System Center 2016 – Virtual Machine Manager (SCVMM 2016) に触れる機会が多くなり、Virtual Machine Manager Command Shell を使った設定や、情報取得、および管理することが増えてきたので、備忘録として各コマンドレットの概要を日本語化 (意訳) しました。
ここでは Get-SCStorageArray コマンドレットのヘルプ情報について、SCVMM2016 UR5 の Virtual Machine Manager Command Shell 上で「Get-SCStorageArray」コマンドレットの -Full オプションを用いて実行した結果を元に記載しています。
※SCVMM 2016 UR5 で利用可能なコマンドレット一覧については、「System Center 2016 – Virtual Machine Manager で利用できるコマンドレットについて」を参照。
Get-SCStorageArray コマンドレット
名前
Get-SCStorageArray
概要
記憶域配列オブジェクトを取得します。
構文
Get-SCStorageArray [[-Name] <String>] [-All] [-VMMServer <ServerConnection>] [<CommonParameters>] Get-SCStorageArray Get-SCStorageArray Get-SCStorageArray Get-SCStorageArray Get-SCStorageArray |
説明
Get-SCStorageArray コマンドレットは、Virtual Machine Manager (VMM) データベースから記憶域配列オブジェクト情報を取得します。
記憶域リソースを検出する前に、利用可能なコンピューターに記憶域プロバイダーをインストールする必要があります。
記憶域の構成に関する詳細な情報は、Microsoft TechNet library の Configuring Storage in VMM (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=212013) を参照してください。
パラメーター
-All [<SwitchParameter>]
このコマンドレットが親オブジェクトから独立したすべての従属オブジェクトを取得する場合に指定します。例えば、コマンド Get-SCVirtualDiskDrive -All は、各仮想ディスク ドライブ オブジェクトが関連付けられている仮想マシン オブジェクト、もしくはテンプレート オブジェクトに関係なく、すべての仮想ディスク ドライブ オブジェクトを取得します。
必須 | false |
---|---|
位置 | named |
既定値 | False |
パイプライン入力を許可する | False |
ワイルドカード文字を許可する | false |
-ConnectedToAllHost [<SwitchParameter>]
記憶域配列がすべてのホストに接続されている場合に指定します。
必須 | false |
---|---|
位置 | named |
既定値 | False |
パイプライン入力を許可する | False |
ワイルドカード文字を許可する | false |
-FibreChannelOnly [<SwitchParameter>]
ファイバー チャネル配列のみが返される場合に指定します。
必須 | false |
---|---|
位置 | named |
既定値 | False |
パイプライン入力を許可する | False |
ワイルドカード文字を許可する | false |
-HyperConvergedHostCluster <HostCluster>
必須 | true |
---|---|
位置 | named |
既定値 | None |
パイプライン入力を許可する | False |
ワイルドカード文字を許可する | false |
-ID <Guid>
このコマンドレットが取得する記憶域配列の一意の ID 識別子を指定します。
必須 | false |
---|---|
位置 | named |
既定値 | None |
パイプライン入力を許可する | False |
ワイルドカード文字を許可する | false |
-Name <String>
このコマンドレットが取得する記憶域配列名を指定します。
必須 | false |
---|---|
位置 | 0 |
既定値 | None |
パイプライン入力を許可する | False |
ワイルドカード文字を許可する | false |
-SASOnly [<SwitchParameter>]
Shared Access Storage (SAS) 記憶域配列のみが返される場合に指定します。
必須 | false |
---|---|
位置 | named |
既定値 | False |
パイプライン入力を許可する | False |
ワイルドカード文字を許可する | false |
-StorageFileServerNode <StorageFileServerNode[]>
記憶域ファイル サーバー ノード オブジェクトの配列を指定します。
必須 | true |
---|---|
位置 | named |
既定値 | None |
パイプライン入力を許可する | False |
ワイルドカード文字を許可する | false |
-VM <VM[]>
仮想マシン オブジェクトの配列を指定します。
必須 | true |
---|---|
位置 | named |
既定値 | None |
パイプライン入力を許可する | False |
ワイルドカード文字を許可する | false |
-VMHost <Host[]>
仮想マシン ホスト オブジェクトを指定します。VMM は、Hyper-V ホスト、VMware ESX ホスト、および Citrix XenServer ホストをサポートします。 各ホストの種類に関する情報について、Add-SCVMHost コマンドレットを参照してください。
必須 | true |
---|---|
位置 | named |
既定値 | None |
パイプライン入力を許可する | False |
ワイルドカード文字を許可する | false |
-VMMServer <ServerConnection>
VMM サーバー オブジェクトを取得します。
必須 | false |
---|---|
位置 | named |
既定値 | None |
パイプライン入力を許可する | True (ByValue) |
ワイルドカード文字を許可する | false |
-iSCSIOnly [<SwitchParameter>]
iSCSI 配列のみが返される場合に指定します。
必須 | false |
---|---|
位置 | named |
既定値 | False |
パイプライン入力を許可する | False |
ワイルドカード文字を許可する | false |
<CommonParameters>
このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: Verbose、Debug、ErrorAction、ErrorVariable、WarningAction、WarningVariable、OutBuffer, PipelineVariable、および OutVariable。詳細については、about_CommonParameters を参照してください。
入力
出力
- StorageArray
- このコマンドレットは、StorageArray オブジェクトを返します。
メモ
例
例 1 : Name による記憶域配列情報を取得する
コマンド
Get-SCStorageArray -Name "SANArray"
コマンドの説明
このコマンドは、記憶域配列 SANArray を取得します。
関連するリンク
- Set-SCStorageArray
参考
- System Center 2016 – データセンターの管理 | Microsoft
https://www.microsoft.com/ja-jp/cloud-platform/system-center - VirtualMachineManager | Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/en-us/powershell/module/virtualmachinemanager/?view=systemcenter-ps-2016 - Get-SCStorageArray (VirtualMachineManager) | Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/en-us/powershell/module/virtualmachinemanager/get-scstoragearray?view=systemcenter-ps-2016