先日組んだ自作 PC のマザーボードは「MSI MAG B550M MORTAR」ですが、Windows 11 対応がアナウンスされています。
- MSI motherboard is ready for Windows 11
https://www.msi.com/news/detail/MSImotherboardisreadyforWindows11122145
※Windows 11 対応のマザーボード一覧は msi-tpm-2-0-motherboard-list.pdf を参照。
Windows 11 を見越して自作 PC を組んでみた、というところもある
Windows 11 の前提条件である UEFI ブート、TPM 2.0 が有効については、デフォルト設定で UEFI ブートとなっているため問題はないですが、TPM 2.0 機能は有効になっていませんでした。
MSI MAG B550M MORTAR には TPM 2.0 モジュール (MS-4462) を装着することで TPM 2.0 機能が有効になりますが、現時点でどこにも売っていません (e-bay などにはあるが、おま値)。
転売ヤーめ、爆発しろ (
なので、ファームウェア TPM 2.0 機能を有効することで対応、その手順について纏めてみました。
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MSI MAG B550M MORTAR でファームウェア TPM 2.0 機能を有効化する手順
以下の手順で fTPM を有効化します。
- PC の原電を投入、POST 画面が表示されている間に [Delete] キーを押下、UEFI BIOS メニュー画面に入ります。
- UEFI BIOS メニュー画面に入ったら、以下の図のように Advanced Mode になっているかどうかを確認し、なっていない (EZ Mode) 場合は、[F7] キーを押下し、切り替えます。
- [SETTINGS] → [Security] → [Trusted Computing] に進み、[Security Device Support] を選択、[Disable] から [Enable] にカーソルを合わせて [Enter] キーを押下して、変更します。
- [Security Device Support] の値が [Enable] となっていることを確認した上で、[F10] キーを押下、[はい] を選択して設定を保存、再起動します。
設定後の確認
UEFI BIOS
Advanced Mode の [SETTINGS] → [Security] → [Trusted Computing] で有効化されていることを確認しました。
コンピューターのトラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) の管理 (tpm.msc)
tpm.msc からでも TPM 2.0 機能が利用可能であることを確認できました。
Windows 11 対応チェック (WhyNotWin11.exe)
Robert C. Maehl (rcmaehl) 氏が公開しているフリーウェア、Windows 11 対応チェック (WhyNotWin11.exe) でも TPM 2.0 機能が検出されたことを確認できました。
- GitHub – rcmaehl/WhyNotWin11: Detection Script to help identify why your PC is not Windows 11 Release Ready
https://github.com/rcmaehl/WhyNotWin11
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