VMware PowerCLI 11.5.0 がリリースされました

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2019/10/24 (現地時間) に VMware PowerCLI 11.5.0 がリリースされた旨のアナウンスがありました。

VMware PowerCLI 11.5.0 の変更点やユーザーガイドなどについては、以下 VMware サイトにリンクが纏められています。

VMware PowerCLI 11.5.0 のインストールについては、PowerShell Gallery 経由から可能となっています。

なお、Hyper-V の機能がインストールされている環境の場合、以下のエラーメッセージ (コマンドレットが重複する) が表示されるため、注意が必要です。

VMware PowerCLI 11.5.0 における更新内容 (意訳)

  • 機能の追加
    • 次の新しいコマンドレットが VMware.VimAutomation.Core モジュールに追加され、アラーム管理機能を提供します :
      • New-AlarmDefinition
      • Remove-AlarmDefinition
      • New-AlarmTrigger
      • Get-AlarmTrigger
      • Get-EventType
      • Get-Metric
    • 次の新しいコマンドレットが VMware.VimAutomation.Core モジュールに追加され、コンテンツ ライブラリ管理機能を向上しました :
      • New-ContentLibraryItem
      • Set-ContentLibraryItem
      • Remove-ContentLibraryItem
      • Export-ContentLibraryItem
      • New-ContentLibrary
      • Set-ContentLibrary
      • Get-ContentLibrary
      • Remove-ContentLibrary
    • 次の新しいコマンドレットが VMware.VimAutomation.Vmc モジュールに追加され、ソフトウェア定義のデータセンター (SDDC) を操作する能力が提供されます :
      • Get-VmcSddc
      • Set-VmcSddc
      • New-VmcSddc
      • Remove-VmcSddc
      • Add-VmcSddcHost
      • Remove-VmcSddcHost
      • Get-AwsAccount
      • Get-AwsVpcSubnet
    • VMware Cloud Services ポータルでこれを有効にしている組織の場合、PowerCLIは VMware Cloud on AWS に接続するときにフェデレーション認証をサポートします。
    • レプリケーション支援 vMotion (RAV) および OS 支援移行 (OSAM) をサポートするよう、VMware.VimAutomation.Hcx モジュールが更新されました。
  • 修正
    • New-AlarmAction
      • アラームにアタッチせずに、アラーム アクションを作成可能です。
    • New-AlarmActionTrigger
      • アクションにアタッチせずに、アラーム アクション トリガーを作成可能です。
    • Set-AlarmDefinition
      • ReportingFrequencyMinutes、ReportingTolerancePercentage、AlarmTrigger、および AlarmAction パラメーターの設定が可能です。
    • Get-VM
      • VirtualMachine オブジェクトには、プロパティとして createDate が含まれています。
    • New-VM
      • テンプレートから仮想マシンを展開するときに、NetworkName もしくは PortGroup パラメーターを使用してネットワークの設定が可能です。
    • タグによる Get-Tag、Get-TagAssignment、Remove-TagAssignment、および Get-VM のパフォーマンスが改善されました。
    • VMware.VimAutomation.HorizonView モジュールは、VMware Horizon 7 version 7.10 をサポートするように更新されました。
    • Get-*Service の書式設定は、これらのコマンドレットが存在するすべてのモジュールで改善されています。
  • 不具合修正
    • Connect-VIServer
      • あまりにも多くのドメイン グループのメンバーである場合、Connect-VIServer は SAML トークンの取得に失敗していました。
    • Get-HCXMigration
      • Get-HCXMigration を使用する場合、State、NumberOfMigration、Username などの一部のフィルターが機能しない場合がありました。
    • Get-VirtualPortGroup
      • ホストに標準の仮想ポート グループがない場合、Get-VirtualPortGroup が失敗していました。
    • Get-VirtualNetwork
      • Get-VirtualNetwork によって返されるネットワーク名に “/” が含まれる場合、”%2f” のように表示されていました。
    • New-HardDisk
      • 60 個を超えるディスクを追加しようとすると、New-HardDisk が失敗 していました。
    • New-VM
      • New-VM を実行すると、型 Core_BaseCmdlet_UnknownError のエラー メッセージが表示されていました。
    • Test-HCXMigration
      • 警告ではなく例外をスローします。これにより、Start-HCXMigration を実行できないと誤解される可能性がありました。
    • エラーが発生すると、関連するエラー メッセージの代わりに、構造  ‘com.vmware.vapi.std.errors.invalid_argument’ のフィールド ‘error_type’ を変換できませんでしたというメッセージが表示される場合がありました。
    • 場合によっては、”GetRecoverySettings を呼び出す例外” の種類のメッセージを受け取ることがありました。

モジュールのアンインストールについて

以下のコマンドを実行することで、インストールされた PowerCLI 11.5.0 のモジュールをすべて削除することが可能です。
※PowerCLI 11.3.0 の時と同様です。

参考

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