Azure Functions App (関数アプリ) を作成する際、利用するプラン (SKU) に関わらず、ストレージ アカウントの利用が必要となります。
※新規作成した場合は、汎用v1 (LRS) で作成されます。
ストレージ アカウントの利用用途については、以下のドキュメントに記載されています。
ただし、コードを格納して実行するために使用される Azure Files のみ、利用するプランによって指定したストレージ アカウントに格納されるか、Azure プラットフォームに組み込まれているストレージ アカウントに格納されているかで分かれているようです。
サポート可否なども含めてプランごとの対応状況について記載はされているようですが、あまり信用ならなかったのでw、実際に確認してみました。
利用するプランごとのストレージ アカウント (Azure Files) について
コード
Windows
従量課金 (消費量、Consumption) プラン
作成時に指定したストレージ アカウントが使われる。
Functions Premium プラン
作成時に指定したストレージ アカウントが使われる。
App Service プラン
Azure プラットフォームに組み込まれているストレージ アカウントが使われる。
Linux
従量課金 (消費量、Consumption) プラン
Azure プラットフォームに組み込まれているストレージ アカウントを作成されているかどうかは不明。
※別途、既存の Azure Files share をマウントすることは可能。
Functions Premium プラン
作成時に指定したストレージ アカウントが使われる。
※別途、既存の Azure Files share をマウントすることは可能。
App Service プラン
Azure プラットフォームに組み込まれているストレージ アカウントを作成されているかどうかは不明。
※別途、既存の Azure Files share をマウントすることは可能。
Docker コンテナー
Linux
Functions Premium プラン
作成時に指定したストレージ アカウントが使われる。
※別途、既存の Azure Files share をマウントすることは可能。
App Service プラン
Azure プラットフォームに組み込まれているストレージ アカウントを作成されているかどうかは不明。
※別途、既存の Azure Files share をマウントすることは可能。
まとめ
表にするとこんな感じです。
公開 | プラットフォーム | プラン | Azure Files |
---|---|---|---|
コード | Windows | 従量課金 | 作成時に指定したストレージ アカウント |
Functions Premium | 作成時に指定したストレージ アカウント | ||
App Service | Azure プラットフォームに組み込まれているストレージ アカウント | ||
Linux | 従量課金 | 不明 | |
Functions Premium | 作成時に指定したストレージ アカウント | ||
App Service | 不明 | ||
Docker | Linux | Functions Premium | 作成時に指定したストレージ アカウント |
App Service | 不明 |
将来的には変更になるかもしてませんが、備忘録として。
あとは、