Azure Site Recovery (ASR) の更新プログラムである Update Rollup 66 for Azure Site Recovery が公開されました。
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Update Rollup 66 for Azure Site Recovery について (意訳)
導入
ここでは、Microsoft Azure Site Recovery Update Rollup 66 で修正された問題のバージョンについて、以下に説明します :
- Azure to Azure
- Modernized VMware to Azure
- Hyper-V/VMM to Azure
- Classic VMware/物理 to Azure
- Download Microsoft Azure Site Recovery Configuration Server OVF template (version 5.1.8103.0)
- Download Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) (version 9.53.6594.1)
- SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3、SUSE Linux Enterprise Server 11 SP4、RHEL5、CentOS 5、Oracle Linux 6、DEBIAN7、DEBIAN8、DEBIAN9 および UBUNTU-14.04 マシンを更新、もしくは保護するための前提条件 : 最新のモビリティ エージェント インストーラーが Microsoft ダウンロード センターからダウンロードされ、構成サーバーのプッシュ インストーラー リポジトリに配置されていることを確認します。詳細については、以下の Updating your Azure Site Recovery On-Premises components セクションを参照してください。
- Mobility service (version 9.53.6594.1)
修正された問題の詳細、およびこのアップデートをインストールする前に確認する必要のある前提条件について説明します。
前提条件
Microsoft Azure Site Recovery Provider Update Rollup 66 をインストールするには、次のどれかがインストールされている必要があります :
- Microsoft Azure Site Recovery Provider (バージョン 5.1.7600 以降)
- Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) (バージョン 9.49.xxxx.x 以降)
- Microsoft Azure Recovery Services Agent (バージョン 2.0.9202.0 以降)
このアップデートによる修正される問題と改善点
この更新プログラムをインストールすることで、次の問題を修正および改善点があります。
Mobility Service
Linux OS サポート
- Azure to Azure
- Ubuntu 22.04
- RHEL 8.7
- Cent OS 8.7
- Modernized VMware/物理 to Azure
- Ubuntu 22.04
- RHEL 8.7
- Cent OS 8.7
- Classic VMware/物理 to Azure
- RHEL 8.7
- Cent OS 8.7
修正された問題
- Mobility Service ドライバーがソース ディスクの ID を正しく検出でき、それが原因でレプリケーションの問題が発生する問題を修正しました。
- 操作のタイムアウトでフェールオーバーした Azure マシンが起動しない問題を修正しました。
- インストール中にカスタム パスが指定された場合、Modernized VMware/物理 to Azure へのシナリオで、Mobility Service の自動更新が失敗する問題を修正しました。
- SUSE Linux Enterprise Server 15 でのレプリケーションの有効化が失敗する問題を修正しました。
- 同じ BIOS ID を持つ複数のマシンで接続を確立しようとすると、Process Server が動作できなくなるという修正を追加しました。
- 保留中のデータ変更フィールドがソース マシンから正しく解析されていなかった Configuration Server の不具合を修正しました。
Microsoft Azure Site Recovery レプリケーション アプライアンス
コンポーネント | バージョン |
---|---|
物理 Discovery サーバー | 2.0.2027.28 |
Discovery サーバー | 2.0.2027.39 |
Site Recovery プロバイダー | 5.1.8103.0 |
Appliance Configuration Manager | 6.0.850.235 |
Proxy サーバー | 1.37.8614.14830 |
Replication サービス | 1.37.8614.14806 |
Re-protection サーバー | 1.38.8614.14832 |
Push インストール エージェント | 1.37.8614.14913 |
Recovery Services エージェント | 2.0.9260.0 |
Process サーバー | 9.53.6605.1 |
Microsoft Azure Site Recovery (サービス)
- 変更点はありません。
Microsoft Azure Site Recovery (ポータル)
- 変更点はありません。
Microsoft Azure Site Recovery プロバイダー
- Classic VMware/物理 to Azure へのシナリオで、アップデート後に Site Recovery プロバイダーが Recovery Services 資格情報コンテナーに接続できなかった問題を修正しました。
Azure Site Recovery オンプレミス コンポーネントのアップデート
2 つのオンプレミス VMM サイト間
- Update Rollup 66 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
- リカバリー サイトで管理している 1 台目のオンプレミス VMM サーバーに Update Rollup 66 をインストールします。
- リカバリー サイトがアップデートされた後、プライマリ サイトが管理している VMM サーバーで Update Rollup 66 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をインストールします。
オンプレミス VMM サイトと Azure 間
- Update Rollup 66 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
- オンプレミス VMM サーバー上で Update Rollup 66 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をインストールします。
- すべての Hyper-V ホストで最新の MARS エージェントをインストールします。
オンプレミス Hyper-V サイトと Azure 間
- Update Rollup 66 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
- Azure Site Recovery に登録されている Hyper-V サーバーの各ノード上のプロバイダーをインストールします。
オンプレミス VMware/物理サイトと Azure 間
- Update Rollup 66 for Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup をダウンロードし、オンプレミス管理サーバーをアップデートします。Configuration サーバーと Process サーバー ロールを含むサーバーです。
- スケールアウト Process サーバーがある場合、次にそのサーバーで Update Rollup 66 for Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup を実行、アップデートします。
- Master Target サーバーが存在する場合、こちらの手順を確認してアップデートします。
- Azure Portal にアクセスし、[保護されたアイテム] > [レプリケートされたアイテム] ページに移動します。このページの VM を選択します。各 VM のページの下部に表示されている [Update Agent] ボタンをクリックします。これは、すべての保護されている VM 上の Mobility Service Agent をアップデートします。
- 対象のマシンに適用可能なインストールをダウンロードします。
- 仮想マシンをアップグレード、もしくは保護する前に、インストーラーを Configuration サーバーおよびスケールアウト Process サーバーの INSTALL_DIR\home\svsystems\pushinstallsvc\repository フォルダーにコピーします。 たとえば、以下は Configuration サーバー/Process サーバーのインストール パスが C:\Program Files (x86)\Microsoft Azure Site Recovery の場合のフォルダー名です :
- C:\Program Files (x86)\Microsoft Azure Site Recovery\home\svsystems\pushinstallsvc\repository
- インストーラーをコピーした後、services.msc に移動し、InMage PushInstall サービスを再起動します。
最新の再起動中のエージェントのバージョン | バージョンへのアップグレード | 再起動の必須可否について |
---|---|---|
9.25 | 9.27 | 必須ではない |
9.25 | 9.28 | 必須ではない |
9.25 | 9.29 | 必須ではない |
9.25 | 9.30 | 必須です。 最初にバージョン 9.29 にアップグレードしてからバージョン 9.30 にアップグレードする前に再起動します (最後の再起動が実行されたバージョンとターゲット バージョンとの違いが 4 以上のため)。 |
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参考
Azure Site Recovery | Microsoft Azure
Get best-in-class Disaster Recovery as a Service (DRaaS) to help ensure application availability and fast recovery. Prot...
Azure Site Recovery documentation
Set up disaster recovery to Azure for on-premises workloads, and Azure VMs.