Update Rollup 56 for Azure Site Recovery が公開されました

ブログ エントリ内にアフィリエイト広告が含まれています
スポンサーリンク

Azure Site Recovery (ASR) の更新プログラムである Update Rollup 56 for Azure Site Recovery (KB5005376) が公開されました。

スポンサーリンク

Update Rollup 56 for Azure Site Recovery について (意訳)

導入

Update Rollup 56 for Azure Site Recovery における各インストーラーのバージョンとなります。

修正される問題の詳細と、このアップデートをインストールする前に確認する必要がある前提条件について説明します。

前提条件

Microsoft Azure Site Recovery Update Rollup 56 をインストールするには、以下のどちらかインストールされている必要があります :

  • Microsoft Azure Site Recovery Provider (バージョン 5.1.6400 以降)
  • Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) (バージョン 9.39.xxxx.x 以降)
  • Microsoft Azure Recovery Services Agent (バージョン 2.0.9100.0 以降)

注 : [コントロール パネル] – [プログラムと機能] からインストールされているバージョンを確認することが可能です。

この更新プログラムにより修正される問題

この更新プログラムを適用することで、次の問題を修正および改善点があります。

Mobility Service

修正された問題
  • ルート システムを見つけることができないというエラーで構成サーバーへの登録が失敗する問題を修正しました。
  • [VM の作成] フローから Azure 仮想マシンのレプリケーションを有効にすると、記憶域が不足しているというエラーで失敗する問題を修正しました。
  • テストフェールオーバー後に作成された Oracle Linux ターゲット マシンが起動に失敗する問題を修正しました。
  • Windows Azure エージェントが最新のバージョンにアップデートされました。

Microsoft Azure Site Recovery (サービス)

改善点
  • レプリケーションと再保護操作の有効化が 46% 高速になるように改善されました。

Microsoft Azure Site Recovery (ポータル)

改善点
  • 世界中の任意の 2 つの Azure リージョン間でレプリケーションを有効にできるようになりました。大陸内でレプリケーションを有効にすることに制限されなくなりました。

Azure Site Recovery オンプレミス コンポーネントのアップデート

2 つのオンプレミス VMM サイト間

  1. Update Rollup 56 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. リカバリー サイトで管理している 1 台目のオンプレミス VMM サーバーに Update Rollup 56 をインストールします。
  3. リカバリー サイトがアップデートされた後、プライマリ サイトが管理している VMM サーバーで Update Rollup 56 をインストールします。

VMM が高可用性 VMM (VMM クラスター) である場合、VMM サービスがインストールされているクラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス VMM サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 56 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. オンプレミス VMM サーバー上で Update Rollup 56 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をインストールします。
  3. すべての Hyper-V ホストで最新の MARS エージェントをインストールします。

VMM が高可用性 VMM (VMM クラスター) である場合、VMM サービスがインストールされているクラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス Hyper-V サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 56 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. Azure Site Recovery に登録されている Hyper-V サーバーの各ノード上のプロバイダーをインストールします。

Hyper-V がホスト クラスター Hyper-V サーバーの場合、クラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス VMware/物理サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 56 for Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup をダウンロードします。
  2. オンプレミス管理サーバーの 1 台目にアップデートをインストールします。これは、Configuration サーバーと Process サーバー ロールを含むサーバーにインストールします。
  3. スケールアウト Process サーバーがある場合、次にそのサーバーをアップデートします。
  4. Azure Portal にアクセスし、保護されたアイテム > レプリケートされたアイテム ペインに移動します。
  5. このページの VM を選択します。
  6. 各 VM のペインの下部に表示されている Update Agent ボタンをクリックします。これは、すべての保護されている VM 上の Mobility Service Agent をアップデートします。

注 : SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3、SUSE Linux Enterprise Server 11 SP4、RHEL5、CentOS 5、DEBIAN7、DEBIAN8 および UBUNTU-14.04 マシン用の Microsoft Azure Site Recovery をアップデート、もしくは保護している場合は、必ず以下の手順に従ってください。

  1. 対象のマシンに適用可能なインストールをダウンロードします。
  2. 仮想マシンをアップグレード、もしくは保護する前に、インストーラーを Configuration サーバーおよびスケールアウト Process サーバーの INSTALL_DIR\home\svsystems\pushinstallsvc\repository フォルダーにコピーします。 たとえば、以下は Configuration サーバー/Process サーバーのインストール パスが C:\Program Files (x86)\Microsoft Azure Site Recovery の場合のフォルダー名です :

    • C:\Program Files (x86)\Microsoft Azure Site Recovery\home\svsystems\pushinstallsvc\repository
  3. インストーラーをコピーした後、services.msc に移動し、InMage PushInstall サービスを再起動します。

注 : すべての最新の変更がソース VM に読み込まれていることを確認するために、Mobility Agent をアップグレードするたびに再始動することを推奨します。しかし必須ではありません。最後の再起動中のエージェントのバージョンと現在のバージョンの差が 4 より大きい場合、再起動は必須です。詳細な説明については次の表を参照してください。

最新の再起動中のエージェントのバージョン バージョンへのアップグレード 再起動の必須可否について
9.25 9.27 必須ではない
9.25 9.28 必須ではない
9.25 9.29 必須ではない
9.25 9.30 必須です。
最初にバージョン 9.29 にアップグレードしてからバージョン 9.30 にアップグレードする前に再起動します (最後の再起動が実行されたバージョンとターゲット バージョンとの違いが 4 以上のため)。
スポンサーリンク

参考

タイトルとURLをコピーしました