windows 10 ADK version 1709 にアップグレードすることが可能に。
- Windows Defender Application Guard ポリシーの構成と展開 : 仮想化されたブラウザで信頼できない Web サイトを開いた際にユーザーを保護する Windows Defender Application Guard ポリシーを作成、Windows 10クライアントへの展開が可能に。
- Windows Defender Application Control に対するポリシーの改善 : Windows Defender Application Control (以前は Device Guard) の一部として、Intelligent Security Graph によって信頼されているソフトウェアの認証が可能に。
- Windows Defender Exploit Guard : Windows 10 での脆弱性の悪用をより困難にする、侵入防止のルールとポリシーを提供する Windows Defender Exploit Guard ポリシーの構成が可能に。
合理化されたインフラストラクチャ
- 次世代証明書のサポート : ほとんどのクライアント側のサイトの役割で次世代証明書 (もしくは バージョン 3 テンプレートの CNG) を使用可能に。
Modern Management
- 共同管理 : 制御かつインタラクティブな方法による Modern Management によって時間の経過とともに合理化するのに役立つ共同管理を有効にする。Windows 10 デバイスは、Configuration Manager と Intune によって同時に管理することが可能であり、Active Directory (AD) と Azure Active Directory (Azure AD) にも参加可能である。これにより、時間を掛けて Intune と Azure AD に管理を移行することが可能となる。
- デバイス コンプライアンスが Intune によって管理されている場合の Software Center からの共同管理デバイスのコンプライアンス チェック : Intune によってデバイス コンプライアンスが実施されている場合に、Software Center を用いて共同管理された Windows 10 デバイスのコンプライアンスの確認が可能に。
Microsoft Intune に接続された Configuration Manager
- 条件付きアクセスのコンプライアンス ポリシーに対するデバイス正常性構成証明の評価 : 企業のリソースに条件付きアクセスのコンプライアンス ポリシー ルールとしてデバイス正常性構成証明の状態が使用可能に。
- 新しいコンプライアンス ポリシーのアクション : これらのアクションは、企業リソースへのアクセスを失う前に準拠していないデバイスの猶予期間の設定や、準拠していないデバイスを持つユーザーへの電子メールの作成が含まれる。
- 印刷と連絡先の同期をブロックする App Protection の設定: Intune App Protection で明らかにされたアプリケーションの印刷と連絡先の同期をブロックするための追加設定を追加。
- Configuration Manager コンソールの VPN プロファイル エクスペリエンスの改善 : VPN プロファイルの設定で、プラットフォームに応じてフィルタすることが可能に。新しい VPN プロファイルを作成する場合、サポートされている各プラットフォーム ワークフローにはプラットフォームに適した設定だけが含まれる。既存の VPN プロファイルには影響しない。
- Windows 10 を実行している ARM64 デバイスに対するモバイル デバイスの管理サポート : これらのデバイスが利用可能になると、ATM64 デバイスの Windows 10 MDM シナリオがサポートされる。
カスタマー フィードバック
- タスク シーケンス ステップの実行 : これは、タスク シーケンス間の親子関係を作成する別のタスク シーケンスを実行する、新しいタスク ステップである。
- Software Center 内のアプリケーション用に最大 512×512 ピクセルのアイコンを許可 : Software Center 内に表示される最大 512×512 ピクセルのアイコンを持つアプリの展開を許可。
- Software Center のカスタマイズ : エンタープライズ ブランディング要素を追加し、Software Center でタブ表示の指定が可能に。Software Center 固有の会社名の追加や色のテーマを設定、会社ロゴの設定、クライアント デバイスのタブ表示の設定が可能に。
- 保留中のコンピューターの再起動に関する概要の改善 : 保留中のコンピュータの再起動の理由が通知される。
- PowerShell スクリプトの作成と実行 : オプション パラメーターを使用したスクリプトの作成や実行、セキュリティス コープの設定、スクリプト結果の監視が可能に。
より詳細な情報、およびこのアップデートによる新しい機能のすべての一覧を確認するには、What’s new in version 1710 of System Center Configuration Manage ドキュメントを参照。
注 : アップデートは今後、数週間で全世界に展開される予定であり、Configuration Manager コンソール内の「更新とサービス」ノードからインストールする準備を行うときに自動的にダウンロード、および通知される。これらの新機能を試すのが待ちきれない場合、 この PowerShell script を使用し、first wave of customers として受信していることを確認すること。このスクリプトを実行すると、すぐにコンソールにアップデートが表示される。
アップグレード プロセスに関するサポートについては、Site and Client Deployment フォーラムで質問をを投稿してください。このリリースに含まれる機能に関する問題をフィードバック、および報告する場合は、Connect を使用してください。将来のアップデートに含めたい新しい機能や拡張機能がある場合、Configuration Manager UserVoice サイトを使用してください。
参考
- Enterprise Mobility + Security
https://blogs.technet.microsoft.com/enterprisemobility/ - System Center: Configuration Manager
https://blogs.technet.microsoft.com/configurationmgr/ - System Center(@MS_SystemCenter)さん | Twitter
https://twitter.com/MS_SystemCenter - Updates – Configuration Manager | Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/en-us/sccm/core/servers/manage/updates - Incremental versions – Configuraton Manager | Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/en-us/sccm/core/plan-design/changes/whats-new-incremental-versions - System Center Configuration Manager Documentation | Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/en-us/sccm/index