2023/11/08 (現地時間) に VMware PowerCLI 13.2.0 がリリースされた旨のアナウンスがありました。
- Introducing PowerCLI 13.2 – VMware PowerCLI Blog
https://blogs.vmware.com/PowerCLI/2023/11/introducing-powercli-13-2.html
VMware PowerCLI 13.2.0 のリリースノートは、以下となります。
- VMware PowerCLI 13.2.0 Release Notes
https://vdc-repo.vmware.com/vmwb-repository/dcr-public/c59c5417-e2df-4c49-a5c2-24bc430a7817/c12e32fb-96b3-4e14-b29a-6d65fb7509a7/vmware-powercli-132-release-notes.html
VMware PowerCLI 13.2.0 の変更点やユーザーガイドなどについては、以下 VMware サイトにリンクが纏められています。
- VMware PowerCLI – VMware {code} – 13.2.0
https://developer.vmware.com/web/tool/13.2/vmware-powercli/
VMware PowerCLI 13.2.0 のインストールについて、上記サイトの「Downloads」、もしくは PowerShell Gallery 経由から可能となっています。
- PowerShell Gallery | VMware.PowerCLI 13.2.0.22746353
https://www.powershellgallery.com/packages/VMware.PowerCLI/13.2.0.22746353
なお、Hyper-V の機能がインストールされている環境の場合、相変わらず以下のエラーメッセージ (コマンドレットが重複する) が表示されるため、注意が必要です。
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VMware PowerCLI 13.2.0 におけるアップデート内容 (意訳)
機能の追加
- VMware PowerCLI で VMware Cloud Foundation REST API を管理する機能を提供する、VMware.Sdk.Vcf.CloudBuilder モジュールと VMware.Sdk.Vcf.SddcManager モジュールを追加しました。
- vSphere Lifecycle Manager ホストの望ましい状態をエクスポートするため、新しいコマンドレットが VMware.VimAutomation.Core モジュールに追加しました。
- Export-LcmVMHostDesiredState
- 最も影響力のある vSAN パフォーマンス コントリビューター一覧を取得する以下の新しいコマンドレットを VMware.VimAutomation.Storage モジュールに追加しました。
- Get-VsanPerformanceContributor
- 入力デポとソフトウェア仕様に基づいた vLCM 準拠のオフライン バンドルを作成する新しいコマンドレットを VMware.ImageBuilder モジュールに追加しました。
- New-OfflineBundle
修正
- New-VmcSddc および New-VmcSddcCluster コマンドレットは、新しいホストの種類 – I4I をサポートするよう、拡張しました。
- Get-VsanSpaceUsage コマンドレットは、返されるオブジェクトに EsaOjectOverhead 値を含めるよう、変更しました。
- VMware.Vim および VMware.Sdk.vSphere.* モジュールは、VMware vSphere 8.0 Update 2 の API 機能をサポートするよう、アップデートしました。
- VMware.VimAutomation.Storage モジュールは、VMware vSAN 8.0 Update 2 の API 機能をサポートするよう、アップデートしました。
- VMware.Sdk.Srm モジュールは、VMware Site Recovery Manager 8.8 の API 機能をサポートするよう、アップデートしました。
- VMware.Sdk.Vr モジュールは、vSphere Replication 8.8 の API 機能をサポートするよう、アップデートしました。
- VMware.Sdk.Nsx.Policy モジュールは、NSX 4.1.2 の API 機能をサポートするようにアップデートしました。
- VMware.VimAutomation.HorizonView モジュールは、VMware Horizon 8 2306 の API 機能をサポートするよう、アップデートしました。
不具合修正
- タグ付けとコンテンツ ライブラリ コマンドレット
- タグ付けやコンテンツ ライブラリ機能 (Get-TagAssignments、Get-SpbmStoragePolicy など) を使用する特定のコマンドレットが動作を停止し、vCenter を再起動する必要がありました。
- Remove-AlarmAction
- Remove-AlarmAction は、SNMP アクションのすべてのトリガーを削除するわけではありませんでした。
- Set-VMHostNetworkAdapter
- Set-VMHostNetworkAdapter -AutomaticIPv6 $false を実行すると、静的に構成された IPv6 アドレスも削除されていました。
- Connect-VIServer
- 同じ PowerShell セッションで Connect-VIServer を用いて再起動した後、ESXi ホストに再接続すると、“Object reference not set to an instance of an object” という種類のエラー メッセージが表示されて失敗していました。
- Get-vSANStat
- Get-vSANStat が失敗し、vSAN ESA 機能が利用できないことを示すエラー メッセージが表示されていました。
- すべての ImageBuilder コマンドレット
- pip を介した pyVmomi のパブリック配布物をマシンにインストールしている場合、すべての VMware.ImageBuilder コマンドレットは機能しませんでした。
- New-IsoImage、New-PxeImage、および Export-EsxImageProfile
- Python バージョン 3.8 以降を使用している場合、VMware.ImageBuilder モジュールを通じて生成されたイメージは、イメージの作成中に問題が発生しなかった場合でも起動に失敗していました。
- Remove-EsxSoftwarePackage
- Remove-EsxSoftwarePackage は、イメージ プロファイルから無効なソフトウェア パッケージを削除するときに警告をスローしませんでした。
モジュールのアンインストールについて
以下のコマンドを実行することで、PowerCLI 13.2.0 のモジュールをすべて削除することが可能です。
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関連サイト
- Home – VMware PowerCLI Blog
https://blogs.vmware.com/PowerCLI/ - VMware Developer Documentation
https://developer.vmware.com/powercli - PowerShell Gallery | Home
https://www.powershellgallery.com/