Update Rollup 41 for Azure Site Recovery が公開されました

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Azure Site Recovery (ASR) の更新プログラムである Update Rollup 41 for Azure Site Recovery (4528026) が公開されました。

Azure Site Recovery には、大きく分けて「Hyper-V ベース (SCVMM 含む)」向け、および「VMware ベース (物理、他仮想化/他クラウド基盤含む)」向けの 2 種類のインストーラーが存在し、これらに加えて、エージェント (Microsoft Azure Recovery Services Agent) が存在します。

Update Rollup 41 for Azure Site Recvoery における各インストーラーのバージョンとなります。

Update Rollup 41 for Azure Site Recovery について (意訳)

前提条件

Update Rollup 41 for Microsoft Azure Site Recovery Provider (バージョン 5.1.5000.0) をインストールするには、以下のどちらかがインストールされている必要があります :

  • Microsoft Azure Site Recovery Provider (バージョン 5.1.4500 以降)
  • Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) (バージョン 9.25.xxxx.x 以降)
  • Microsoft Azure Recovery Services Agent (バージョン 2.0.8700.0 以降)

注 : [コントロール パネル] – [プログラムと機能] からインストールされているバージョンを確認することが可能です。

この更新プログラムにより修正される問題

この更新プログラムを適用することで、次の問題を修正および改善t点があります。

Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup & Configuration Server Template

改善点
  • Configuration サーバーの OVF セットアップ エラーは、明確な根本原因と解決を容易にするための推奨アクションを強化しました。
  • Process サーバーのスループット計算ロジックが拡張され、手動介入が不要な場合のアラートを最小限に抑えます。

Mobility Service

改善点
  • MSI インストールの失敗の根本原因と解決策を提供する新しいエラー コードを導入しました
  • Linux OS サポートの改善
    • Ubuntu 18.04
    • RHEL 7.7
修正された問題
  • Windows マシンのディスク情報が、Log Analytics ワークスペースに送られる Site Recovery ログでユーザーが読み取り可能な状態でした。

Microsoft Azure Site Recovery (サービス)

改善点
Azure to Azure
  • お客様は、[コンピューターとネットワーク] ブレードから複製されたアイテムのテスト フェールオーバー設定を構成できるようになりました。テスト フェールオーバー用に Vnet、サブネット、プライベート IP アドレスを更新し、NSG 構成、内部ロード バランサー、パブリック IP アドレスを付加することも可能です。
  • ASR は、顧客がプライマリ リージョンにフェールバックし、レプリケーションを無効にした後、DR リージョンで作成された VM、NIC、およびディスクをクリーンアップします。
  • タグの作成を合理化しました。タグのキーと値のペアでキャプチャされた情報を調整して、顧客がタグに基づいて簡単にフィルタリングできるようにしました。
  • フェールオーバーの信頼性を確保するために、復旧プランでサポートされる VM 数は 100 に制限しています。
VMware to Azure
  • フェールオーバーの信頼性を確保するために、復旧プランでサポートされる VM 数は 100 に制限しています。

Azure Site Recovery オンプレミス コンポーネントのアップデート

2 つのオンプレミス VMM サイト間

  1. Update Rollup 41 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. リカバリー サイトで管理している 1 台目のオンプレミス VMM サーバーに Update Rollup 41 をインストールします。
  3. リカバリー サイトがアップデートされた後、プライマリ サイトが管理している VMM サーバーで Update Rollup 41 をインストールします。

VMM が高可用性 VMM (VMM クラスター) である場合、VMM サービスがインストールされているクラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス VMM サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 41 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. オンプレミス VMM サーバー上で Update Rollup 41 をインストールします。
  3. すべての Hyper-V ホストで最新の MARS エージェントをインストールします。

VMM が高可用性 VMM (VMM クラスター) である場合、VMM サービスがインストールされているクラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス Hyper-V サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 41 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. Azure Site Recovery に登録されている Hyper-V サーバーの各ノード上のプロバイダーをインストールします。

Hyper-V がホスト クラスター Hyper-V サーバーの場合、クラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス VMware/物理サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 41 for Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup をダウンロードします。
  2. オンプレミス管理サーバーの 1 台目にアップデートをインストールします。これは、Configuration サーバーと Process サーバー ロールを含むサーバーにインストールします。
  3. スケールアウト Process サーバーがある場合、次にそのサーバーをアップデートします。
  4. Azure Portal にアクセスし、保護されたアイテム > レプリケートされたアイテム ペインに移動します。
  5. このページの VM を選択します。
  6. 各 VM のペインの下部に表示されている Update Agent ボタンをクリックします。これは、すべての保護されている VM 上の Mobility Service Agent をアップデートします。

すべての最新の変更がソース VM に読み込まれていることを確認するために、Mobility Agent をアップグレードするたびに再始動することを推奨します。しかし必須ではありません。最後の再起動中のエージェントのバージョンと現在のバージョンの差が 4 より大きい場合、再起動は必須です。詳細な説明については次の表を参照してください。

最新の再起動中のエージェントのバージョン バージョンへのアップグレード 再起動の必須可否について
9.16 9.18 必須ではない
9.16 9.19 必須ではない
9.16 9.20 必須ではない
9.16 9.21 必須です。最初にバージョン 9.20 にアップグレードしてからバージョン 9.21 にアップグレードする前に再起動します。バージョン間の差異 (最後の再起動が実行された 9.16 とターゲット バージョン 9.21) は バージョンが 4 つ大きいためです。

参考

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