Azure Container Apps でログ監視周りが機能強化されていたので、確認してみました

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2022/05 に GA した Azure Container Apps ですが、ログ監視周りについてコンテナー アプリ環境と Log Analytics が統合されているとはいえ、保存できるログの種類があまり多くありませんでした。

貧弱と感じていたログ監視周りですが、機能強化されていたので確認してみました。

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Azure Container Apps のログ監視に関する機能強化された点について

ログ監視周りで機能強化された点は以下となります。

  • 記録されるアプリケーション ログの追加
  • アプリケーション ログに対する監視オプションの追加

ようやく最低限の監視ができるようになった感じ。
// メトリックのほうは相変わらずだけど (

記録されるアプリケーション ログの追加

記録されるアプリケーション ログは以下となり、コンテナー アプリが動作するレプリカが再起動されたら消失していたコンソール (ストリーム) ログも保存することができるようになりました。

  • コンソール ログ
    • コンテナー アプリと Dapr サイドカー内のコンテナーから送られる stderr および stdout メッセージ
    • カスタム ログとして、新規作成した (or 指定した既存の) Log Analytics ワークスペース内の ContainerAppConsolelogs_CL テーブルに格納される
  • システム ログ
    • Container Apps サービスによって出力されるコンテナー アプリ レベルでのシステム ログ メッセージ
    • カスタム ログとして、新規作成した (or 指定した既存の) Log Analytics ワークスペース内の ContainerAppSystemlogs_CL テーブルに格納される

格納されたログは、Log AnalyTics ワークスペースから確認することが可能になっています。

  • コンソール ログ
  • システム ログ

アプリケーション ログに対する監視オプションの追加

コンテナー アプリ環境と Log Analytics が統合されているため、デフォルトでは新規作成した (or 指定した既存の) Log Analytics ワークスペースに格納されますが、 コンテナー アプリ環境の管理ブレードにある [ログ オプション] から、Azure Monitor 経由でストレージ アカウントや Azure EventHub などにログを出力できるようになりました (パブリック プレビュー中)。

ここで、[Azure Monitor (プレビュー)] を選択すると、管理ブレードに [診断設定] が表示されるようになり、そこから、ログの出力先を設定できるようになります。

ちなみに Azure Monitor 経由で ストレージ アカウントに保存すると、以下の名称で保存されます。

  • コンソール ログ
    • insights-logs-containerappconsolelogs
  • システム ログ
    • insights-logs-containerappsystemlogs

また、Azure Monitor 経由で Log Analytics ワークスペースに保存すると、格納されるテーブル名は、以下となります。

  • コンソール ログ
    • ContainerAppConsolelogs テーブル
  • システム ログ
    • ContainerAppSystemlogs テーブル

Azure Monitor 経由で Log Analytics ワークスペースに格納されるそれぞれのログについて、以下を参照してください。

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おまけ

[Azure Monitor (プレビュー)] を選択すると、コンテナー アプリの管理ブレードから [ログ] がグレーアウトしてました。

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