Microsoft Azure Storage Explorer v1.28.0 がリリースされました

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2023/02/15 に Azure Storage Explorer の最新版である v1.28.0 がリリースされました。

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Azure Storage Explorer v1.28.0 について (意訳)

February 2023 (Version 1.28.0, building 20230214.5. Mac arm64 build 20230214.4)

Storage Explorer バージョン 1.28.0 にようこそ。 このリリースで、クローズした (修正した) すべての issue 一覧は、こちらをご確認ください。主な変更点については、以下に記載しています。

macOS ARM64 Preview

Storage Explorer for macOS ARM64 (Apple silicon) is now available for preview. All binaries and executables other than AzCopy now natively target ARM64. This greatly reduces the amount of emulation used to run Storage Explorer, and should lead to better performance and battery life.

We encourage those on Apple silicon Macs to try the preview and share your feedback. We will be working towards the GA of Storage Explorer for macOS ARM64 in the near future, and all feedback helps towards this goal. You can download the preview here.

Storage Explorer for macOS ARM64 (Apple silicon) がプレビューで利用できるようになりました。また、AzCopy 以外のすべてのバイナリと実行可能ファイルは、ARM64 をネイティブにターゲットにするようになりました。これにより、Storage Explorer の実行に使用されるエミュレーションの量が大幅に削減され、パフォーマンスとバッテリー寿命が向上します。

Apple silicon Mac を利用しているユーザーは、プレビューを試して、フィードバックを共有してください。近い将来、Storage Explorer for macOS ARM64 の GA に向けて取り組んでおり、すべてのフィードバックが役立ちます。プレビューはこちらからダウンロード可能です。

新しい Electron バージョンと Windows 7/8/8.1 サポートについて

Storage Explorer は現在、Electron 22 を利用しています。このバージョンの Electron では、さまざまな改善と不具合修正が行われています。この変更は、Windows 7/8/8.1 をサポートする Storage Explorer の最後のバージョンになることも意味します。これは 2023/01/10 に Windows 7 ESU サポートが終了、および Windows 8.1 の延長サポートが終了するのと一致しています。

テキスト プレビューの改善

テキストをプレビューできるコンテンツ タイプのビルト イン リストに、追加のコンテンツ タイプが追加されました。これらには以下が含まれます :

  • text/xml
  • application/xml
  • application/json

Storage Explorer の以前のバージョンと同様に、プレビューするファイルのテキスト プレビューが有効になっていない場合は、[設定] > [サービス] > [ストレージ アカウント] > [テキストのプレビュー拡張機能] に移動し、ファイルの拡張子をリストに追加することができます。

テキスト プレビューでは、任意のサイズのファイルのプレビューもサポートされるようになりました。ただし、ファイルの最初の 10 MB のみがプレビューされます。この場合、プレビュー タブの上部にステータス バー メッセージが表示され、ファイルが大きすぎて全体をプレビューできないことが通知されます。

ファイル全体をプレビューしたい場合、ファイルをダウンロードして、デフォルトのテキスト エディターで開くことができます。

最後に、テキスト プレビュー中に Ctrl/Cmd+F を用いてテキストの検索が可能になりました。

SAS 期限切れの警告

SAS トークンで認証されたデータを表示する際、SAS トークンの有効期限が近づいている場合、Storage Explorer は警告を表示するようになりました。警告は、データ エクスプローラーの上部に表示されます。

さらに SAS トークンの有効期限が切れると、有効期限が切れたことを知らせるメッセージが表示されます。

開く際のファイル拡張子の信頼

Storage Explorer を使用すると、BLOB とファイルをすばやくダウンロードし、ダブルクリックまたはコンテキスト メニューを用いて既定のアプリケーションで開くことができます。ただし、Storage Explorer はデフォルトで特定のファイル拡張子のセットのみを信頼し、信頼されていない拡張子を持つファイルを開こうとすると、Storage Explorer はファイルを開くかどうかを確認するよう求めます。信頼できるリストに追加のファイル拡張子を追加する設定がありますが、これは面倒な場合があります。ファイル拡張子を簡単に信頼できるようにするために、確認ダイアログでファイル拡張子を信頼できるリストに追加するチェックボックスが追加されました。

AzCopy ログの自動削除

成功した転送の AzCopy ログを自動的に削除する設定が追加されました。成功した転送とは、失敗、もしくはスキップされた項目がない転送です。転送が完了すると、ログはすぐに削除されます。この設定は、[設定] > [譲渡] > [AzCopy] > [成功した転送のログの自動削除] にあります。

BLOB コンテナーとファイル共有間でのコピー

blob コンテナーからファイル共有に、もしくはその逆として blob をコピーできるようになりました。blob とファイル共有の違いにより、サービス間のコピーを実行すると一部のプロパティが失われることに注意してください。たとえば、blob をファイル共有にコピーする場合には blob タグは保持されず、ファイル共有から blob コンテナーにコピーする場合には SMB 情報は保持されません。

ADLS Gen2 Blob コンテナーのプレフィックスによるフィルター処理

ADLS Gen2 blob コンテナーでプレフィックスでフィルター処理できるようになりました。プレフィックス テキスト ボックスによるフィルターは、アドレス バーの横にあります。

ファイル共有でのサブディレクトリ プレフィックス検索

ファイル共有でプレフィックスでフィルタリングする場合、プレフィックスに / を含めることができるようになりました。プレフィックスに 1 つ以上の / を含めると、プレフィックスの最後の / の前の部分で指定されたサブディレクトリが、最後の / の後のプレフィックスの部分で名前が始まるファイルとフォルダのみによってフィルタリングされます。

タグによるフィルタリング時のマルチ Blob ダウンロード

タグで blob をフィルタリングする際、一度に複数の blob をダウンロードできるようになりました。ダウンロードする blob を選択し、コンテキスト メニュー、もしくは blob コンテナー データ エクスプローラーのツールバーで [ダウンロード] をクリックするだけです。

Azure AD 資格情報を用いてテーブルをコピーする

Azure AD 資格情報のみを使用してテーブルをコピー アンド ペーストできるようになりました。以前は、SAS トークン、もしくはアカウント キーがある場合にのみ、テーブルをコピーして貼り付けることができました。

クローン中の Blob タグの保持

Storage Explorer は、blob のクローンを作成するときに BLOB タグを保持するようになりました。blob をクローンするには、対象の blob を選択し、コンテキスト メニュー、もしくは blob コンテナー データ エクスプローラーのツールバーで [クローン] をクリックします。

ADLS Gen2 フォルダーのリース操作

ADLS Gen2 フォルダーでリースとリースの解除ができるようになりました。フォルダーをリース/リースを解除するには、フォルダーを選択し、コンテキスト メニュー、もしくは blob コンテナー データ エクスプローラーのツールバーで [リースの取得]/[リースの解約]をクリックします。

ADLS Gen2 Soft Delete 機能フラグの削除

ADLS Gen2 blob コンテナーの Soft Delete が GA したため、ADLS Gen2 の Soft Delete 機能フラグが設定から削除されました。ADLS Gen2 blob コンテナーでは、Soft Delete に関連するすべての機能をデフォルトで利用可能です。

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