昨日に引き続き、 Microsoft Inspire 2020 で追加された Power Platform 認定資格「Microsoft Certified : Power Platform Functional Consultant Associate」の対象試験「PL-200 : Microsoft Power Platform Functional Consultant (beta)」が受験可能となった旨のアナウンスがありました。
PL-200 はベータ版での提供のため、英語のみとなりますが 2020/09/25 (現地時間) から提供開始となっており、これからすぐに受験することも可能です。
なお、上記の対応試験 PL-200 のサイトには、300 名 (先着) 限定で試験料が 80 % オフ (4,643 円) となるクーポン番号 (2020/10/23 まで利用可能) が記載されています。
試験 PL-200 : Microsoft Power Platform Functional Consultant – 評価されるスキルについて (意訳)
- Exam PL-200: Microsoft Power Platform Functional Consultant–Skills Measured
https://query.prod.cms.rt.microsoft.com/cms/api/am/binary/RE4CQVs
試験の対象者
この試験の受験者は、Discovery を実行し、要件を把握し、対象分野の専門家や利害関係者を関与させ、要件を翻訳、Power Platform ソリューションとアプリを構成します。 これらは、アプリケーションの機能強化、カスタム ユーザー エクスペリエンス、システム統合、データ変換、カスタムプロセスの自動化、およびカスタムの視覚化を作成します。
受験者は、ソリューション アーキテクトによって提供され、それらと協力して設計を実装し、ユーザー エクスペリエンス デザイナーによって確立された標準、ブランディング、アーティファクトを実装します。 サードパーティのアプリケーションやサービスとのシームレスな統合を提供する統合を設計します。
受験者は、品質保証チームのメンバーと積極的に協力して、ソリューションが機能要件と非機能要件を満たしていることを確認します。 パッケージ化と展開のためのアーティファクトを特定して生成し、DevOps エンジニアに提供し、Power Platform 管理者に運用と保守のトレーニングを提供します。
評価されるスキル
注:評価される各スキルの下に記載しているリストは、スキルの評価項目です。このリストは、決定的でも網羅的でもありません。
注:試験内容について、ほとんどの場合、プレビュー機能はカバーされず、一部の機能は GA (General Availability) となった際に試験に追加されます。
スキルの評価
Common Data Service の構成 (25-30%)
- 既存のデータ モデルを管理する
- 標準、アクティビティ、または仮想をを含むエンティティ タイプを割り当てる
- エンティティ オーナーシップを構成する
- 新しいエンティティを作成する、もしくは既存のエンティティを変更する
- 1:N と N:N を含む実装するリレーションシップのタイプを決定する
- カスケード ルールを含むエンティティ リレーションシップの動作を構成する
- 新しいリレーションシップを作成する、もしくは既存のリレーションシップを修正する
- 新しいフィールドを作成する、もしくは既存のフィールドを修正する
- エンティティの代替キーを作成する
- エンティティ プロパティを構成する
- プロセスを作成、管理する
- ビジネス ルールの要件を定義する
- ビジネス ルール ロジックを定義、実装する
- ビジネス ルールのスコープを定義する
- ビジネス ルールを構成、テストする
- 同期クラシック ワークフローを構成する
- Common Data Service 設定を構成する
- Relevance Search を構成する
- 監査を構成する
- データ管理タスクを実行する
- 重複検出設定を構成する
- セキュリティ設定を構成する
- ビジネスユニットを作成、管理する
- セキュリティ ロールを作成、管理する
- ユーザーとチームを作成、管理する
- フィールド セキュリティ プロファイルを作成、管理する
- 階層セキュリティを構成する
Power Apps を用いた アプリの作成 (20-25%)
- モデル駆動アプリを作成する
- フォームを作成、構成する
- ビューを作成、構成する
- チャートを作成、構成する
- ダッシュボードを作成、構成する
- サイト マップを構成する
- エンティティ、フォーム、ビュー、ビジネス プロセス フロー、ダッシュボード、グラフを含む、アプリに適用可能なアセットを選択する
- モデル駆動アプリを共有する
- キャンバス アプリを作成する
- キャンバス アプリを作成する
- アプリのデータソースとして Common Data Service を構成する
- キャンバス アプリ スクリーンを作成する
- フォーム ナビゲーション、数式、変数とコレクション、およびエラー ハンドリングを実装する
- 再利用可能なコンポーネントとコンポーネントライブラリを構築する
- アプリのオフライン機能を構成する
- キャンバス アプリで発生するアクションに基づいて Power Automate フローを実行する
- App Checker の結果を解釈し、特定された問題を解決する
- アプリをテスト、監視、共有する
- ポータル アプリを作成する
- ポータル アプリを作成する
- Common Data Service データを公開する
- ポータルの web ページ、フォーム、ナビゲーションを構成する
- web ロールやページ アクセスを含む ポータル セキュリティを構成する
Power Automate の作成と管理 (15-20%)
- フローを作成する
- フローのタイプとフロー コンポーネントを説明する
- Common Data Service コネクターを用いてフローをトリガーする
- Common Data Service コネクターを用いてアクションを実行する
- ロジック制御を実装する
- 動的コンテンツと式を実装する
- Flow Checker の結果を解釈し、処理する
- フローをアクティブ化、非アクティブ化する
- フロー分析データを解釈する
- ビジネス プロセス フローを作成、管理する
- ビジネス プロセス フローを構成する
- ビジネス プロセス フローにビジネス ルール、ワークフロー、アクション ステップを追加する
- ステージとステップを定義する
- 並列ブランチを構成する
- ビジネス プロセス フローのビジネス プロセス フロー エンティティを管理する
- UI フローをビルドする
- UI フローのタイプを説明する
- UI フローのユース ケースを識別する
- 有人と無人 UI フローを区別する
- ビジネス プロセス タスクを記録する
Power Virtual Agent チャットボットの実装 (10-15%)
- チャットボットを作成する
- 環境にチャットボットを割り当てる
- チャットボットを公開する
- チャットボットを共有する
- Teams や他のチャンネルにチャットボットを追加する
- ボットのパフォーマンス、使用状況、トピックの使用状況を監視、診断する
- トピックを構成する
- トピック会話トリガーを定義する
- 質問、メッセージ、条件を作成する
- web ページからトピックを抽出する
- 挨拶、エスカレーション、エラー メッセージ、およびステータスを実装する
- アクションを実行するために Power Automate フローを呼び出す
- エンティティを構成する
- カスタム エンティティを作成する
- 会話にエンティティを実装する
- データを格納する変数を実装する
Power Apps と他のアプリやサービスとの統合 (15-20%)
- Power BI と Power Apps を統合する
- Power BI の視覚化を作成する
- データフローを作成し、データフローの実行をスケジュールする
- データをフィルターする
- レポートとダッシュボードをビルドする
- レポートとダッシュボードを公開、共有する
- モデル駆動型アプリとキャンバス アプリに PowerBI タイルを追加する
- Power BI ダッシュボードにキャンバス アプリを追加する
- Power BI アラートから Power Automate フローをトリガーする
- AI Builder を実装する
- 使用する AI Builder モデル タイプを決定する
- AI Builder モデルを作成する
- モデルで使用するためのソース データを準備する
- モデルのトレーニング、テスト、公開する
- Power Apps を用いてモデルを使用する
- Power Automate を用いてモデルを使用する
- Power Apps と Microsoft 365 を統合する
- Microsoft Teams にアプリを追加する
- Power Apps アプリから Teams アプリを作成する
- アプリのポリシーを構成する
- Power Automate を用いて Teams チャンネルを作成する
- Microsoft Word や Microsoft Excel テンプレートを構成、使用する