Update Rollup 24/25/26 for Azure Site Recvoery について

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Azure Site Recovery (ASR) の更新プログラムについて、定期的にリリース、公開されており、2018/07/23 時点の最新版は、Update Rollup 26 for Azure Site Recovery (KB4344054) が公開されています。
※Update Rollup 24 for Azure Site Recovery も出ていたようですが、技術情報が公開されていないので、何が変わったのかが不明。

Azure Site Recovery には、大きく分けて「Hyper-V ベース (SCVMM 含む)」向け、および「VMware ベース (物理、他仮想化/他クラウド基盤含む)」向けの 2 種類のインストーラーが存在し、これらに加えて、エージェント (Microsoft Azure Recovery Services Agent) が存在します。

以下、Update Rollup 26 for Azure Site Recvoery における各インストーラーのバージョンとなります。

  • Microsoft Azure Site Recovery Provider (version 5.1.3400.0)
  • Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) (version: 9.17.4897.1)
  • Microsoft Azure Recovery Services Agent (version 2.0.9124.0)
    ※公開後からバージョンが上がっている模様。

Update Rollup 26 for Azure Site Recovery について

Update Rollup 26 for Microsoft Azure Site Recovery Provider は、Microsoft Azure Site Recovery Service Provider がインストールされているすべてのシステムに適用することができ、以下が含まれます :

  • Microsoft Azure Site Recovery Provider for System Center Virtual Machine Manager (3.3.x.x)
  • Microsoft Azure Site Recovery Hyper-V Provider (4.6.x.x)
  • Microsoft Azure Site Recovery Provider (5.1.3000.x)

Update Rollup 23 for Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) は、Microsoft Azure Site Recovery Services Unified Setup バージョン 9.13.0000.1 以降がインストールされたすべてのシステムに適用することができます。

このアップデートによる問題の修正

このアップデート プログラムを適用する場合、次の問題を修正、および改善が行われます。

Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup と Configuration Server テンプレート

機能の改善
  • VMware to Azure シナリオにて、”初期レプリケーション” 時間が改善された圧縮技術を用いることで削減されました。

Mobility Service

機能の改善
  • Azure 仮想マシンのディザスタ リカバリー (Azure リージョン間) : SUSE Linux Enterprise Server 12 を実行している Azure 仮想マシンをサポート
問題の修正
  • シャットダウン処理中にディスク書き込みが多すぎる場合、仮想マシンは再起動後に “再同期” モードに移行することがあります。

Microsoft Azure Site Recovery (Service)

問題の修正
  • IaaS VM のフェールオーバー時にネットワーク インタフェース名を保持します。この修正では、ターゲット リージョンで作成されたネットワーク インターフェイスは、ソース ネットワーク インターフェイスと同じ名前を保持します。この修正により、ASR で作成されたロング ネームも削除され、ネットワーク インターフェイスが標準 LB バックエンド プールに接続されている場合に長いファイル名のために発生する問題が解決されます。
  • Azure 仮想マシンを複製する際に自動更新を有効にすると、同じサブスクリプションに最初の9文字が似ている別の資格情報コンテナーがある場合、自動化アカウントの作成が失敗します。この問題を解決するには、自動化アカウントのデフォルト名を選択するロジックが修正されています。
  • オンプレミスから Azure へのフェールオーバーに対して、Azure へのフェールオーバー時に Managed ディスクを作成する設定が指定されている場合、レプリケートされたデータを含む blob は保護の無効化した一部としてフェールオーバー後にクリーンアップされません。この問題は修正され、保護の無効化した後 Blob はクリーンアップされます。

Azure Site Recovery オンプレミス コンポーネントのアップデート

Azure リージョン間

  1. Azure portal にアクセスし、該当の “Recovery services コンテナー” に移動します。
  2. 該当の “Recovery services コンテナー” の Azure ポータル内にある “レプリケートされたアイテム” ペインにアクセスします。
  3. 画面上の上部にある次の通知をクリックします :
    New Site Recovery replication agent update is available.
    Click to install ->
  4. アップデートを適用する VM を選択し、[OK] をクリックします。

2 つのオンプレミス VMM サイト間、もしくは SAN 配列レプリケーションを用いた 2 つのオンプレミス VMM サイト間

  1. Update Rollup 26 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. リカバリー サイトで管理している 1 台目のオンプレミス VMM サーバーに Update Rollup 26 をインストールします。
  3. リカバリー サイトがアップデートされた後、プライマリ サイトが管理している VMM サーバーで Update Rollup 26 をインストールします。

VMM が高可用性 VMM (VMM クラスター) である場合、VMM サービスがインストールされているクラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス VMM サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 26 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. オンプレミス VMM サーバー上で Update Rollup 26 をインストールします。
  3. すべての Hyper-V ホストで最新の MARS エージェントをインストールします。

VMM が高可用性 VMM (VMM クラスター) である場合、VMM サービスがインストールされているクラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス Hyper-V サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 26 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. Azure Site Recovery に登録されている Hyper-V サーバーの各ノード上のプロバイダーをインストールします。

Hyper-V がホスト クラスター Hyper-V サーバーの場合、クラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス VMware/物理サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 26 for Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup をダウンロードします。
  2. オンプレミス管理サーバーの 1 台目にアップデートをインストールします。これは、Configuration サーバーと Process サーバー ロールを含むサーバーにインストールします。
  3. スケールアウト Process サーバーがある場合、次にそのサーバーをアップデートします。
  4. Azure Portal にアクセスし、保護されたアイテム/レプリケートされたアイテム ペインに移動します。
  5. このページの VM を選択します。
  6. 各 VM のペインの下部に表示されている Update Agent ボタンをクリックします。これは、すべての保護されている VM 上の Mobility Service Agent をアップデートします。

アップデート情報

これらの問題を解決するために、Microsoft Download Center から次の利用可能なファイルをダウンロードします :

Microsoft サポート ファイルをダウンロードするための詳細な情報は、次の Microsoft サポート技術情報を参照してください :

マイクロソフトでは、このファイルのウイルス スキャンを行っています。また、ファイルが公開された日付で入手可能な最新のウイルス検出ソフトウェアを使用しています。加えて、このファイルはセキュリティが強化されたサーバーに格納されており、許可されていないファイルの変更を防止しています。

前提条件

Microsoft Azure Site Recovery Provider Update Rollup 26 (バージョン 5.1.3400.0) にバージョンアップするには、次のそれぞれのバージョンがインストールされている必要があります :

  • Microsoft Azure Hyper-V Recovery Manager (version 3.4.486 以降)
  • Microsoft Azure Site Recovery Hyper-V Provider (version 4.6.660 以降)
  • Microsoft Azure Site Recovery Provider (version 5.1.3000 以降)

Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup Update Rollup 26 (バージョン 9.17.xxxx.x) にバージョンアップするには, 次のバージョンがインストールされている必要があります :

  • Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) (version 9.13.xxxx.x 以降)

コントロール パネルの [プログラムと機能] からインストールされているバージョンを確認することができます。

再起動の情報

System Center Virtual Machine Manager がインストールされているコンピューター、もしくは Hyper-V サーバー上でこの更新プログラムを適用しても、システムの再起動は必要はありません。

このアップデートでは、更新プロセス中に System Center Virtual Machine Manager サービスを自動的に停止、再起動します。

Configuration Server と保護されたサーバーの場合、この更新プログラムの適用後、再起動が必要になります。

Update Rollup 25 for Azure Site Recovery について

Update Rollup 25 for Microsoft Azure Site Recovery Provider は、Microsoft Azure Site Recovery Service Provider がインストールされているすべてのシステムに適用することができ、以下が含まれます :

  • Microsoft Azure Site Recovery Provider for System Center Virtual Machine Manager (3.3.x.x)
  • Microsoft Azure Site Recovery Hyper-V Provider (4.6.x.x)
  • Microsoft Azure Site Recovery Provider (5.1.2900.x)

Update Rollup 25 for Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) は、Microsoft Azure Site Recovery Services Unified Setup バージョン 9.16.4860.1 以降がインストールされたすべてのシステムに適用することができます。

このアップデートによる問題の修正

このアップデート プログラムを適用する場合、次の問題を修正、および改善が行われます。

Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup および Configuration Server テンプレート

機能の改善
  • Virtual Volumes (VVols) データストア上の VMware VM を保護、フェールバックすることができます。
  • NFS データストア上の VMware VM を保護、フェールバックすることができます。
  • vApp 配下の VMware VM を保護、フェールバックすることができます。
問題の修正
  • Disk.Enable UUID がソース VM のセットではない場合、もしくはソース VM が RDM 物理ディスクである場合、元のロケーション リカバリーを実行している間、Azure Site Recovery はソース VM に接続されている元のディスクを再利用するのではなく、新しいディスクを作成します。この更新プログラム (エージェントのバージョン 9.16 でレプリケーションを有効にする必要があります) の後、既存のディスクを再利用します。
  • MT が存在する ESXi ホストで仮想マシン ポート グループ スイッチが使用できない場合、フェールバック中に内部エラーが発生します。

Mobility Service

機能の改善
  • Machine Name、Disk ID などよく知られたパラメーターの種類以外のイベント パラメーターを収集しないように、Windows モビリティ サービスのイベント ログ収集を変更します。

Microsoft Azure Recovery Service Agent

問題の修正
  • version 2.0.9077.0 以前の Microsoft Azure Recovery Services エージェント バージョンで保護されていたW indows Server 2016 を実行しているホスト上にある Hyper VM は、別の場所へのリカバリをサポートサポートしていません。この問題は、今回のロールアップで修正されます。最新バージョンをインストールすることで、別の場所にリカバリすることが可能となります。この修正は、次のシナリオに適用されます :
    • オンプレミス VMM サイトと Azure 間
    • オンプレスミス Hyper-V サイトと Azure 間

Microsoft Azure Site Recovery (Service)

機能の改善

Azure-to-Azure レプリケーションにおけるモビリティサービス拡張の自動更新。Site Recovery コンポーネントを手動でアップグレードする際のオーバーヘッドを回避するには、Site Recovery がコンポーネントの更新を管理できるようにします。この機能は、現在 Azure Site Recovery を使用している Azure VM のレプリケーションにのみ適用されます :

Microsoft Azure Site Recovery (Portal)

機能の改善

Site Recovery コンポーネントの自動アップデートに対する新しい管理設定を追加します。Site Recovery が次の方法で更新を管理できるようにすることが可能です :

  • レプリケーションを有効化する手順の一部として
  • 資格情報コンテナー内の拡張機能の更新設定を切り替える

参考