2024/01/29 (現地時間) に Microsoft Configuration Manager Technical Preview version 2401 が公開された旨のアナウンスがありました。
Microsoft Configuration Manager Technical Preview version 2401 の機能については、以下の Microsoft Docs サイトに記載 (英語) されています。
- version 2401 から追加された新機能および機能改善内容抜粋 (意訳)
- ソフトウェア アップデート問題の自動診断ダッシュボード
- 一元化された検索ボックスの導入 : コンソールで必要なものを簡単に発見
- Microsoft Azure Active Directory が Microsoft Entra ID にブランド変更
- 動的変数を用いたソフトウェア パッケージ デプロイの機能強化
- CMG 仮想マシン スケール セットの自動イメージ パッチ適用の有効化
- Windows 23H2 をサポートする Window 11 準備ダッシュボード
- このバージョンの Configuration Manager からのクライアント通信では、HTTPS /拡張 HTTP の有効化が必須
- CMG V1 が cloud service (classic) として実行されている場合、CM 2403 へのアップグレードをブロック
- Windows Server 2012/2012 R2 オペレーティング システムのサイト システムの役割は、このバージョンの Configuration Manager ではサポートされません
- Bitlocker の改善
- Configuration Manager リソース
- 関連サイト
version 2401 から追加された新機能および機能改善内容抜粋 (意訳)
Update 2401 for Technical Preview Branch は、Microsoft Configuration Manager Technical Preview コンソールから利用可能です。新規インストールの場合、Microsoft Endpoint Configuration Manager Technical Preview Branch の 2401 ベースライン バージョンは CM2401TP-Baseline、もしくは Evaluation Center から入手可能です。
Technical Preview Branch リリースでは、一般公開になる前にテスト環境で新しい Configuration Manager 機能を試すことが可能です。
最新の Technical Preview についてのご意見について、コンソールから直接フィードバックを送信してください。
ソフトウェア アップデート問題の自動診断ダッシュボード
新しいダッシュボードがコンソールの監視ワークスペースに追加され、環境内のソフトウェア更新の問題の診断が表示されます。CM のトラブルシューティング ドキュメントに基づいてソフトウェア アップデートの問題を修正可能です。
一元化された検索ボックスの導入 : コンソールで必要なものを簡単に発見
ユーザーは CM コンソールのグローバル検索ボックスを使用できるようになり、検索エクスペリエンスが合理化され、情報へのアクセスが一元化されます。CM の全体的な使いやすさ、生産性、有効性が向上します。ユーザーは必要な情報を見つけるために複数のノードやセクション/フォルダーを移動する必要がなくなり、貴重な時間と労力の節約が可能です。
Microsoft Azure Active Directory が Microsoft Entra ID にブランド変更
Configuration Manager バージョン 2403 以降、Microsoft Azure Active Directory は Configuration Manager 内で Microsoft Entra ID に名前変更されます。
動的変数を用いたソフトウェア パッケージ デプロイの機能強化
UI 管理者に再試行回数が導入されると、「エラー時に続行」がチェックされていない状態で動的変数を介して「ソフトウェア パッケージのインストール」をクライアントにデプロイするときに、配布ポイント上のパッケージ バージョンがアップデートされた場合でも、タスク シーケンスの失敗に関する通知が送信されなくなります。
CMG 仮想マシン スケール セットの自動イメージ パッチ適用の有効化
このバージョンの CM Configuration Manager クラウド管理ゲートウェイ (CMG) 仮想マシン スケールは、シームレスかつ自動アップデートのための自動イメージ パッチ適用の有効化が導入されており、この効率的なソリューションで環境を最新かつ安全に保つことが可能です。
Windows 23H2 をサポートする Window 11 準備ダッシュボード
このバージョンの Configuration Manager では、Windows 11 準備ダッシュボードに Windows 23H2 のグラフが表示されます。
このバージョンの Configuration Manager からのクライアント通信では、HTTPS /拡張 HTTP の有効化が必須
HTTP のみの通信は非推奨となり、このバージョンの Configuration Manager からサポートが削除されました。クライアント通信用に HTTPS または拡張 HTTP を有効にしてください。
CMG V1 が cloud service (classic) として実行されている場合、CM 2403 へのアップグレードをブロック
クラウド管理ゲートウェイ V1 (CMG) を cloud service (classic) で実行している場合、Configuration Manager 2403 をアップグレードするオプションはブロックされます。すべての CMG デプロイでは仮想マシン スケール セットを使用する必要があります。
Windows Server 2012/2012 R2 オペレーティング システムのサイト システムの役割は、このバージョンの Configuration Manager ではサポートされません
2403 以降、Windows Server 2012/2012 R2 オペレーティング システムのサイト システムの役割は、どの CB リリースでもサポートされなくなりました。
Bitlocker の改善
このリリースには、Bitlocker に対する次の改善が含まれます :
- フィードバックに基づき、この機能によりキー エスクローの適切な検証が保証され、メッセージのドロップが防止されます。キーがデータベースに正常にエスクローされたかどうかを検証し、エスクローが成功した場合にのみキー プロテクターを追加します。
- この機能は、エスクローの失敗が発生した場合に BitLocker がデータベースにバックアップされないキーでボリュームを保護する、潜在的なデータ損失シナリオを防ぎます。
Configuration Manager リソース
- Documentation for Configuration Manager Technical Previews
https://learn.microsoft.com/mem/configmgr/core/get-started/technical-preview - Try the Configuration Manager Technical Preview Branch
https://www.microsoft.com/evalcenter/evaluate-system-center-configuration-manager-and-endpoint-protection-technical-preview - Documentation for Configuration Manager
https://learn.microsoft.com/mem/configmgr/ - Configuration Manager Forums
https://aka.ms/cmcbforums - Configuration Manager Support
https://aka.ms/cmcbsupport
関連サイト
- Configuration Manager Blog – Microsoft Community Hub
https://techcommunity.microsoft.com/t5/configuration-manager-blog/bg-p/ConfigurationManagerBlog - Microsoft Configuration Managerドキュメント | Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/mem/configmgr/ - Microsoft Evaluation Center
https://www.microsoft.com/evalcenter/