Update 2111 for Configuration Manager current branch が公開されました

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2021/12/01 (現地時間) に Update 2111 for Configuration Manager current branch が公開された旨のアナウンスがありました。

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Update 2111 の新機能および機能強化点 (意訳)

Update 2111 for Microsoft Endpoint Configuration Manager current branch がリリースされました。Microsoft Endpoint Manager は、管理するすべてのデバイスに対する統合されたソリューションです。Microsoft は、Configuration Manager および Intune を Microsoft Endpoin tManager 管理センターと呼ばれる単一のコンソールに統合します。このリリースでは、2 つの人気のあるプレリリース機能であるオーケストレーション グループとアプリケーション グループが完全な機能になったことをお知らせします。

多くのサーバー管理者は、特定のワークロードのアップロードを注意深く管理し、その間の動作を自動化する必要があります。オーケストレーション グループを使用すると、パーセンテージ、特定の番号、または明示的な順序に基づいてデバイスをアップデートする柔軟性が得られます。デバイスが更新プログラムの展開を実行する前後に、PowerShell スクリプトを実行することも可能です。

このリリース以降、オーケストレーション グループの事前スクリプトと字度スクリプトを有効化にするには、承認が必要になります。スクリプトを開いたり、作成したり、変更したりする場合、別の管理者によるスクリプトの承認が必要です。スクリプト ライブラリから承認済みのスクリプトを選択する場合、追加の承認は必要ありません。スクリプトの承認を支援するために、オーケストレーション グループの詳細ペインに次の 2 つのタブが追加されました :

  • 要約 : スクリプトの承認状態を含む、選択したオーケストレーション グループに関する情報が含まれます。
  • スクリプト : 各スクリプトのタイムアウト、承認者、承認状態など、事前/事後スクリプトに関する情報を一覧表示します。

アプリケーション グループは、単一の展開としてユーザーもしくはデバイス コレクションに送信できるアプリケーションのグループです。アプリケーション グループについて指定したメタ データは、Software Center では単一のエンティティとして表示されます。グループ内のアプリケーションがクライアントが特定の順序でアプリをインストールするように順序付けすることが可能です。アプリケーションをスイートとして管理、およびデプロイする際のよりシンプルなエクスペリエンスを望んでいました。たとえば、役割ごとにアプリケーションをグループ化したり、単一のデプロイメントの利便性を備えた関連アプリケーションのスイートを作成したりします。アプリケーショングループ機能は、そのようなグループのライフサイクルにすぐに使用できる機能を提供するように設計されています。このリリースには、アプリケーション グループに対する次の改善が含まれています :

  • 必要に応じてアプリケーション グループをデバイス、もしくはユーザー コレクションにデプロイする際、リソースがコレクションから削除されたときに自動的にアンインストールされるように指定することが可能です。
  • より多くのアプリ承認動作とリアルタイム アクションがアプリケーション グループでサポートされるようになりました。

このリリースには次の項目が含まれます :

アプリケーション管理

  • ユーザー コレクションの暗黙的なアンインストール :
    アプリケーション展開を有効にすることで、暗黙的なアンインストールをサポートできます。このリリース以降、この動作はユーザー コレクションへの配置にも適用されます。ユーザーがコレクションに含まれている場合、アプリケーションがインストールされます。次に、コレクションからユーザーを削除すると、アプリケーションがアンインストールされます。

ソフトウェア アップデート

  • ADR 検索基準の改善 :
    このリリースで自動導入ルールのリリース日もしくは改定日検索により多くのオプションが追加されました。

    • 30 日以上
    • 60 日以上
    • 90 日以上
    • 6 ヶ月以上
    • 1 年以上
  • Microsoft 365 アプリからの更新通知の有効化 :
    Microsoft 365 アプリ アップデートのエンドユーザー エクスペリエンスの構成が可能です。このクライアント設定を使用すると、これらのアップデートに関する Microsoft 365 アプリからの通知の有効化/無効化にできます。新しい [Microsoft 365 アプリ からの更新通知を有効にする] オプションが、クライアント設定の [ソフトウェア アップデート] グループに追加されました。

クラウド接続管理

  • 簡略化されたクラウド接続構成 :
    Configuration Manager 環境をクラウド接続するプロセスを簡素化しました。環境をクラウド接続する際、推奨されるデフォルトの合理化されたセットを使用することを選択できるようになりました。推奨されるデフォルト設定を使用することで、対象となるデバイスがクラウドに接続され、豊富な分析、クラウド コンソール、リアルタイムのデバイス クエリなどの機能が有効になります。
  • クラウド管理ゲートウェイの改善 :
    このリリース以降、仮想マシン スケール セットを使用したクラウド管理ゲートウェイ (CMG) の展開は、Azure US Government クラウド環境をサポートするようになりました。

サイト インフラストラクチャ

  • 外部通知の改善 :
    Configuration Manager current branch version 2107 から、サイトが外部システムもしくはアプリケーションに通知を送信できるようにすることができます。この機能では、PowerShell スクリプトを用いて、状態フィルターのルールとサブスクリプションを管理しました。このリリースでは、外部通知のサブスクリプションを作成、もしくは編集するためのサポートが Configuration Manager コンソールに追加されています。状態フィルター ルールとアプリケーション承認リクエストのイベントをサポートします。
  • .NET バージョン 4.6.2 の前提条件チェックがエラー :
    Configuration Manager current branch version 2107には、Microsoft .NET Framework バージョン 4.6.2 をチェックする警告前提条件ルールがあります。このバージョンの .NET は、サイト サーバー、特定のサイト システム、クライアント、および Configuration Manager コンソールで必要です。このリリース以降、.NET 4.6.2 のこの前提条件ルールはエラーになります。 .NET をアップグレードするまで、サイトをこのバージョンの Configuration Manager にインストール、もしくはアップデート更新し続けることはできません。
  • VPN 境界タイプの改善 :
    VPN 境界タイプを使用する場合、文字列全体ではなく、接続名もしくは説明の先頭に一致するようになりました。一部のサードパーティ VPN ドライバーは、接続を動的に作成します。接続は、一貫性のある文字列で始まりますが、一意の接続識別子もあります。たとえば、Virtual network adapter #19。[接続名] もしくは [接続の説明] オプションを使用する場合は、新しい [開始] オプションも使用します。
  • コンソール拡張機能の状態メッセージ :
    コンソール拡張機能の可視性と透明性を向上させるために、サイトは関連イベントの状態メッセージを作成するようになりました。これらの状態メッセージ ID は 54201 から 54208 です。

クライアント管理

  • クライアント正常性ダッシュボードの改善 :
    このリリースには、クライアント正常性ダッシュボードに対する複数の改善が含まれています。

    • リボン内の新しいアクション:
      • 既定のコレクションを選択 : 永続的なユーザー設定を設定する
      • クライアント状態の設定 : クライアント正常性を評価する期間を構成する
    • より目立つ全体のクライアント正常性タイル
    • 単一のタイルに凝縮されたフィルター
    • 結合 (All) および 結合 (Any) のシナリオは、新しいタイル “障害のあるクライアント” に置き換えられます。
    • シナリオ別の正常性トレンドの新しいタイル

Software Center

  • Software Center の通知がロゴ付きで表示 :
    Software Center のカスタマイズを有効にすると、Windows 通知に指定するロゴは Software Center のロゴとは別のものになります。このロゴは、ユーザーがこれらの通知を信頼するのに役立ちます。ソフトウェアをクライアントに展開すると、ユーザーにはロゴ付きの通知が表示されます。

オペレーティング システム展開

  • TPM 2.0 のタスク シーケンス チェック :
    Windows 11 をより適切に展開できるように、タスク シーケンスの [準備の確認] ステップに TPM 2.0 の確認が含まれるようになりました。
  • Windows サービス ダッシュボードの改善 :
    Windows サービス ダッシュボードに Windows 11 の最新機能のアップデート グラフが表示されるようになりました。新しいグラフを使用すると、最新の機能アップデートを使用している Windows 11 クライアント数を簡単に特定することが可能です。

Configuration Manager コンソール

  • コンソール内のデバイスのカスタム プロパティ :
    Configuration Manager current branch version 2107 では、管理サービスを使用してデバイスにカスタム プロパティを設定することが可能です。これらのカスタム プロパティを使用すると、デバイスに外部データを追加して、展開のターゲティング、コレクションの構築、およびレポート作成に役立てることができます。このリリース以降、Configuration Manager コンソールでこれらのカスタムプロパティを作成および編集できます。この新しいユーザー インターフェイスにより、これらのプロパティの表示と編集が簡単になります。管理サービス インターフェイスを使用して、外部システムからのプロセスを自動化することもできます。
  • Export to CSV へのエクスポート :
    コンソールのグリッド ビューの内容を、列ヘッダーとともに、Excel もしくは他のアプリケーションへのインポートに使用できるコンマ区切り値 (CSV) ファイルにエクスポートできます。以前はグリッド ビューからカット アンド ペーストできましたが、CSV にエクスポートすると、多数の行をより速く簡単に抽出できます。
  • コンソール拡張機能ウィザードのインポート :
    階層で管理されているコンソール拡張機能をインポートするための新しいウィザードがあります。署名付きまたは署名なしのコンソール拡張機能をインポートするために PowerShell スクリプトを使用する必要がなくなりました。
  • コンソール拡張機能のインストールが必要 :
    サイトに接続する前にコンソール拡張機能をインストールする必要があります。拡張機能が必要になると、次に管理者が拡張機能を起動したときに、ローカル コンソールに自動的にインストールされます。
  • ウィザードおよびプロパティ ダイアログから製品フィードバックを送信 :
    ウィザードと一部のプロパティ ページに、フィードバックを提供するためのアイコンが含まれるようになりました。フィードバック アイコンを選択すると、ドロップダウンメニューに [Send a smile] (スマイルを送信) と [Send a frown] (しかめっ面を送信) のオプションが表示されます。追加のフィードバックの場所を使用すると、現在のアクティビティからフィードバックをすばやく送信できます。管理コンソールのリボンのフィードバック アイコンも新しいアイコンに更新されました。
  • Power BI サンプル レポート :
    Configuration Manager サンプル Power BI レポートに最近追加されたレポートは次のとおりです :

    • クライアントの状態
    • コンテンツの状態
    • Microsoft Edge の管理
  • コンソールの改善 :
    このリリースでは、Configuration Manager コンソールに次の改善を加えました :

    • 独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) は、Configuration Manager を拡張するアプリケーションを作成できます。構成マネージャーを使用して、ISV プロキシに証明書を割り当てることが可能です。これにより、管理ポイントとのカスタム通信が可能になります。これらの ISV プロキシ証明書の管理を簡素化するために、Configuration Manager コンソールで GUID をコピーできるようになりました。
    • デバイス コレクションのメンバーを表示し、一覧からデバイスを選択したら、詳細ペインの [コレクション] タブに切り替えます。この新しいビューには、選択したデバイスがメンバーになっているコレクションの一覧が表示されます。これにより、この情報が見やすくなります。
    • コレクションを表示すると、以前はサイトがコレクションのメンバーシップを評価するのにかかった時間を確認できました。このデータは、モニタリング ワークスペースでも利用できるようになりました。 [コレクション評価] ノードのいずれかのサブノードでコレクションを選択すると、詳細ペインにこのコレクション評価時間データが表示されます。

ツール

  • Support Center データ コレクターおよびクライアント ツールのオプション:
    新しいコマンドライン オプションが、Support Center データ コレクターおよびクライアント ツールに追加されました。次のオプションが追加されています :

    • 昇格せずに現在のユーザーとして起動
    • マシン名を指定
    • 統合認証を無効にする
    • ヘルプを表示する
  • Support Center Log File Viewer および OneTrace の改善 :
    Support Center Log File Viewer および OneTrace で、状態メッセージが読みやすい形式で表示されるようになりました。 >> で始まるエントリは状態メッセージであり、ログを開くと自動的に読み取り可能な形式に変換されます。>> 文字列を検索、もしくはフィルタリングして、ログ内の状態メッセージを見つけます。

非推奨になった機能

削除および非推奨された項目に実装される前に、サポートの変更について学習します。

次の機能は非推奨になりました。現在も使用できますが、Microsoft は将来的にサポートを終了する予定です。

  • ConfigurationManager を用いた MicrosoftStore for Business and Education からのアプリの管理
  • 資産インテリジェンス
  • オンプレミス MDM

以前アナウンスされたように、version 2111 は次の機能のサポートを終了しています :

  • Microsoft .NET Framework バージョン 4.6.1 以前を使用し、Configuration Manager ライブラリに依存するサードパーティのアドオン。このようなアドオンは、.NET 4.6.2 以降を使用する必要があります。

その他

Configuration Manager の Microsoft Connected Cache が現在本番環境で一般提供 (GA) となっています。

Windows PowerShell cmdlets for Configuration Manager の変更の詳細は、version 2111 リリース ノートを参照してください。

詳細やこのアップデートの新機能の完全な一覧を表示するには、What’s new in version 2111 of Microsoft Endpoint Configuration Manager ドキュメントを確認してください。

注 : 今後数週間でアップデートがグローバルに展開されると、自動的にダウンロードされ、Configuration Manager コンソールの [更新とサービス] ノードからインストールの準備ができたタイミングで通知されます。これらの新機能を試すのを待つことができない場合は、PowerShell スクリプトを使用して、ユーザーが更新プログラムを入手する First Wave にあることを確認する方法については、次の手順を参照してください。このスクリプトを実行すると、アップデートがすぐにコンソールに表示されます。

アップグレード プロセスのサポートについては、Site and Client Deployment forum に質問を投稿してください。Configuration Manager コンソールのフィードバック経由で Configuration Manager フィードバックを送信してください。引き続き Configuration Manager の新機能に関するアイデアを共有、投票してください。

追加のリソース

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参考

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