2024/02/06 (現地時間) に Azure PowerShell – Az モジュール v11.3.0 がリリースされました。
- Release Az 11.3.0 · Azure/azure-powershell
https://github.com/Azure/azure-powershell/releases/tag/v11.3.0-Feb2024
修正版の Azure PowerShell – Az モジュール v11.3.0 について、MSI インストーラー (x64)、(x86)、および PowerShell Gallery 経由で入手、適用可能となっています。
Azure PowerShell – Az モジュール v11.3.0 をインストールおよびインポート後、バージョンが v11.3.0 となっていることが確認できます。
なお、すでに Az モジュールがインストールされている環境で Update-Module コマンドレットを用いて v11.3.0 にアップデートしようとすると、以下の画面ようなエラーが出力され、失敗することを確認しています。
原因としては、何かしらの要因で Az.psd1 の署名がスキップされたためとなり、回避するためには一旦 Az モジュールをアンインストールした後で、再インストール必要があるとのことです。
※PowerShell v7 を使っている環境の場合、Windows PowerShell に過去の Az モジュールが残存している場合があります。そのため、PowerShell v7 と Windows PowerShell の両方で Az モジュールをアンインストールする必要があります。
- Az モジュール v11.3.0 について
- リリース ノート (11.3.0 - February 2024)
- Az.Accounts 2.15.1
- Az.Aks 6.0.1
- Az.DataFactory 1.18.1
- Az.ElasticSan 1.0.0
- Az.KeyVault 5.2.0
- Az.Migrate 2.3.0
- Az.Monitor 5.0.1
- Az.Network 7.4.0
- Az.Nginx 1.0.0
- Az.RecoveryServices 6.7.1
- Az.Resources 6.15.0
- Az.Sql 4.14.0
- Az.SqlVirtualMachine 2.2.0
- Az.StackHCI 2.3.0
- Az.StackHCIVM 1.0.0
- Az.Storage 6.1.1
- Az.Websites 3.2.0
- コミュニティの貢献者に感謝
- リリース ノート (11.3.0 - February 2024)
- 参考サイト
Az モジュール v11.3.0 について
- Azure PowerShell – Az モジュール v11.3.0 インストーラー (x64) : リンク
- Azure PowerShell – Az モジュール v11.3.0 インストーラー (x86) : リンク
- Gallery Module for Azure PowerShell : リンク
PowerShell Gallery から Az をインストールする場合、次のコマンドを実行します :
Install-Module -Name Az -Repository PSGallery -Force
古い Az のバージョンからアップデートする場合、次のコマンドを実行します :
Update-Module -Name Az
Docker イメージ
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:latest
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:alpine-3.16
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:11.3.0-alpine-3.16
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:alpine-3.17
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:11.3.0-alpine-3.17
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:debian-11
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:11.3.0-debian-11
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:debian-12
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:11.3.0-debian-12
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:mariner-2
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:11.3.0-mariner-2
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:ubi-8
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:11.3.0-ubi-8
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:ubi-9
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:11.3.0-ubi-9
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:ubuntu-20.04
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:11.3.0-ubuntu-20.04
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:ubuntu-22.04
- mcr.microsoft.com/azure-powershell:11.3.0-ubuntu-22.04
SHA256 Hashes of the release artifacts
- Az-Cmdlets-11.3.0.38269.tar.gz
- 426A7673167588D6F090B3BF7156CB21419FA68C5F247C29F9E02C52476B3F50
リリース ノート (11.3.0 – February 2024)
Az.Accounts 2.15.1
- Azure PowerShell Common のリファレンスを 1.3.90-preview にアップグレードしました
- Azure.Identity 1.10.3 にアップグレードしました [#23018].
- トークン キャッシュの名前を ‘msal.cache’ から ‘msal.cache.cae’、’masl.cache.nocae’ に変更しました
- すべてのサービス プリンシパルのログイン方法で継続アクセス評価 (CAE) を有効にしました
- Web アカウント マネージャー (WAM) を介した Microsoft アカウント (MSA) でのサインインをサポートしました。 ‘Set-AzConfig -EnableLoginByWam True’ で有効化します
- ‘Get-AzContext/Tenant/Subscription’ および ‘Invoke-AzRestMethod’ の出力形式がよりユーザーフレンドリーになるよう調整しました
- 複数の ‘x-ms-unique-id’ 値の問題を修正しました
Az.Aks 6.0.1
- ‘Install-AzAksCliTool’ の解決パス問題を修正しました
Az.DataFactory 1.18.1
- 不具合修正のため、メタデータを StoreWriteSettings に追加しました
- ADF で ADF Warehouse、Mysql V2 および Salesforc をサポートしました
Az.ElasticSan 1.0.0
- モジュール Az.ElasticSan が一般提供 (GA) になりました
Az.KeyVault 5.2.0
- パラメーター ‘UseUserManagedIdentity’ を追加、’SasToken’ をオプションにすることで、ユーザー マネージド ID による認証をサポートしました
Az.Migrate 2.3.0
- ‘Data.Replication’ のサポートを追加しました
Az.Monitor 5.0.1
- 古い重大な変更の警告を削除しました [#24033]
Az.Network 7.4.0
- いくつかの小さな問題を修正しました
- ‘EnableRequestBuffering’ パラメーターと ‘EnableResponseBuffering’ パラメーターを含めるよう、’New-AzApplicationGateway’ をアップデートしました
- ‘NewAzureApplicationGatewayFirewallPolicy’ のデフォルト ルール セットを CRS3.0 から DRS2.1 に変更しました
- Added optional property ‘Profile’ to ‘New-AzFirewallPolicyIntrusionDetection’
オプション プロパティ ‘Profile’ を ‘New-AzFirewallPolicyIntrusionDetection’ に追加しました - ネットワーク仮想アプライアンスの接続子リソースをアップデートするための新しいコマンドレットを追加しました
- ‘Update-AzNetworkVirtualApplianceConnection’
- New-AzNetworkVirtualAppliance に ‘InternetIngressIp’ プロパティのサポートを追加しました
- ネットワーク仮想アプライアンスで ‘InternetIngressIp’ プロパティをサポートするため、新しいコマンドレット – ‘New-AzVirtualApplianceInternetIngressIpsProperty’ を追加しました
- 新しい AuxiliaryMode 値 ‘AuxiliaryMode.Floating’ を追加しました
- AzureFirewallPacketCapture のサポートを追加しました
Az.Nginx 1.0.0
- General availability of ‘Az.Nginx’ モジュールが一般提供 (GA) しました
Az.RecoveryServices 6.7.1
- taiwannorth (台湾北部)、taiwannorthwest (台湾北西部) リージョンの CRR (クロス リージョン レプリケーション) サポートを追加しました
- 出力タイプが ‘ASRVaultSettings’ であるコマンドレットに対する重大な変更通知を追加しました
- AzureVM の標準ポリシーから拡張ポリシーへの移行に関する警告を追加しました
- PassThru が指定されていない場合にジョブ オブジェクトを出力するよう、Unregister-AzRecoveryServicesBackupContainer コマンドレットをアップデートしました
- バックアップ用のプライベート エンドポイントの状態を返すための Get-AzRecoveryServicesVaultSettingsFile コマンドレットの問題を修正しました
Az.Resources 6.15.0
- RoleAssignment および RoleDefinition 関連のコマンドで ‘-SkipClientSideScopeValidation’ をサポートしました [#22473]
- ディスク上に一時ファイルを作成する代わりに –stdout フラグを使用するように Bicep ビルド ロジックをアップデートしました
- 一部のリソースの種類の影響を受ける、’Get-AzResource’ に ‘-ApiVersion’ が指定されている場合の例外を修正しました
Az.Sql 4.14.0
- ‘DatabaseFormat’ パラメーターおよび ‘PricingModel’ パラメーターを ‘New-AzSqlInstance’、’Set-AzSqlInstance’ に追加しました
- ‘New-AzSqlDatabaseFailoverGroup’ および ‘Set-AzSqlDatabaseFailoverGroup’ の重大な変更メッセージを追加しました
- ‘FailoverPolicy’ パラメーターのデフォルト値が ‘自動’ から ‘手動’ に変更しました
- Azure SQL Managed Instance の外部ガバナンス状態を更新するため、新しいコマンドレットを追加しました
- ‘Invoke-AzSqlInstanceExternalGovernanceStatusRefresh’
- ‘ExternalGovernanceStatus’ プロパティの返しをサポートするため、’Get-AzSqlInstance’ をアップデートしました
Az.SqlVirtualMachine 2.2.0
- コマンドレット ‘New-AzSqlVM’ のパラメーター ‘VirtualMachineResourceId’ の不具合を修正しました
Az.StackHCI 2.3.0
- WAC に関する問題を修正しました
- 23H2 デバイスの登録は、クラウド展開のみに制限しました
Az.StackHCIVM 1.0.0
- モジュール Az.StackHCIVM が一般提供 (GA) になりました
Az.Storage 6.1.1
- Microsoft.Azure.Storage.Blob を参照するいくつかのコード ブランチを削除しました
- ‘Get-AzStorageBlob’
- 共有スナップショットを削除する際のプロンプト メッセージ、および一覧表示する際の出力形式をアップデートしました
- ‘Remove-AzStorageShare’
- ‘Remove-AzRmStorageShare’
- ‘Get-AzRmStorageShare’
Az.Websites 3.2.0
- ‘New-AzWebAppSlot’ のあいまいな位置引数を修正しました
コミュニティの貢献者に感謝
- @ronnykarlsson
- ApiVersion を用いた Get-AzResource の例外を修正しました (#24041)
- @Marty-Me
- あいまいな位置引数を修正しました (#23888)
参考サイト
- Azure/azure-powershell: Microsoft Azure PowerShell
https://github.com/Azure/azure-powershell - Releases · Azure/azure-powershell
https://github.com/Azure/azure-powershell/releases - PowerShell Module Browser – PowerShell | Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/en-us/powershell/module/?WT.mc_id=AZ-MVP-4038156 - Docker Hub – Azure-PowerShell
https://hub.docker.com/_/microsoft-azure-powershell - Azure PowerShell | 焦げlog
https://kogelog.com/category/microsoft-azure/azure-powershell/