2022/07/06 (現地時間) に Configuration Manager Technical Preview version 2207 が公開された旨のアナウンスがありました。
Configuration Manager Technical Preview version 2207 の機能については、以下の Microsoft Docs サイトに記載 (英語) されています。
version 2207 から追加された新機能および機能改善内容抜粋 (意訳)
詳細およびこのアップデートの新機能の完全な一覧を確認するには、Features in Configuration Manager technical preview version 2207 ドキュメントを確認してください。
Update 2207 for Technical Preview Branch は、Microsoft Endpoint Configuration Manager Technical Preview コンソールで利用可能です。新規インストールの場合、Microsoft Endpoint Configuration Manager Technical Preview Branch の 2206 ベースライン バージョンは、https://aka.ms/MECM2206TP-Baseline のリンクから入手可能です。
Technical Preview Branch リリースでは、一般に利用可能になる前に、テスト環境で新しい Configuration Manager 機能を試すことができます。
最新の Technical Preview についてのご意見について、コンソールから直接フィードバックを送信してください。
Distribution point content migration
PowerShell コマンドレットを用いて、ある配布ポイントから別の配布ポイントにコンテンツを移行するための配布ポイント コンテンツ移行サポートが利用できるようになりました。これらの PowerShell コマンドレットを用いて、配布ポイントの移行ステータスを監視することも可能です。
ある配布ポイントのコンテンツを別の配布ポイントに移行する必要があるシナリオについて、複数あります。
- Azure クラシック サービスでホストされているクラウド配布ポイント (CDP) は、2024 年半ばまでに非推奨になります。CDP コンテンツを別の配布ポイントに移行する必要があります。
- *.cloudapp.net ドメインでホストされているクラウド移行ゲートウェイv1 (CMGv1) の移行も非推奨になっているため、CMGv1 コンテンツを別の配布ポイントに移行する必要がある場合があります。
- ローカル配布ポイントのコンテンツを他のローカル配布ポイント、もしくは CMG に移行する必要がある場合があります。
Prerequisites
- ユーザーのセキュリティロール権限では、配布ポイントで [Copy to Distribution Poin] を有効にする必要があります。
- ソース配布ポイントを廃止する場合、ソース配布ポイントと宛先配布ポイントの境界グループが同じであることを確認します。
- 宛先配布ポイントはすでにインストールされており、コンテンツを受信できる必要があります。
注 : 現在、Configuration Manager コンソールからこの動作を構成することはできません。 PowerShell を用いてこの動作を構成する方法の詳細について、次のセクションのコマンドレット詳細を参照してください。
Start-CMDistributionPointMigration
このコマンドレットを用いて、配布ポイントのコンテンツの移行を開始します。配布ポイントの移行シナリオごとに、SourceDistributionPointName や DestinationDistributionPointName などの必要なパラメーターを渡すことが可能です。LockSourceDistributionPoint パラメーターを渡して、ソース配布ポイントをロックすることもできます。このパラメーターは、ソース配布ポイントのシナリオを非推奨にするために使用されます (例 : CDP 移行)。配布ポイントの移行中にソース配布ポイントがロックされている場合、新しいコンテンツをソース配布ポイントに配布することはできませんが、エンドポイントはソース配布ポイントで既に利用可能なコンテンツをダウンロードできます。非推奨のシナリオでは、配布コンテンツの移行が完了した後で、ソース配布ポイントを削除可能です。
Syntax
PowerShell
Start-CMDistributionPointMigration -SourceDistributionPointName <FQDN for source distribution point> -DestinationDistributionPointName <FQDN for destination distribution point>
Examples
PowerShell
Start-CMDistributionPointMigration -SourceDistributionPointName <FQDN for source distribution point> -DestinationDistributionPointName <FQDN for destination distribution point> -LockSourceDistributionPoint Start-CMDistributionPointMigration -SourceDistributionPointName <FQDN for source distribution point> -DestinationDistributionPointName <FQDN for destination distribution point>
Parameters
- SourceDistributionPointName : コンテンツの移行元となるソース配布ポイントを指定します。
- DestinationDistributionPointName : コンテンツをコピーする宛先配布ポイントを指定します。
- LockSourceDistributionPoint : ソース配布ポイントをロックした状態で配布ポイントの移行を開始する必要がある場合に使用します。
Get-CMDistributionPointMigrationStatus
このコマンドレットを用いて、配布ポイントの移行ステータスを監視します。
Syntax
PowerShell
Get-CMDistributionPointMigrationStatus -SourceDistributionPointName <FQDN for source distribution point> -DestinationDistributionPointName <FQDN for destination distribution point>
Get-CMDistributionPointContentMigrationStatus
このコマンドレットを用いて、配布ポイントのコンテンツの移行ステータスを監視します。
Syntax
PowerShell
Get-CMDistributionPointContentMigrationStatus -SourceDistributionPointName <FQDN for source distribution point> -DestinationDistributionPointName <FQDN for destination distribution point>
Stop-CMDistributionPointMigration
このコマンドレットを用いて、配布ポイントの移行を停止します。ソース配布ポイントを誤ってロックした場合は、このコマンドレットを使用してソース配布ポイントのロックを解除できます。ソース配布ポイントのロックを解除すると、配布ポイントの移行が停止します。移行を再開するには、Start-CMDistributionPointMigration コマンドレットを使用します。
Syntax
PowerShell
Stop-CMDistributionPointMigration -SourceDistributionPointName <FQDN for source distribution point> -DestinationDistributionPointName <FQDN for destination distribution point>
Examples
PowerShell
Stop-CMDistributionPointMigration -SourceDistributionPointName <FQDN for source distribution point> -DestinationDistributionPointName <FQDN for destination distribution point> -LockSourceDistributionPoint Stop-CMDistributionPointMigration -SourceDistributionPointName <FQDN for source distribution point> -DestinationDistributionPointName <FQDN for destination distribution point>
注 : 共有時間に複数の移行を実行することはできません。あるセットのソース、および宛先配布ポイントの移行は、別のセットを開始する前に完了する必要があります。
Improvements to Configuration Manager policies for Microsoft Defender Application Guard
- Windows Defender Application Guard は、ConfigurationManager コンソールでは MicrosoftDefenderApplicationGuard に名称が変更されました。
- General 設定ページでは、分離された Windows 環境を有効にし、Microsoft Edge および分離された Windows 環境を有効にすることが可能です。
- Application Behavior 設定ページでは、カメラとマイクを有効または無効にすることができ、拇印を分離されたコンテナに一致させる証明書も使用可能です。
- 次の項目が削除されました :
- Host interaction ページの下にある Enterprise sites can load non-enterprise content, such as third-party plug-ins 設定
- File Management ページのファイル信頼基準ポリシー
PowerShell リリース ノート プレビュー
これらのリリース ノートは、この Technical preview リリースでの Configuration Manager PowerShell コマンドレットへの変更をまとめたものです。