MSI インストーラーを用いた Azure PowerShell のインストールに失敗した場合の原因と対処方法について

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Azure PowerShell をインストールする際、PowerShellGet を用いた方法と MSI インストーラーを用いた方法の 2 種類があります。

PowerShellGet を用いた方法に切り替えてからは、MSI インストーラーを用いた方法でのインストールは行っていなかったのですが、久しぶりにやってみたら以下のエラーが表示されうまくいきませんでした。

以下の MS サイトに記載がある前提条件 (Windows PowerShell 5.1 以降および .Net Framework 4.7.2 以降) を満たしている Windows 10/Windows Server 2019 でもインストールが失敗している状況でした。

エラーの発生状況を確認しようとしても、イベント ログなどからは特に詳細な情報が記載されていない状態。

仕方がないので、Web 上から情報があるかどうかを確認したところ、合致していたものがあったため、原因と対処方法についてまとめてみました。

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原因について

MSI インストーラーを用いてインストールする際、前提条件に記載されている内容以外にも必要なコンポーネント (.Net Framework 3.5 以降) が不足していたために発生した事象となります。

GitHub でも同様の現象について、報告が行われていました。

対処方法について

対処方法としては、以下の 2 つとなります。

  • .Net Framework 3.5 の機能を有効化する
  • 最新の Azure PowerShell の MSI インストーラーを使用する

.Net Framework 3.5 の機能を有効化する

.Net Framework 3.5 の機能を有効化することで、対処することが可能です。

  • クライアント OS (Windows 10 で確認) の場合
    1. [コントロール パネル] – [すべてのコントロール パネル項目] – [プログラムと機能] を起動、[Windows の機能の有効化または無効化] をクリックします。
    2. [.NET Framework 3.5 (.NET 2.0 および 3.0 を含む)] を有効化します。
  • サーバー OS (Windows Server 2019) の場合
    1. [サーバー マネージャー] – [管理] – [役割と機能の追加] を起動します。
    2. [機能] にて、[.NET Framework 3.5 Features] を有効化します。

最新の Azure PowerShell の MSI インストーラーを使用する

Github に報告されていた内容について、既に対応済みとなっており、Azure PowerShell v4.6.0 の MSI インストーラーからは .NET Framework 3.5 の機能を有効化していなくとも、前提条件を満たしていればインストールすることが可能となっています。

MSI インストーラーは、以下のサイトから各バージョンを確認、入手することが可能です。

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参考 URL

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