Update Rollup 73 for Azure Site Recovery が公開されました

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Azure Site Recovery (ASR) のアップデート プログラム、Update Rollup 73 for Azure Site Recovery が公開されました。

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Update Rollup 73 for Azure Site Recovery について

導入

ここでは、Microsoft Azure Site Recovery Update Rollup 73 で修正された問題のバージョンについて、以下に説明します :

修正された問題の詳細、およびこのアップデートをインストールする前に確認する必要のある前提条件について説明します。

前提条件

Microsoft Azure Site Recovery Provider Update Rollup 73 をインストールするには、次のどれかがインストールされている必要があります :

  • Microsoft Azure Site Recovery Provider (バージョン 5.23.x 以降)
  • Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) (バージョン 9.57.xxxx.x 以降)
  • Microsoft Azure Recovery Services Agent (バージョン 2.0.9202.0 以降)
[コントロール パネル] – [プログラムと機能] からインストールされているバージョンを確認することが可能です。

このアップデートによる改善点と修正された問題

この更新プログラムをインストールすることで、次の問題を修正および改善点があります。

Mobility Service

Linux OS サポート
  • Azure to Azure
    • Debian 12
    • Ubuntu 18.04 Pro
  • Modernized VMware/物理 to Azure
    • Debian 12
    • Ubuntu 18.04 Pro
改善点
  • Azure to Azure レプリケーション シナリオ用の Lsv2 シリーズ VM サポートを追加しました。
  • Linux ベースの VMware VM にて、GPT タイプのパーティショニングが原因でレプリケーションの有効化がブロックされるという改善を追加しました。
  • 再同期操作がサービスの再起動操作後に自動的にトリガーされないよう、再同期操作に改善を追加しました。
不具合修正
  • Azure to Azure レプリケーション シナリオのレプリケーション操作を有効にする際、USB タイプのストレージ デバイスのブロックを追加しました。
  • RHEL 9 VM でカーネルをアップデートした後にマシンが起動しなくなる、Azure to Azure レプリケーション シナリオの問題を修正しました。
  • Azure to On-premise で、初期レプリケーションがデッドロックにより進行しない問題を修正しました。
  • レプリケーションが進行中であっても、レプリケーション ポイント作成失敗のエラー メッセージが生成される問題を修正しました。
  • 正しいドライバーが自動的に選択されないために、マシンが互換性のあるカーネルで実行されている後でもマシンが起動しないという、Azure to Azure レプリケーション シナリオの問題を修正しました。

Microsoft Azure Site Recovery レプリケーション アプライアンス

改善点
  • プロセス サーバーで、プロキシの詳細が更新されない問題を修正しました。
コンポーネント バージョン
物理 Discovery サーバー 2.0.2027.28
Discovery サーバー 2.0.2027.39
Site Recovery プロバイダー 5.24.0317.5
Appliance Configuration Manager 6.0.1084.64
Proxy サーバー 1.39.8974.21613
Replication サービス 1.39.9035.17265
Re-protection サーバー 1.41.9035.17276
Push インストール エージェント 1.41.9035.16640
Recovery Services エージェント 2.0.9917.0
Process サーバー 9.60.6956.1

Azure Site Recovery オンプレミス コンポーネントのアップデート

オンプレミス VMware/物理サイトと Azure 間 (Modernized)

  1. Appliance Configuration Manager に移動し、オンプレミス管理アプライアンスが最新であることを確認します。 そうでない場合、最新バージョンよりも古いコンポーネントの最新バージョンをダウンロードします。
  2. Azure portal に移動し、[保護されたアイテム] > [レプリケートされたアイテム] ページに移動します。 このページで VM を選択します。各 VM のページの下部に表示される [エージェントのアップデート] ボタンを選択します。これにより、すべての保護された VM 上のモビリティ サービス エージェントがアップデートされます。

オンプレミス VMware/物理サイトと Azure 間 (Classic)

  1. Update Rollup 73 for Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup をダウンロードし、オンプレミス管理サーバーをアップデートします。Configuration サーバーと Process サーバー ロールを含むサーバーです。
  2. スケールアウト Process サーバーがある場合、次にそのサーバーで Update Rollup 73 for Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup を実行、アップデートします。
  3. Master Target サーバーが存在する場合、こちらの手順を確認してアップデートします。
  4. Azure Portal にアクセスし、[保護されたアイテム] > [レプリケートされたアイテム] ページに移動します。このページの VM を選択します。各 VM のページの下部に表示されている [Update Agent] ボタンをクリックします。これは、すべての保護されている VM 上の Mobility Service Agent をアップデートします。
注 :SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3、SUSE Linux Enterprise Server 11 SP4、RHEL5、CentOS 5、DEBIAN7、DEBIAN8、および DEBIAN9 マシン用の Microsoft Azure Site Recovery をアップデート、もしくは保護している場合は、必ず以下の手順に従ってください。
  • 対象のマシンに適用可能なインストールをダウンロードします。
  • 仮想マシンをアップグレード、もしくは保護する前に、インストーラーを Configuration サーバーおよびスケールアウト Process サーバーの INSTALL_DIR\home\svsystems\pushinstallsvc\repository フォルダーにコピーします。 たとえば、以下は Configuration サーバー/Process サーバーのインストール パスが C:\Program Files (x86)\Microsoft Azure Site Recoveryの場合のフォルダー名です :
    • C:\Program Files (x86)\Microsoft Azure Site Recovery\home\svsystems\pushinstallsvc\repository
  • インストーラーをコピーした後、services.msc に移動し、InMage PushInstall サービスを再起動します。
すべての最新の変更がソース コンピューターに読み込まれていることを確認するために、Mobility エージェントをアップグレードするたびに再始動することを推奨します。しかし必須ではありません。最後の再起動中のエージェントのバージョンと現在のバージョンの差が 4 より大きい場合、再起動は必須です。詳細な説明については次の表を参照してください。
最新の再起動中のエージェントのバージョン バージョンへのアップグレード 再起動の必須可否について
9.25 9.27 必須ではない
9.25 9.28 必須ではない
9.25 9.29 必須ではない
9.25 9.30 必須です。
最初にバージョン 9.29 にアップグレードしてからバージョン 9.30 にアップグレードする前に再起動します (最後の再起動が実行されたバージョンとターゲット バージョンとの違いが 4 以上のため)。
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参考

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