Azure PowerShell、Azure CLI を用いたストレージ アカウント レベルによるパブリック アクセスの無効化設定が可能になりました

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先日、ストレージ アカウント レベルによるパブリック アクセスの無効化によるブログ エントリを投稿していましたが、その時には Azure PowerShell や Azure CLI では設定できない旨を記載していました。

このブログ エントリの投降後に、Azure PowerShell v4.4.0 および Azure CLI v2.9.0 がリリースされましたが、ストレージ アカウント レベルによるパブリック アクセスの無効化設定が対応可能になったようです。

Azure PowerShell、Azure CLI を用いてストレージ アカウント レベルによるパブリック アクセスの無効化設定のコマンド例とその結果について、以下に纏めてみました。

Azure PowerShell を用いたストレージ アカウント レベルによるパブリック アクセスの無効化設定方法

※利用可能になった Azure PowerShell v4.4.0 で確認しています。

新規にストレージ アカウントを作成する際に設定する場合

New-AzStorageAccount コマンドレットで -AllowBlobPublicAccess オプションを用います。

コマンド例

$str = New-AzStorageAccount -Name "<ストレージ アカウント名>" `
	-ResourceGroupName "<リソース グループ名>" `
	-Location "<リージョン名>" `
	-Kind "<アカウントの種類>" `
	-SkuName "<レプリケーション SKU>" `
	-AllowBlobPublicAccess $false
$str.AllowBlobPublicAccess

コマンド例を用いた実行結果

既存のストレージ アカウントに対し、設定する場合

Set-AzStorageAccount コマンドレットで -AllowBlobPublicAccess オプションを用います。

コマンド例

$str = Set-AzStorageAccount -Name "<ストレージ アカウント名>" `
	-ResourceGroupName "<リソース グループ名>" `
	-AllowBlobPublicAccess $false
$str.AllowBlobPublicAccess

コマンド例を用いた実行結果

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Azure CLI を用いたストレージ アカウント レベルによるパブリック アクセスの無効化設定方法

※利用可能 (preview) になった Azure CLI v2.9.0 で確認しています。

新規にストレージ アカウントを作成する際に設定する場合

az storage account create コマンドで –allow-blob-public-access オプションを用います。

コマンド例

az storage account create --name "<ストレージ アカウント名>" \
	--resource-group "<リソース グループ名>" \
	--location "<リージョン名>" \
	--kind "<アカウントの種類>" \
	--sku "<レプリケーション SKU>" | grep "allowBlobPublicAccess"

コマンド例を用いた実行結果

既存のストレージ アカウントに対し、設定する場合

az storage account update コマンドで –allow-blob-public-access オプションを用います。

コマンド例

az storage account update --name "<ストレージ アカウント名>" \
	--resource-group "<リソース グループ名>" \
	--allow-blob-public-access false | grep "allowBlobPublicAccess"

コマンド例を用いた実行結果

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参考サイト

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