Update Rollup 23 for Azure Site Recovery が公開されました

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Azure Site Recovery (ASR) の更新プログラムである Update Rollup 23 for Azure Site Recovery (KB4091311) が公開されました。

Azure Site Recovery には、大きく分けて「Hyper-V ベース (SCVMM 含む)」向け、および「VMware ベース (物理、他仮想化/他クラウド基盤含む)」向けの 2 種類のインストーラーが存在します。

  • Microsoft Azure Site Recovery Provider (バージョン 5.1.3100.0)
  • Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) (バージョン 9.14.4804.1)

KB4091311 に記載されている修正内容について、以下の 3項目それぞれに対して、追加のサポートや問題の修正が行われています。

  • Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup と Configuration Server テンプレート
  • Microsoft Azure Site Recovery (サービス側の修正)

Update Rollup 23 for Azure Site Recovery について

Update Rollup 23 for Microsoft Azure Site Recovery Provider は、Microsoft Azure Site Recovery Service Provider がインストールされているすべてのシステムに適用することができ、以下が含まれます :

  • Microsoft Azure Site Recovery Provider for System Center Virtual Machine Manager (3.3.x.x)
  • Microsoft Azure Site Recovery Hyper-V Provider (4.6.x.x)
  • Microsoft Azure Site Recovery Provider (5.1.2900.x)

Update Rollup 23 for Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) は、Microsoft Azure Site Recovery Services Unified Setup バージョン 9.0.4016.1 以降がインストールされたすべてのシステムに適用することができます。

このアップデートに含まれる修正された問題

このアップデートの適用後、次の問題を修正、および次の機能の改善が含まれます :

Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup と Configuration Server テンプレート

機能の改善
  • この新しいバージョンでは、VMware Management SDK を使用して vCenter Server と通信します。 PowerCLI への依存関係は削除されました。

Microsoft Azure Site Recovery (サービス側の修正)

機能の改善
  • Azure to Azure : 2つの Azure リージョン間の Managed Disk 上の Azure VM に対するディザスタ リカバリーを設定する機能が追加されました (国のクラウド展開に続く)。
  • 保護の無効に関するフェードバック : 仮想マシンの保護を無効にする理由について、フィードバックを提供できるようになりました。このフィード バックアンケートは、保護が解除された時期に応じて、一部の仮想マシンの保護を無効にするときに表示されます。
  • Hyper-V Site to Azure : 現在 15分コピー間隔を使用するレプリケーション ポリシーは、5分コピー間隔を使用するように更新されます。このアップデートにより、レプリケーションのパフォーマンスが向上し、Hyper-V 仮想マシンをレプリケートするための回復ポイントの目標が向上します。15分コピー頻度オプションは、以降のリリースでは中止されます。
問題の修正
  • 認証サービスのアップデートでは、次の問題は修正されています ;
    • Hyper-V with VMM to Azure : VM が複数のクラウドに分散している特定の資格情報コンテナーでは、内部エラーで認証の更新が失敗していました。これはサービス側で修正されています。
    • VMware to Azure : Configuration Server の登録中に生成されたパスフレーズが更新された場合、“Security authentication update failed due to issues in registry key updates.” というエラーで認証の更新に失敗していました。この問題はサービス側で修正されています。

アップデート情報

これらの問題を解決するために、Microsoft Download Center から次の利用可能なファイルをダウンロードします :

Microsoft サポート ファイルをダウンロードするための詳細な情報は、次の Microsoft サポート技術情報を参照してください :

マイクロソフトでは、このファイルのウイルス スキャンを行っています。また、ファイルが公開された日付で入手可能な最新のウイルス検出ソフトウェアを使用しています。加えて、このファイルはセキュリティが強化されたサーバーに格納されており、許可されていないファイルの変更を防止しています。

前提条件

Microsoft Azure Site Recovery Provider Update Rollup 23 (バージョン 5.1.3100.0) にバージョンアップするには、次のそれぞれのバージョンがインストールされている必要があります :

  • Microsoft Azure Hyper-V Recovery Manager (バージョン 3.4.486 以降)
  • Microsoft Azure Site Recovery Hyper-V Provider (バージョン 4.6.660 以降)
  • Microsoft Azure Site Recovery Provider (バージョン 5.1.1000 以降)

Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup Update Rollup 23 (バージョン 9.14.xxxx.x) にバージョンアップするには, 次のバージョンがインストールされている必要があります :

  • Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) (バージョン 9.10.xxxx.x 以降)

注 : コントロール パネルの [プログラムと機能] からインストールされているバージョンを確認することができます。

再起動の情報

System Center Virtual Machine Manager がインストールされているコンピューター、もしくは Hyper-V サーバー上でこの更新プログラムを適用しても、システムの再起動は必要はありません。

このアップデートでは、更新プロセス中に System Center Virtual Machine Manager サービスを自動的に停止、再起動します。

Configuration Server と保護されたサーバーの場合、この更新プログラムの適用後、再起動が必要になります。

補足

Update Rollup 22 for Azure Site Recovery と Update Rollup 23 for Azure Site Recovery の間にもバージョンアップしていたようなんですが、特にアナウンスなかったですね。

  • Microsoft Azure Site Recovery Provider (バージョン 5.1.2950.0)
  • Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) (バージョン 9.13.4770.1)

参考

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