2018/10/11 (現地時間) に VMware PowerCLI 11.0.0 がリリースされた旨のアナウンスがありました。
- New Release: PowerCLI 11.0.0 – VMware PowerCLI Blog – VMware Blogs
https://blogs.vmware.com/PowerCLI/2018/10/new-release-powercli-11-0-0.html
VMware PowerCLI 11.0.0 の変更点やユーザーガイドなどについては、以下 VMware サイトにリンクが纏められています。
- VMware PowerCLI 11.0.0 – VMware {code}
https://code.vmware.com/web/dp/tool/vmware-powercli/11.0.0
VMware PowerCLI 11.0.0 のインストールについては、PowerShell Gallery 経由から可能となっています。以前のバージョンが含まれている場合、-Force パラメーターを用いて、Install-Module コマンドレットを実行する必要があります。
- PowerShell Gallery | VMware.PowerCLI 11.0.0.10380590
https://www.powershellgallery.com/packages/VMware.PowerCLI/11.0.0.10380590
VMware PowerCLI 11.0.0 における更新内容 (意訳)
- 機能の追加
- VMware.VimAutomation.Cloud モジュールに、いくつかの新しいコマンドレットが追加されました :
- Get-EdgeGateway
- New-OrgVdcNetwork
- Remove-OrgVdcNetwork
- Set-OrgVdcNetwork
- 仮想トラステッド プラットフォーム モジュール (vTPM) を含む、vSphere セキュリティを管理するためのコマンドレットを提供する新しい VMware.VimAutomation.Security モジュールが追加されました。次のコマンドレットが含まれています :
- Get-SecurityInfo
- Get-VTpm
- Get-VTpmCertificate
- Get-VTpmCSR
- New-VTpm
- Remove-VTpm
- Set-VTpm
- Unlock-VM
- いくつかの新しいコマンドレットが VMware.VimAutomation.Core モジュールに追加されました :
- Get-VMHostProfileUserConfiguration
- Get-VMHostProfileStorageDeviceConfiguration
- Get-VMHostProfileImageCacheConfiguration
- Get-VMHostProfileVmPortGroupConfiguration
- Set-VMHostProfileUserConfiguration
- Set-VMHostProfileStorageDeviceConfiguration
- Set-VMHostProfileImageCacheConfiguration
- Set-VMHostProfileVmPortGroupConfiguration
- いくつかの新しいコマンドレットが VMware.VimAutomation.Storage モジュールに追加されました :
- Get-VsanObject
- Get-VsanComponent
- 新しい Get-VmcSDDCNetworkService コマンドレットが VMware.VimAutomation.Vmc モジュールに追加され、AWS の VMware Cloud に NSX-T ポリシー API を公開することが可能です。
- VMware.VimAutomation.Cloud モジュールに、いくつかの新しいコマンドレットが追加されました :
- 修正
- VMware.VimAutomation.Nsxt モジュールが VMware NSX-T 2.3 の新しい API 機能をサポートするようにアップデートされました。
- VMware.Vim モジュールが VMware vSphere 6.7 Update 1 の新しい API 機能をサポートするようにアップデートされました。
- VMware.VimAutomation.HorizonView モジュールが VMware Horizon 7 バージョン 7.6 の新しい API 機能をサポートするようにアップデートされました。
- VMware.VimAutomation.Cloud モジュールが vCloud Director 9.5 をサポートするようにアップデートされ、PowerShell コアで動作するように移植されました。
- New-VMコマンドレットに、いくつかの新しいセキュリティ関連のパラメーターが追加されました。
- KmsCluster
- StoragePolicy
- SkipHardDisks
- ReplicationGroup
- StoragePolicyTarget
- Set-VM コマンドレットに、いくつかの新しいセキュリティ関連のパラメーターが追加されました :
- DisableEncryption
- KmsCluster
- SkipHardDisks
- StoragePolicy
- Set-Harddisk コマンドレットに、いくつかの新しいセキュリティ関連のパラメーターが追加されました :
- KmsCluster
- StoragePolicy
- DisableEncryption
- New-Harddisk コマンドレットに、いくつかの新しいセキュリティ関連のパラメーターが追加されました :
- KmsCluster
- StoragePolicy
- 新しい KmsCluster パラメーターが Set-VMHost コマンドレットに追加されました
- Get-VsanStat
統計収集のための定義済み時間範囲 (1 分、5 分、1 日など) のサポートを追加しました。 - Get-VsanDisk
出力に多くのプロパティを追加しました。 - New-SpbmRule
タグベースのルールに論理 NOT 演算子のサポートを追加しました。 - Get-SpbmCapability
SPBM 機能をフェッチするための一連のサービス サポートを追加しました。 - Get-SpbmStoragePolicy
ストレージ コンポーネント サポートを追加。 - Import-SpbmStoragePolicy
ストレージ コンポーネント サポートを追加。 - Export-SpbmStoragePolicy
ストレージ コンポーネント サポートを追加。 - 関連するデバッグ情報を提供するように Get-ErrorReport コマンドレットが更新されました。
- 廃止予定の Get-DrmInfo コマンドレットを含む VMware.VimAutomation.HA モジュールを削除しました。
- VMware.VimAutomation.PCloud モジュールを削除しました。
- 不具合修正
- Confirm パラメーターを指定して New-VM を使用する場合、コマンドレットはユーザーが指定したものとは異なる CPU とメモリを誤って報告していました。
- New-VM はストレージ ターゲットとしてデータストア クラスターを受け入れることができませんでした。
- Get-VM を実行すると、値型のメッセージを使用してコマンドレットが失敗することがありました。
- 標準スイッチで Get-VM フィルタを実行すると、特定のネットワークが特定のホスト上にあっても、コマンドレットは複数のホストから仮想マシンを返しました。
- Property パラメーターで Get-View を使用する際、コマンドレットによって VIM 例外がスローされることがありました。
- Get-NetworkAdapter を実行し、仮想マシンが NSX-T 論理ネットワークに接続されている場合、NetworkName パラメーターは空になりました。
- Set-NetworkName は、不透明な NSX-T ネットワークの NetworkName パラメーターを受け入れることができませんでした。
- Remove-VDPortGroup が間違った公開ドキュメント URL リンクを指していました。
アンインストールについて
参考
- VMware PowerCLI Blog – PowerCLI is the best tool for automating management and configuration of VMware vSphere – VMware Blogs
https://blogs.vmware.com/PowerCLI/ - VMware PowerCLI Documentation
https://www.vmware.com/support/developer/PowerCLI/ - PowerShell Gallery | Home
https://www.powershellgallery.com/