2023/01/10 (現地時間) に Azure PowerShell – Az モジュール の最新版である v9.3.0 がリリースされました。
- Release Az 9.3.0 · Azure/azure-powershell
https://github.com/Azure/azure-powershell/releases/tag/v9.3.0-January2023
Azure PowerShell – Az モジュール v9.3.0 について、MSI インストーラー (x64)、(x86)、および PowerShell Gallery 経由で入手、適用可能となっています。
Azure PowerShell – Az モジュール v9.3.0 をインストールおよびインポート後、バージョンが v9.3.0 となっていることが確認できます。
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Az モジュール v9.3.0 について (意訳)
- Azure PowerShell – Az モジュール v9.3.0 インストーラー (x64) : リンク
- Azure PowerShell – Az モジュール v9.3.0 インストーラー (x86) : リンク
- Gallery Module for Azure PowerShell : リンク
PowerShell Gallery から Az をインストールする場合、次のコマンドを実行します :
Install-Module -Name Az -Repository PSGallery -Force
古い Az のバージョンからアップデートする場合、次のコマンドを実行します :
Update-Module -Name Az
SHA256 Hashes of the release artifacts
- Az-Cmdlets-9.3.0.36817.tar.gz
- 0EAD864187AB0482A0F8848AF2318BA27EFE5087C2C3E312BFD4EC93ACB01A7D
リリース ノート (9.3.0 – January 2022)
Az.Accounts
- オプトインの対話型ログイン エクスペリエンスとして、Web Account Manager (WAM) をサポートしました。’Update-AzConfig -EnableLoginByWam True’ で有効にします。
- アセンブリ ロードのメカニズムを最適化しました。
- Linux でキーリングを用いた AzKeyStore を有効にしました。
- コマンドレット クラス名を GetAzureRmContextAutosaveSetting に変更する GetAzureRmContextAutosaveSetting.cs の誤字を修正しました。
- ‘Resolve-AzError’ のエラー メッセージのサーベイを削除しました。[#20398]
Az.Aks
- ‘New-AzAksCluster’ および ‘New-AzAksNodePool’ に対して、パラメーター ‘-EnableEncryptionAtHost’ を追加しました。
- ‘New-AzAksCluster’ および ‘New-AzAksNodePool’ に対して、パラメーター ‘-EnableUltraSSD’ を追加しました。
- ‘New-AzAksCluster’ に対してパラメーター ‘-NodeKubeletConfig’、’New-AzAksNodePool’ に対してパラメーター ‘-KubeletConfig’ を追加しました。
- Added parameter for ‘New-AzAksCluster’ に対してパラメーター ‘-NodeLinuxOSConfig’、’New-AzAksNodePool’ に対してパラメーター ‘-LinuxOSConfig’ を追加しました。
- ‘New-AzAksCluster’ に対してパラメーター ‘-NodeMaxSurge’、’New-AzAksNodePool’ および ‘Update-AzAksNodePool’ に対してパラメーター ‘-MaxSurge’ を追加しました。
- ‘New-AzAksCluster’ および ‘New-AzAksNodePool’ に対して、パラメーター ‘-PPG’ を追加しました。
- ‘New-AzAksNodePool’ に対して、パラメーター ‘-SpotMaxPrice’ を追加しました。
- ‘New-AzAksCluster’ および ‘New-AzAksNodePool’ に対して、パラメーター ‘-EnableFIPS’ を追加しました。
- ‘New-AzAksCluster’ および ‘Set-AzAksCluster’ に対して、パラメーター ‘-AutoScalerProfile’ を追加しました。
- ‘New-AzAksCluster’ および ‘New-AzAksNodePool’ に対して、パラメーター ‘-GpuInstanceProfile’ を追加しました、
- ‘New-AzAksCluster’ および ‘Set-AzAksCluster’ に対して、パラメーター ‘-EnableUptimeSLA’ を追加しました。
- ‘New-AzAksCluster’ に対して、パラメーター ‘-EdgeZone’ を追加しました。
Az.ApiManagement
- ‘New-AzApiManagementBackend’ および ‘Set-AzApiManagementBackend’ コマンドレットの ResourceId パラメーターの説明をアップデートしました。 [#16868]
Az.ApplicationInsights
- ‘Get-AzApplicationInsights’ の出力オブジェクトの列挙を有効にしました。[#20225]
Az.Automation
- 例 : Start-AzAutomationRunbook は、パラメーターの順序付きディクショナリを渡す必要があります、をアップデートしました。[#20408]
Az.Batch
- 型 ‘NodeCommunicationMode’ の新しいプロパティ ‘CurrentNodeCommunicationMode’ (読み取り専用) および ‘TargetCommunicationMode’ を ‘PSCloudPool’ に追加しました
- ‘NodeCommunicationMode’ の有効な値 :
- Default
- Classic
- Simplified
- ‘PSCloudPool’ が新しい ‘TargetCommunicationMode’ 値で更新されると、Batch サービスはプールを新しい値に更新しようとし、次にプール サイズをコンピューティング ノードを 0 に変更、バックアップしようとします。
- ‘NodeCommunicationMode’ の有効な値 :
- ‘PSPrivateLinkServiceConnectionState’ の ‘ActionRequired’ 必須プロパティは、’ActionsRequired’ に変更されました。古いプロパティは古いものとしてマークされており、現在は新しいプロパティを返すだけです。 これは、既存の利用者に影響を与えるべきではないためです。
Az.Compute
- 利用可能なイメージとドキュメントのリストからイメージ ‘Win2008R2SP1’ を削除しました。 このイメージはバックエンドで使用できなくなったため、クライアント ツールはその変更に同期する必要があります。
- SIG/Community Gallery Images から Linux VM を作成する際の不具合を修正しました。
- ‘New-AzVmssConfig’ コマンドレットに ’ImageReferenceId’ 文字列パラメーターを追加しました。 これにより、ギャラリー イメージの参照を Confidential VM 機能に追加することが可能となります。
- Confidential VM 機能の ‘Set-AzVmssStorageProfile’ コマンドレットに ‘SecurityEncryptionType’ および ‘SecureVMDiskEncryptionSet’ 文字列パラメーターを追加しました。
Az.ContainerRegistry
- 正しいタグを表示するよう、’Get-AzContainerRegistry Tag’ の不具合を修正しました。 [#20528]
Az.Monitor
- ‘Remove-AzDataCollectionRuleAssociation’ の不具合を修正しました。 [#20207]
- テスト通知コマンドレットに対するサポートを追加しました。
- ‘Test-AzActionGroup’
- ‘Get-AzActivityLog’ の開始時刻パラメーターの説明を修正しました。 [#20409]
Az.Network
- 修正済みの ‘New-AzApplicationGatewayPrivateLinkIpConfiguration’ を用いた、プライベート リンクの IP 構成を取得するためのサンプルを追加しました。 [#20440]
- ‘AzPublicIpAddress’ で ‘DdosProtectionPlan’ プロパティを追加しました。
- DdosSettings を常に表示/作成するよう、’AzPublicIpAddress’ のマッピングをアップデートしました。
- PublicIpAddress および DdosProtectionPlan オブジェクトを表示する際、Ddos 関連のプロパティを追加する不具合を修正しました。
- ‘-WhatIf’ パラメーターをサポートするよう、Set-AzIpGroup コマンドレットの不具合を修正しました。
- ‘-WhatIf’ パラメーターをサポートするよう、’Add-AzLoadBalancerFrontendIpConfig’、’Add-AzLoadBalancerProbeConfig’、’Add-AzLoadBalancerBackendAddressPoolConfig’、’Set-AzLoadBalancer’、’New-AzLoadBalancerRuleConfig’、’Remove-AzLoadBalancerInboundNatRuleConfig’ コマンドレットの不具合を修正しました。[#20416]
- このプロパティを追加して DestinationPortBehavior 情報を取得および設定することにより、’Get-AzNetworkWatcherConnectionMonitor’、’New-AzNetworkWatcherConnectionMonitor’ powershell コマンドの DestinationPortBehavior の不具合を修正しました。[#15996]
Az.RedisCache
- ‘Export-AzRedisCache’ のオプション パラメーター ‘PreferredDataArchiveAuthMethod’ を追加しました。
- ‘Import-AzRedisCache’ のオプション パラメーター ‘PreferredDataArchiveAuthMethod’ を追加しました。
- geo レプリケーション リンクの 4 つの追加プロパティを追加しました :
- ‘Get-AzRedisCacheLink’ および ‘New-AzRedisCacheLink’
- ‘PrimaryHostName’
- ‘GeoReplicatedPrimaryHostName’
- ‘ServerRole’
- ‘LinkedRedisCacheLocation’
- ‘Get-AzRedisCacheLink’ および ‘New-AzRedisCacheLink’
Az.Resources
- イニシアチブが大きすぎる場合の ‘Set-AzPolicySetDefinition’ InternalServerError の以前の修正で導入された問題を修正しました。 [#20238] これにより、値のスペースが削除されます。
- スコープが ‘/’ の場合、’Get-AzRoleAssignment’ が BadRequrest になるのを修正しました。[#20323]
Az.SecurityInsights
- ‘-TriggerThreshold 0’ を用いる場合、 ‘Update-AzSentinelAlertRule’ が失敗していたのを修正しました。[#20417]
Az.Sql
- ‘Set-AzSqlServerAudit’、’Set-AzSqlDatabaseAudit’、’Set-AzSqlServerMSSupportAudit’ に「UseIdentity」というパラメーターを追加しました。
- ‘Get-AzSqlServerMSSupportAudit’ の出力に ‘IsManagedIdentityInUse’ プロパティを追加しました。
- ‘PreferredEnclaveType’ パラメーターを ‘New-AzSqlDatabase’、’Get-AzSqlDatabase’、および ‘Set-AzSqlDatabase’ コマンドレットに追加しました。
Az.StackHCI
- HCI クラスターの IMDS エンドポイントに依存する Arc 拡張機能のサポートを追加しました。
Az.Storage
- Blob リストの結果で ListBlobProperties を返します。
- ‘Get-AzStorageBlob’
- アカウントの取得結果に AllowedCopyScope を出力します。
- ‘Get-AzStorageAccount’
Az.Websites
- ポータルと同じ証明書の命名規則を利用するよう、 ‘Import-AzWebAppKeyVaultCertificate’ を修正しました。 [#19592]
コミュニティの貢献者に感謝
- Pavel Lyalyakin (@bahrep)
- New-AzDiskConfig.md : copy-pasto を修正しました。 (#20514)
- Eugene Ogongo (@eugeneogongo)
- Images.json をアップデートしました。 (#18654)
- Hiroshi Yoshioka (@hyoshioka0128)
- 誤字 (“resouce”→”resource”) を修正しました。 (#20441)
- Paul Gledhill (@pmgledhill102)
- スペルミス ‘Accpeted’ を修正しました。 (#20380)
- Cameron Sowder (@sowderca)
- Get-AzContextAutosaveSetting の誤字 (クラス名 : GetzureRmContextAutosaveSetting -> GetAzureRmContextAutosaveSetting) を修正しました。 (#20420)
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参考サイト
- Azure/azure-powershell: Microsoft Azure PowerShell
https://github.com/Azure/azure-powershell - Releases · Azure/azure-powershell
https://github.com/Azure/azure-powershell/releases - PowerShell Module Browser – PowerShell | Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/en-us/powershell/module/?WT.mc_id=AZ-MVP-4038156 - Docker Hub – Azure-PowerShell
https://hub.docker.com/_/microsoft-azure-powershell - Azure PowerShell | 焦げlog
https://kogelog.com/category/microsoft-azure/azure-powershell/