2021/03/01 (現地時間) に Azure Storage Explorer の最新版 である v1.18.0 がリリースされました。
- Release v1.18.0 · microsoft/AzureStorageExplorer
https://github.com/microsoft/AzureStorageExplorer/releases/tag/v1.18.0
Azure Storage Explorer v1.18.0 について (意訳)
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March 2021 (Version 1.18.0, build 20210227.4)
新機能
汎用
- 複雑さと混乱を減らすために、[Connect] ダイアログが見直され、アップデートされました。これは、[Connect] ダイアログのフローを最適化して、接続エクスペリエンスをより明確にガイドすることで実現されています。ダイアログは、接続するリソースの種類、接続を認証する方法、そして最後にその接続の具体的な詳細を尋ねます。新しいエクスペリエンスに関するフィードバックがある場合は、GitHub で issue を開いてください。#2965
- Storage Explorer の起動時間と、ツリー ビューでアクション可能なリソースをロードするのにかかる時間を短縮するため、いくつかの最適化が完了しました。起動時のパフォーマンスに関するフィードバックがある場合は、GitHub で issue を開いてください。今後数回のリリースで、スタートアップ関連のパフォーマンスに引き続き取り組んでいきます。
- このバージョンの Storage Explorer は、AzCopy v10.8.0 を使用しています。
- ログ ファイルのファイル名がわかりやすくなりました。Storage Explorer のログ ファイルは、ツール バーにある [ヘルプ] – [ログ ディレクトリを開く] に移動して見つけることができます。#3735
- ツール バーにある [ヘルプ] – [Delete Old Logs] に移動して、古いログファイルを簡単にクリーンアップできるようになりました。このアクションにより、30 日以上経過した Storage Explorer ログが削除されます。 #3817
ストレージ アカウント
- 共有アクセス署名 (SAS) の生成が ADLS Gen2 ストレージ アカウントで有効になりました。 SAS 接続文字列を介して ADLS Gen2 ストレージ アカウントにアタッチできるようになりました。 #2252
Blob
- ADLS Gen2 コンテナーおよびフォルダーの共有アクセス署名 (SAS) を生成できるようになりました。 SAS URI を介して ADLS Gen2 コンテナーとフォルダーにアタッチできるようになりました。 #3738
- BLOB および BLOB コンテナーの共有アクセス署名 (SAS) を生成する際、使用するアカウント キーを選択できるようになりました。 #1659
- ADLS Gen2 コンテナー (ルート ディレクトリー) の ACL 伝播がサポートされるようになりました。 #3876
- パブリック アクセス レベルの設定が ADLS Gen2 コンテナーでサポートされるようになりました。 #3138
- ADLS Gen2 コンテナー内の Blob とフォルダーのプロパティを表示すると、Blob と DFS の両方の URL が表示されるようになりました。 #3357
- Blob のプロパティを保存した際にアクティビティが表示されるようになりました。 #2534
- Blob コンテナーのパブリック アクセス レベルを変更した際にアクティビティが表示されるようになりました。 #3620
ファイル共有
- ファイル共有のアクセス ポリシーを変更した際にアクティビティが表示されるようになりました。 #1837
- ファイルおよびフォルダーのプロパティをファイル共有に保存した際に、アクティビティが表示されるようになりました。 #2534
Azure Data Factory & 拡張機能
- ADF 拡張機能のバージョン 0.1.5 が利用可能になりました。拡張機能をすでにインストールしている場合は、拡張機能パネルからアップデート可能ます。それ以外の場合は、ここからダウンロードできます。新しいバージョンには以下の項目が含まれます :
- ADF 拡張機能を初めて使用するときに、チュートリアルが表示されるようになりました。
- Amazon S3 の一時的なセキュリティ認証情報を用いて、S3 データへの接続を認証できるようになりました。
- 新しいファクトリーを作成すると、サブスクリプションのドロップダウンは既定で最後に使用されたサブスクリプションになります。
- さまざまなアクセシビリティを修正しました。
- 独自の Storage Explorer 拡張機能を作成することに興味がありますか? 独自の Storage Explorer 拡張機能を作成したい開発者を探しています。作成する機会の詳細については、こちらを確認ください。
不具合修正
汎用
- いくつかのテキスト ボックスでは、キーボードショートカット (Ctrl+Shift+矢印キーでジャンプ ハイライトなど) を使用できませんでしたが、この問題は修正されました。 #3230
- ツリー ビューで検索をキャンセル/クリアした後、検索結果で選択されたノードは選択されたままになりませんでした。このバージョン以降は、ノードは選択されたままになります。 #33
- ツリー ビューで “Load more…” をクリックすると、選択範囲が “Load more…” ノードの親に移動します。このバージョン以降は、”Load more…” ノードの前にあったノードが選択されます。 #1846
- AzCopy の使用を伴う操作は、Windows ARM デバイスでは開始できませんでしたが、この問題は修正されています。 #2553
- テーマ メニューでは、現在のテーマが何であるかが明確になりませんでしたが、このバージョン以降では、現在のテーマの横にチェックマークが表示されます。 #1194
- エクスプローラ ツール バーのボタン ラベルの省略記号が適切にテーマ化されていませんでしたが、この問題は修正されています。 #2555
- エクスプローラーのデータ テーブルでは、アンパサンドが “&amp” としてレンダリングされることがありましたが、この問題は修正されています。 #3377 #3955
ストレージ アカウント
- ファイル共有、キュー、およびテーブルのサービス ノードが、従来の Premium ストレージ アカウントで誤って表示されていましたが、この問題は修正されています。 #3821
Blob
- Blob をダウンロードした後、 “Open Folder” アクションを使用しても、ダウンロードした Blob はフォーカスされませんでした。新しい “Show in Folder” アクションが “Open Folder” に置き換わり、ダウンロードした blob が正しく表示されるようになりました。
#753 - ‘ や / などの特殊な文字を含む ADLS Gen2 Blob の名前を変更すると失敗していました。これは、storage-file-datalake SDK の問題が原因でした。この問題は、SDKとストレージエクスプローラーの両方で修正されました。 #3360 #3744
- Blob のクローン作成時の新しい名前の検証がアップデートされ、末尾に “.” が付いた名前が許可されなくなりました。 #3361
- Premium GPV1 および GPV2 アカウントの Blob コンテナーのパブリック アクセス レベルの変更は無効になっています。このようなストレージ アカウントのコンテナーは、一般にアクセス可能にすることはできません。 #3598
- エミュレーター Blob コンテナーのクローンを作成する際、サブ ディレクトリー内のBLOBはクローンされていませんでしたが、この問題は修正されています。 #3720
- ADLS Gen2 フォルダーの名前を “?” に変更すると失敗していましたが、この問題は修正されています。 #3820
- フォルダのクローンを作成または作成する際、既存のフォルダがすでに使用している名前の使用が常に検出されるとは限りませんでしたが、この問題は修正されています。 #3903 #3985
- ‘%’ を含む名前で ADLS Gen2 コンテナーにフォルダーを作成すると失敗しましたが、この問題は修正されています。 #3987
- 名前に ‘%’ が含まれている Blob のタグを編集しようとすると失敗しましたが、この問題は修正されています。 #3990
- ADLS Gen2 Blob およびフォルダーのメタデータ キーの検証がアップデートされ、キーが有効な C# 識別子であるかどうかが正しく検出されるようになりました。 #4049
ファイル共有
- 現在、ファイル共有エクスプローラーのスナップショット関連のタイム スタンプとアクティビティ ログのアクティビティに一貫した形式が使用されています。 #3890
- ファイル共有内のファイル、もしくはフォルダーのプロパティを表示する際、URL 内のURI エンコード可能な文字はエンコードされなくなりました。これは、Blob のビュー プロパティ エクスペリエンスと一致しています。 #3786
- ファイル共有内のファイルのクローンを作成する際の新しい名前の検証がアップデートされ、無効な文字をより適切に検索できるようになりました。 #2566 #3374
- ファイル共有内のファイルとフォルダーのメタデータ値の検証が更新され、空の文字列が許可されるようになりました。 #3408
- ファイル共有内のファイルとフォルダーのメタデータ キーの検証が更新され、キーが有効な C# 識別子であるかどうかが正しく検出されるようになりました。 #3581
Queue
- 新しいキューを作成するときのキュー名の検証は、無効な文字を許可するようにリグレッションされましたが、この問題は修正されました。 #3899
既知の問題
- Windows で使用できない文字の URI エンコード バージョンのようなファイル拡張子があり、そのファイルを Windows マシンからアップロードする場合、ファイル拡張子はアップロード中にデコードされます。 #4045
- BLOBパスに ‘%’ 文字がある場合、それらは生成された SAS URL にエンコードされません。これにより、生成された SAS URL が無効になります。この問題を回避するには、エンコードされていない ‘%’ 文字を ‘%25’ に置き換えます。 #4141
既知のすべての問題の完全な一覧について、issue ページ を参照してください。
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参考
- Azure Storage Explorer – クラウド ストレージ管理 | Microsoft Azure
https://azure.microsoft.com/ja-jp/features/storage-explorer/?WT.mc_id=AZ-MVP-4038156 - Storage Explorer の概要 | Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/vs-azure-tools-storage-manage-with-storage-explorer?WT.mc_id=AZ-MVP-4038156 - Microsoft Azure Storage Explorer のリリース ノート | Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/vs-azure-tools-storage-explorer-relnotes?WT.mc_id=AZ-MVP-4038156 - Releases · microsoft/AzureStorageExplorer · GitHub
https://github.com/microsoft/AzureStorageExplorer/releases