Update 1810 for System Center Configuration Manager (Current Branch) が公開されました

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2018/11/27 (現地時間) に Update 1810 for System Center Configuration Manager (current branch) が公開された旨のアナウンスがありました。

Update 1810 の新機能および機能強化点 (意訳)

多くのお客様が、サイト サーバーの高可用性の次の拡張を待っています。これまでは、環境内で複数の役割を持つことで、Configuration Manager のほとんどの役割に冗長性を追加することができましたが、サイト サーバーは例外でした。Configuration Manager 1806 では、サイト サーバーの役割の高可用性により、スタンドアロン サイト用の追加のサイト サーバーがパッシブ モードで追加されました。更新プログラム 1810 により階層サポートが追加され、中央管理サイトと子プライマリ サイトでパッシブ モードのサイト サーバーを追加できるようになりました。パッシブ モードのサイト サーバーは、オンプレミス、もしくは Azure 上でクラウド ベースに展開することが可能です。

この機能により、以下の利点を得ることができます :

  • サイト サーバーの役割に対する冗長性と高可用性を持つことができます。
  • サイト サーバーのハードウェア、もしくはオペレーティング システムをより簡単に変更することが可能です。
  • サイト サーバーを Azure 上に簡単に移動することが可能です。

マイクロソフトの Core Services Engineering および Operation が Configuration Manager のサイト サーバーの高可用性を用いて、社内インフラストラクチャの CAS を Microsoft Azure に移行する方法については、こちらを参照してください。

このアップデートには、他にいくつかの機能拡張が利用可能です :

Get Current/Stay Current

  • オフライン OS イメージ サービス用のドライブを指定 : OS イメージおよび OS アップグレード パッケージにソフトウェア アップデートを追加する際、Configuration Manager が使用するドライブを指定できるようになりました。
  • 境界グループに対するタスク シーケンス サポート: デバイスがタスク シーケンスを実行してコンテンツを取得する必要がある場合、Configuration Manager クライアントと同様の境界グループの動作を使用できるようになりました。
  • ドライバー メンテナンスの改善 : ドライバー パッケージには、一般的なハウス キーピングのためにドライバー パッケージにタグを付けるために使用できる、Manufacturer および Model 用の追加のメタデータ フィールドが追加されました。
  • ソフトウェア アップデートの段階的展開 : ソフトウェア アップデートの段階的展開を作成できるようになりました。段階的展開では、カスタマイズ可能な基準とグループに基づき、調整かつシーケンス化されたソフトウェア展開が可能です。
  • インサイト管理のダッシュボード : インサイト管理ノードには、グラフィカルなダッシュボードが追加されました。このダッシュボードには、ルールの状態の概要が表示され、進行状況を簡単に表示できます。
  • ピア キャッシュ ソース クライアント バージョンに対するインサイト ルールの管理 : インサイト管理ノードには、ピア キャッシュ ソースとして機能するが、1806 以前のクライアント バージョンからアップグレードされていないクライアントを識別する新しいルールがあります。
  • ライフサイクル ダッシュボードの改善 : プロダクト ライフサイクル ダッシュボードに、System Center 2012 Configuration Manager 以降の情報が含まれるようになりました。

Cloud Powered

  • 既存のデバイス タスク シーケンス テンプレートに対する Windows Autopilot : この新しいネイティブの Configuration Manager タスク シーケンスを使用すると、Windows Autopilot のユーザー駆動モードを使用して、既存の Windows 7 デバイスを AAD に参加、共同管理された Windows 10 に再イメージして再プロビジョニングできます。
  • 共同管理ダッシュボードの改善: 共同管理ダッシュボードには、登録ステータスに関するより詳細な情報が追加されています。
  • 共同管理デバイスに対するアプリ コンプライアンス ポリシーの要求 : 必要なアプリケーションのために、Configuration Manager でコンプライアンス ポリシー ルールを定義できるようになりました。このアプリケーション評価は、共同管理デバイス用に Microsoft Intune に送信される全体的なコンプライアンス状態の一部となります。
  • SMS プロバイダー API : SMS プロバイダーは、HTTPS 経由の WMI に対する読み取り専用の API 相互運用性アクセスを提供します。

Simplification

  • Windows クラスター ノード上のサイト システム : Configuration Manager のセットアップ プロセスでは、フェールオーバー クラスタリングの Windows ロールを持つコンピューターにサイト サーバーの役割をインストールすることができなくなりました。この変更により、SQL Always On とパッシブ モードのサイト サーバーを使用することにより、少ないサーバーで可用性の高いサイトを作成できます。
  • Configuration Manager 管理者認証 : 管理者が Configuration Manager サイトにアクセスするための最小認証レベルを指定できるようになりました。
  • CMPivot の改善 : CMPivot では、お気に入りのクエリを保存し、クエリの概要タブからコレクションを作成できるようになりました。拡張ハードウェア インベントリ プロパティを含む、100を 超えるクエリ可能な新しいエンティティが追加されました。パフォーマンスの改善が追加されています。
  • デバイスを起動するための新しいクライアント通知アクション :クライアントがサイト サーバーと同じサブネット上にない場合でも、Configuration Manager コンソールからクライアントの起動が可能です。
  • 新しい境界グループ オプション : 境界グループには、環境内のコンテンツ配布をより詳細に制御可能な 2 つの新しい設定が追加されました。
  • コレクション評価の改善 : サイトのパフォーマンスを向上させるコレクション評価のスケジューリング動作に対する 2 つの変更があります。
  • 電子メールによる申請の承認 : アプリケーション承認要求に電子メール通知を設定できるようになりました。
  • アプリケーションの修復 : Windows インストーラーとスクリプト インストーラーの展開の種類に修復コマンドラインを指定できるようになりました。
  • アプリケーションを MSIX に変換 : 既存の Windows Installer (.msi) アプリケーションを MSIXフォーマットに変換することが可能です。
  • データ ウェアハウスの改善 : サイト データベースからデータウェア ハウスにさらに多くのテーブルを同期させることが可能です。
  • Support Center : クライアント トラブルシューティング、リアルタイム ログ表示、もしくは後で分析するために Configuration Manager クライアント コンピュータの状態をキャプチャするには、Support Center を使用します。サイト サーバー上の cd.latest\SMSSETUP\Tools\SupportCenter フォルダーにある Support Center インストーラーを検索します。

このアップデートの詳細や新しい機能の一覧については、What’s new in version 1810 of System Center Configuration Manager ドキュメントを参照してください。

2018/12/19 に更新 : このアップデートは現在、すべてのお客様にグローバルに提供されています。first wave を有効にするスクリプトは必要ありません。

アップグレード プロセスのサポートについては、Site and Client Deployment forum に質問を投稿してください。Configuration Manager コンソールの Send-a-Smile 経由で Configuration Manager feedback、もしくは Windows 10 にビルドインされている Feedback Hub app に送ってください。Configuration Manager の新機能に関するアイディアを共有、および投票するために引き続き UserVoice ページを利用することができます。

追加のリソース :

参考

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