Update Rollup 48 for Azure Site Recovery が公開されました

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Azure Site Recovery (ASR) の更新プログラムである Update Rollup 48 for Azure Site Recovery (KB4573888) が公開されました。

Update Rollup 48 for Azure Site Recovery について (意訳)

導入

Update Rollup 48 for Azure Site Recovery における各インストーラーのバージョンとなります。

前提条件

Microsoft Azure Site Recovery Update Rollup 48 をインストールするには、以下のどちらかインストールされている必要があります :

  • Microsoft Azure Site Recovery Provider (バージョン 5.1.5800 以降)
  • Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) (バージョン 9.31.xxxx.x 以降)
  • Microsoft Azure Recovery Services Agent (バージョン 2.0.8900.0 以降)

注 : [コントロール パネル] – [プログラムと機能] からインストールされているバージョンを確認することが可能です。

この更新プログラムにより修正される問題

この更新プログラムを適用することで、次の問題を修正および改善点があります。

Mobility Service

改善された点
Linux OS support
  • Azure to Azure
    • Oracle Linux 7.8
    • Oracle Linux 8.0、8.1
  • VMware/物理 to Azure
    • Oracle Linux 7.8
    • Oracle Linux 8.0、8.1、8.2
修正された問題
  • アップグレード時、drscout.conf がインストール ディレクトリで利用可能であることを確認する事前チェックを追加しました。
  • システム時刻の変更により、レプリケーションの無効化に遅延が発生していた Linux マシンの修正が追加されました。
  • インストーラーが元のイメージの復元に失敗し、レプリケーションの有効化に失敗する問題を修正しました。
  • リリース ファイルが存在する場合、SLES15 が正しく識別されない問題を修正しました。
既知の問題
  • Azure Disk Encryption (ADE) が有効になっている Linux マシン上で、Azure to Azure シナリオのレプリケーションを有効にすると失敗します。詳細は、こちらになります。

Microsoft Azure Site Recovery Unified セットアップと Configuration サーバー テンプレート

  • 新しい変更は導入されていません。

Microsoft Azure Site Recovery (サービス)

改善された点
  • Support for Double Encryption at Rest が利用可能になりました。二重暗号化 (Double Encryption) が有効なディスクを持つすべての Azureマシンは、Site Recovery で保護可能です。オンプレミスマ シンでは、データを複製して二重暗号化が有効なディスクにフェールオーバーすることも可能です。
  • Azure Policy を用いたレプリケーションを有効にする、Private preview が利用可能になりました。サインアップするには、ここに詳細を入力してください。
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Azure Site Recovery オンプレミス コンポーネントのアップデート

2 つのオンプレミス VMM サイト間

  1. Update Rollup 48 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. リカバリー サイトで管理している 1 台目のオンプレミス VMM サーバーに Update Rollup 47 をインストールします。
  3. リカバリー サイトがアップデートされた後、プライマリ サイトが管理している VMM サーバーで Update Rollup 48 をインストールします。

VMM が高可用性 VMM (VMM クラスター) である場合、VMM サービスがインストールされているクラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス VMM サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 48 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. オンプレミス VMM サーバー上で Update Rollup 48 をインストールします。
  3. すべての Hyper-V ホストで最新の MARS エージェントをインストールします。

VMM が高可用性 VMM (VMM クラスター) である場合、VMM サービスがインストールされているクラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス Hyper-V サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 48 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. Azure Site Recovery に登録されている Hyper-V サーバーの各ノード上のプロバイダーをインストールします。

Hyper-V がホスト クラスター Hyper-V サーバーの場合、クラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス VMware/物理サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 48 for Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup をダウンロードします。
  2. オンプレミス管理サーバーの 1 台目にアップデートをインストールします。これは、Configuration サーバーと Process サーバー ロールを含むサーバーにインストールします。
  3. スケールアウト Process サーバーがある場合、次にそのサーバーをアップデートします。
  4. Azure Portal にアクセスし、保護されたアイテム > レプリケートされたアイテム ペインに移動します。
  5. このページの VM を選択します。
  6. 各 VM のペインの下部に表示されている Update Agent ボタンをクリックします。これは、すべての保護されている VM 上の Mobility Service Agent をアップデートします。

注 : すべての最新の変更がソース VM に読み込まれていることを確認するために、Mobility Agent をアップグレードするたびに再始動することを推奨します。しかし必須ではありません。最後の再起動中のエージェントのバージョンと現在のバージョンの差が 4 より大きい場合、再起動は必須です。詳細な説明については次の表を参照してください。

最新の再起動中のエージェントのバージョン バージョンへのアップグレード 再起動の必須可否について
9.25 9.27 必須ではない
9.25 9.28 必須ではない
9.25 9.29 必須ではない
9.25 9.30 必須です。
最初にバージョン 9.29 にアップグレードしてからバージョン 9.30 にアップグレードする前に再起動します (最後の再起動が実行されたバージョンとターゲット バージョンとの違いが 4 以上のため)。

参考

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