Update 1910 for Configuration Manager (current branch) が公開されました

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2019/11/30 (現地時間) に Update 1906 for Configuration Manager (current branch) が公開された旨のアナウンスがありました。

Update 1910 の新機能および機能強化点 (意訳)

Update 1910 for Microsoft Endpoint Configuration Manager current branch が利用可能になりました。Brad Anderson が Ignite で発表したように、Configuration Manager は現在 Microsoft Endpoint Manager の一部となっています。Microsoft Endpoint Manager は、すべてのデバイスを管理するための統合ソリューションです。マイクロソフトは Configuration Manager と Intune を統合します。複雑な移行やライセンスの簡素化は必要ありません。既存の Configuration Manager の投資を引き続き使用しながら、自分のペースで Microsof tクラウドのパワーを活用してください。

Configuration Manager 1910 リリースでは、CMPivot 機能を再度強調したいと思います。 Configuration Manager 1806 で初めて導入されて以来、リアルタイムでデータを照会することの利点について多くの肯定的なフィードバックを受け取っており、CMPivot を使用するために顧客が思いつくいくつかの革新的な方法を見てきました。管理者は、組織内の他の人が CMPivot を使用したいが、Configuration Manager コンソールにアクセスできないと報告しました。彼らも、自分の仕事を支援するために、環境内のデータの宝庫のロックを解除したいと考えています。これを可能にするために、展開可能な CMPivot.msi を作成しました。これにより、CMPivot は、セキュリティ管理者、ヘルプデスク技術者、マネージャーなどの追加のユーザーが Configuration Manager コンソールの外部で使用できるようになります。たとえば、セキュリティ管理者は CMPivot を脆弱性の追跡に役立つ追加ツールとして使用できるようになりました。ヘルプデスクの技術者は CMPivot を使用して特定のシステムから情報をすばやく収集し、トラブルシューティングを支援したり、マネージャーがリアルタイムレポートを生成したりできるようになりました。

CMPivot の出力と関連する Microsoft Defender Advanced Threat Protection (ATP) の詳細をリンクすることにより、CMPivot は ATP ソフトウェアと連携して動作するようになりました。CMPivot のパフォーマンスは、クエリをクライアントにオフロードして、ネットワーク トラフィックとサーバーの負荷を軽減することにより改善されました。これで、WMI 関連データについて、「このPC」上でローカルにクエリを実行できるようになりました。「このPC」で実行すると、Configuration Manager インフラストラクチャを使用する必要性がまったくなくなり、データを高速で返すことができるため、ネットワーク帯域幅リソースを消費する前に、クエリを正確に目的に合わせて調整できます。これは、正しいクエリを作成するのに役立ちます。

結合とより多くの演算子 (+、-、*、/、%) および公開されたファイル ハッシュ (MD5 および SHA256) を追加して、他を装ったファイルを見つけます。クエリの共有を簡単にするために、クエリ ショートカット機能を追加しました。この機能を使用すると、クエリをクリップボードにコピーして貼り付け、電子メールで共同編集者に送信できます。共同編集者がクエリへのリンクをクリックすると、CMPivot スタンドアロンが自動的に起動し、実行するために同じクエリが提供されます。

このリリースには、次の機能拡張、改善が含まれます :

Desktop Analytics

  • Desktop Analytics の サポート : このリリースでは、Desktop Analytics がサポートされるようになりました。 Desktop Analytics は、Windows を最新の状態に保ち、最新の状態に保つために必要なインサイトと自動化を提供します。Configuration Manager と統合することにより、Desktop Analytics はオンプレミス インフラストラクチャにクラウドの価値を追加します。詳細については、DA ブログをご覧ください。

サイト インフラストラクチャ

  • Reclaim SEDO ロックの再利用 : current branch version 1906 以降では、タスク シーケンスのロックが解除可能です。Configuration Manager コンソールで任意のオブジェクトのロックを解除することができます。
  • オンプレミス Configuration Manager 環境から Microsoft Azure へ拡張、および移行 : この新しいツールは、Configuration Manager 用の Azure 仮想マシン (VM) をプログラムで作成するのに役立ちます。パッシブ サイト サーバー、管理ポイント、配布ポイントなどのサイトの役割を既定の設定でインストール可能です。新しい役割を検証したら、高可用性のための追加のサイト システムとして使用します。オンプレミス サイト システムの役割を削除して、Azure VM の役割のみを保持することも可能です。

クライアント管理

  • コンプライアンス ポリシー評価の一部として含まれるカスタム構成ベースライン : カスタム構成ベースラインの評価をコンプライアンス ポリシー評価ルールとして追加できるようになりました。構成ベースラインを作成または編集する際、コンプライアンス ポリシー評価の一部としてこのベースラインを評価するオプションがあります。コンプライアンス ポリシー ルールを追加または編集する場合、コンプライアンスポリシー評価に構成済みベースラインを含めるという条件があります。
  • Windows 10 Enterprise マルチ セッションにおけるユーザー ポリシーの有効化 : Configuration Manager current branch version 1906 にて、Windows 仮想デスクトップのサポートが導入されました。このリリースでは、これらのマルチ セッション デバイスでユーザー ポリシーが必要であり、潜在的なパフォーマンスへの影響を受け入れる場合、ユーザー ポリシーを有効にするクライアント設定が構成可能となりました。

アプリケーション管理

  • version 77 以降の Microsoft Edge のデプロイ : まったく新しい Microsoft Edge のビジネス準備が整いました。Microsoft Edge version 77 以降について、ユーザーに展開できるようになりました。管理者は、展開する Microsoft Edge クライアントのバージョンとともに、ベータまたは開発チャンネルの選択が可能です。
  • アプリケーション グループの改善 : このリリースには、次の改善点が含まれます :
    • ユーザーは、ソフトウェア センターでアプリケーション グループのアンインストールが可能です。
    • アプリケーション グループをユーザー コレクションに展開可能です。

オペレーティング システムの展開

  • タスク シーケンスのパフォーマンスの向上 – 電源プラン : これで、高性能の電源プランでタスク シーケンスを実行可能です。このオプションにより、タスク シーケンスの全体的な速度が向上します。
  • インターネットを介したオンデマンドでのタスク シーケンス ダウンロード : このリリースから、タスク シーケンス エンジンはコンテンツ対応 CMG、もしくはクラウド配布ポイントからパッケージをオンデマンドでダウンロード可能です。この変更により、インターネット ベースのデバイスへの Windows 10 のインプレース アップグレード展開に柔軟性が追加されます。
  • タスク シーケンス エディターの改善
    • タスク シーケンス エディタで検索できるようになりました。このアクションにより、タスク シーケンスのステップをより迅速に見つけることが可能です。
    • あるタスク シーケンス ステップから別のステップに条件を再利用する場合、タスク シーケンス エディタで条件をコピーして貼り付けることが可能です。
  • OSD の改善

    • ブート イメージ キーボード レイアウト
    • OS アップグレード パッケージの単一のインデックスをインポート
    • タスク シーケンス中に Run Command Line ステップの結果を変数に出力する
    • タスク シーケンス デバッガーの改善
    • タスク シーケンスでの言語サポートの改善

保護

  • Bitlocker 管理 (MBAM) : Configuration Manager は、BitLocker ドライブ暗号化に次の管理機能を提供します :
    • デバイスを管理するために BitLocker クライアントをデプロイ
    • デバイス暗号化ポリシーの管理
    • コンプライアンス レポート
    • キー回復のための管理および監視 Web サイト
    • ユーザー セルフ サービス ポータル

ソフトウェア アップデート

  • サード パーティのアップデート カタログの追加オプション : サードパーティのアップデート カタログの同期をより詳細に制御できるようになりました。Configuration Manager version 1910 以降、各カタログの同期スケジュールを個別に構成可能です。分類されたアップデートを含むカタログを使用する場合、アップデートの特定のカテゴリのみを含めるように同期を構成して、カタログ全体の同期が回避可能です。
  • すべての Windows アップデートに配信の最適化を使用する : 以前は、配信の最適化は高速更新にのみ利用できました。 Configuration Manager version 1910 では、Windows 10 version 1709 以降を実行しているクライアントのすべての Windows Update コンテンツ配信に配信の最適化を使用できるようになりました。
  • ADR 用の追加のソフトウェア アップデート フィルタ : 自動展開ルールのアップデート フィルタとして展開済みを使用できます。このフィルタは、パイロット コレクションまたはテスト コレクションに展開する必要のある新しいアップデートを識別するのに役立ちます。

Office の管理

  • Office 365 ProPlus パイロットと正常性ダッシュボード : Office 365 ProPlus パイロットと正常性ダッシュボードは、Office 365 ProPlus の展開を計画、パイロット、および実行するのに役立ちます。ダッシュボードは、Office 365 ProPlus を搭載したデバイスの正常性に関するインサイトを提供し、展開計画に影響を与える可能性のある問題を特定するのに役立ちます。

Configuration Manager コンソール

  • コンソール接続を介したアクティブなコンソールとメッセージ管理者を表示 : Microsoft Teams を介して他の Configuration Manager 管理者にメッセージを送信できるようになりました。また、Last Console Heartbeat 列は、Last Conected Time (最後に接続された時刻) に置き換わっています。
  • クライアント診断アクション : コンソールから CCM コンポーネントの詳細なログとデバッグログの有効化、もしくは無効化できるようになりました。

このアップデートの詳細や新しい機能の一覧については、What’s new in version 1910 of System Center Configuration Manager ドキュメントを参照してください。

注 : 今後数週間でアップデートがグローバルに展開されると、自動的にダウンロードされ、Configuration Manager コンソールの [更新とサービス] ノードからインストールの準備ができたタイミングで通知されます。これらの新機能を試すのを待つことができない場合は、PowerShell スクリプトを使用して、ユーザーが更新プログラムを入手する First Wave にあることを確認する方法については、次の手順を参照してください。このスクリプトを実行すると、アップデートがすぐにコンソールに表示されます。

アップグレード プロセスのサポートについては、Site and Client Deployment forum に質問を投稿してください。Configuration Manager コンソールの Send-a-Smile 経由で Configuration Manager feedback、もしくは Windows 10 にビルドインされている Feedback Hub app に送ってください。

Configuration Manager の新機能に関するアイディアを共有、および投票するために引き続き UserVoice ページを利用することができます。

参考

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