Update 1806 for System Center Configuration Manager (Current Branch) が公開されました

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2018/07/31 (現地時間) に Update 1806 for System Center Configuration Manager (current branch) が公開された旨のアナウンスがありました。

Update 1806 の新機能および機能強化点 (意訳)

1806 update for Configuration Manager current branch では、追加の共同管理ワークロードと簡略化されたクラウド サービスを使用して、既存の Configuration Manager 実装にクラウド パワーによる価値を提供するため、Microsoft では引き続き投資をします。またリアルタイム スクリプト機能を構築する、CMPivot と呼われる強力な新機能を公開することを非常に喜ばしく思います。CMPivot は、環境内のデバイスのリアルタイム状態のアクセスを提供する新しいコンソール内ユーティリティです。

CMPivot を使用することで、環境に対して即座にインサイトを得ることが可能となります。現在のコンプライアンス状態をリアルタイムで知る必要がありますか? CMPivot は分単位でそれらのインサイトを得ることが可能です。

このインフォグラフィックス、およびスライドは、こちらからダウンロードすることが可能です。

加えて、サイト サーバーの高可用性、最新のダッシュボードとインサイト、ピアツーピアの改善などの機能を提供し、配布ポイントの依存性を軽減し、ネットワーク パフォーマンスを向上させることで、Configuration Manager の運用を簡略化し続けます。

このアップデートで使用可能ないくつかの機能拡張は次のとおりです :

Get and Stay Current

  • フェーズ化された展開の改善 :
    • アプリケーションに対してフェーズ化された展開の作成が可能です。
    • フェーズ化された展開は、ネイティブな監視エクスペリエンスを持ちます。
    • タスク シーケンスに対して手動で設定されたフェーズでフェーズ化された展開を作成することができます。
    • フェーズ化された展開の各フェーズにおいて、段階的に展開設定できるようになりました。
  • Windows Software Update Services (WSUS) メンテナンスの改良 : ソフトウェアの更新ポイント コンポーネントのプロパティで定義されている置き換えの規則にしたがい、期限が切れた更新を拒否するために、WSUS クリーンアップ ウィザードを使用します。
  • コンテンツを除くソフトウェア アップデートの展開 : コンテンツを配布ポイントにダウンロードして配布することなく、ソフトウェア アップデートをデバイスに展開できるようになりました。これは、非常に大きな更新コンテンツを扱う場合や、クライアントが常に Microsoft Update クラウドサービスからコンテンツを取得したい場合に便利です。
  • 新しいソフトウェア アップデート コンプライアンス レポート : Compliance 9 – 全体的な健全性とコンプライアンス レポートでは、特定のソフトウェア アップデート グループのコンプライアンス結果を “健全な” クライアントでフィルタリングできます。
  • 製品ライフサイクル ダッシュボード : 新しい製品ライフサイクル ダッシュボードには、Configuration Manager で管理されているデバイスにインストールされている Microsoft 製品の Microsoft ライフサイクル ポリシーの状態が表示されます。
  • サードパーティ製ソフトウェア アップデート : Configuration Manager コンソールでパートナー カタログを購読し、新しいサードパーティ製のソフトウェア更新機能を使用して WSUS に更新を公開することが可能です。これらの更新プログラムは、既存のソフトウェア更新管理プロセスを使用して展開することができます。

Cloud Powered

  • 共同管理の改善 : このリリースには、共同管理するための次の改善があります
    • 共同管理を使用して Intune に移行するには、デバイス構成、Office 365 展開、モバイル アプリケーションの 3 つの新しいワークロードがあります。
    • 共同管理ワークロードを切り替えると、共同管理されるデバイスは Microsoft Intune の MDM ポリシーを自動的に同期します。
    • 共同管理では、複数の Configuration Manager 環境を同じ Intune テナントに接続することが可能です。
  • クラウド管理ダッシュボード : 新しいクラウド管理ダッシュボードでは、クラウド管理ゲートウェイ (CMG) の使用状況を一元的に把握することができます。また、CMG 接続アナライザーを使用してリアルタイム検証を行い、トラブルシューティングを支援できます。
  • CMG からコンテンツをダウンロード : 以前は、クラウド配布ポイントと CMG を別々のロールとして展開する必要がありましたが、CMG は Azure ストレージのコンテンツをクライアントに提供できるようになりました。

Simplification

  • サイト サーバーの高可用性 : スタンドアロン プ​​ライマリ サイト サーバーの役割の高可用性により、パッシブ モードで追加の Configuration Manager サイト サーバーをインストールすることができます。パッシブ モードのサイト サーバーは、必要に応じてすぐに使用できます。
  • 承認取り消し時のアプリケーションのアンインストール : オプション機能を有効にすると、デバイスごとにユーザーのアプリケーション要求が承認されます。アプリケーションの要求を拒否すると、クライアントはユーザーのデバイスからアプリケーションをアンインストールします。
  • Software Center の webpage 用の カスタム タブ : ソフトウェア センターで Web ページを開くために、カスタマイズされたタブを作成して、クライアント設定を使用することができます。これにより、一貫した信頼性の高い方法でエンド ユーザーにコンテンツを表示できます。
  • クライアント ピア キャッシュにおける部分ダウンロード サポートによる WAN 使用率の削減 : クライアント ピア キャッシュ ソースは、コンテンツを分割することができます。これらの部分は、ネットワーク転送を最小限に抑えて WAN 使用率を削減します。
  • 輻輳制御を使用する配布ポイントの有効化 : Windows Low Extra Delay Background Transport (LEDBAT) は、バックグラウンド ネットワーク転送の管理に役立つ Windows の機能です。サポートされているバージョンの Windows Server で実行されている配布ポイントの場合、クライアントがネットワーク帯域幅を利用できるようにするために、ネットワークトラフィックを調整するオプションを有効にすることができます。
  • サイト サーバーのリモート コンテンツ ライブラリを構成する : コンテンツ ライブラリを別のストレージの場所に移動して、中央管理サーバーもしくはプライマリ サイト サーバーのハード ドライブの空き領域を解放したり、サイト サーバーの高可用性を構成することが可能になります。
  • デバイスに現在サインオンしているユーザーを表示 : 現在ログオンしているユーザー列は、資産とコンプライアンスのワークスペースのデバイス ノードに既定で表示されます。
  • PXE 対応配布ポイントの改善 : Windows 展開サービス (WDS) を用いずに PXE 対応配布ポイントを展開するオプションが用意されています。この変更により、PXE 対応配布ポイントとして Windows Server Core を含むクライアント、もしくはサーバー OS を使用することができます。
  • クライアントにインストールされる CMTrace : CMTrace ログ表示ツールは、Configuration Manager クライアントとともに自動的にインストールされ、クライアント インストール ディレクトリに追加されるようになりました。
  • Configuration Manager Toolkit : Configuration Manager Server and Client ツールが Technical Preview に含まれるようになりました。ツールはサイト サーバー上の cd.lates\SMSSETUP\Tools フォルダにあります。
  • Configuration Manager コンソールからフィードバックを送信 : Smile を送信しましょう! Configuration Manager コンソールからフィードバックの送信することであなたの意見が直接 Configuration Manager チームに届きます。

このアップデートにおける詳細、および新機能に関する完全な一覧を確認するには What’s new in version 1806 of System Center Configuration Manager ドキュメントを参照してください。

注 : アップデートが今後数週間の基幹でグローバルに展開、自動的にダウンロードされ、Configuration Manager コンソールの [更新とサービス] ノードからインストールする準備ができたら通知が届きます。

これらの新機能をすぐに使用したい場合、この PowerShell script を用いることでアップデートを取得できる “first wave” であることを確認できます。このスクリプトを実行すると、すぐにコンソールにアップデートが表示されます。

アップグレード プロセスのサポートについては、Site and Client Deployment forum に質問を投稿してください。Configuration Manager コンソールの Send-a-Smile 経由でConfiguration Manager feedback、もしくは Windows 10 にビルドインされている Feedback Hub app に送ってください。

Configuration Manager の新機能に関するアイディアを共有、および投票するために引き続き UserVoice ページを利用することができます。

参考

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